過去最高の参画企業数13社 企業探究コース「コーポレートアクセス」のキックオフミーティングを開催 ~ 会社を越えた仲間との対話を通して自己に目を向ける時間であり、新たな気づきを得るサードプレイスに~

企業探究コース「コーポレートアクセス」今年度第1回キックオフミーティング開催

弊社では今年度も、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」の提供を開始しました。学校での授業も開始されたのと同時に、企業探究コース「コーポレートアクセス」に関わる企業の方々も様々な準備を進めています。

2023年5月26日(金)に、コーポレートアクセス参画企業13社の皆さん、そして学校と企業をつなぐ弊社学校コーディネーターが集まり、今年度初の顔合わせとなる第1回キックオフミーティングを聖学院中学校・高等学校( https://www.seigakuin.ed.jp/ )で開催しました。

キックオフミーティングが、参画企業の方々にとって学びの場であることに加え、企業を越えた仲間との対話を通して自己に目を向け、新たな気づきを得るためのサードプレイスになることも今年度は企図しています。

▼企業探究コース「コーポレートアクセス」とは? https://quest.eduq.jp/corporateaccess/

「コーポレートアクセス」とは、弊社が開発・提供を行う、探究学習プログラム「クエストエデュケーション(通称クエスト)」にラインナップされる、14種のプログラムの中の一つです。

クエストは、「答えのない問いに『私』として向き合うこと」を特徴としており、誰かに言われたことや決まったことではなく、その人が本心からどう思っているのか、何を大切にしているのかを探求する、主体的な学びを大事にしています。2022年度には、全国37都道府県320校約6万2,000人の生徒が取り組んでいます(2023年3月31日時点)。

そして、企業探究コース「コーポレートアクセス」では、「企業とともに未来をつくる」をコンセプトに、教室で生徒たちが実在する企業へのインターンシップを体験します。働くことの意義や経済活動について学びながら、自分たちの手で未来をつくることを学ぶ。自らの大切にするものを探求し、自分と世界の見方が変わるような学びを目指しています。

探究学習プログラム「クエストエデュケーション」

「コーポレートアクセス」授業の様子(動画)

参画企業の方々は、インターンである生徒たちに「ミッション(課題)」を出し、実際に学校訪問や中間発表会に参加したり、最終発表の場である「クエストカップ全国大会」での審査を行います。このように、インターン先の先輩として生徒たちと関わりながら、1年間をとおして生徒たちの学びに寄り添っていきます。

また、企業の方々で集まる「コーポレートアクセスミーティング(CAミーティング)」や、学校を越えて生徒や先生が集まる発表の場「クエストミーティング」にも参加していきます。

■5月26日(金)キックオフミーティングの様子

ミーティングの冒頭、弊社ファシリテーターの寺崎から「この場を企業と学校以外のサードプレイスとしてホッと安心できるような場に、そしてコーポレートアクセスに関わる時間を通してワクワクする気持ちになっていただけるようにしていきたい」という願いを参加者に伝えてスタートしました。

ファシリテーター 寺崎佑亮(教育と探求社)

プログラムの内容について説明をしたのち、企業を越えて作られたグループ内でアイスブレイクとしてサイコロトークを行いました。最近ハマっていることや中高生時代の思い出などのテーマで話を聞き合い、お互いのことを知る時間となりました。

続いて、各企業から自社の事業内容、そしてなぜこのプログラムに参画したのかを紹介し合いました。企業名は知っていても事業内容までは知らなかった企業のことを理解でき、また各企業がコーポレートアクセスに期待することの違いを知れたりと興味深く会話されている様子が印象的でした。

最後に、「コーポレートアクセスをあなたにとってどんな場にしたいですか?」という問いについて1人ひとりが考え、紙に書いてグループ内でシェアしました。

「成長」「既成概念の打破」「次の挑戦につなげる場」「ワクワクする気持ちを増やす場」など、58枚の紙にはそれぞれの思いと期待が溢れていました。

■キックオフミーティング後の参加企業のコメント

ミーティング終了後、参加者からは以下のような感想が寄せられました。

・仕事のうえで利害関係のない方たちと集まって話をするという楽しさと可能性を感じた時間でした。生徒たちに会って、社会人として何かを伝えられたらという思いと、自分も学んで成長したいという思いがあります。

・昨年度、生徒たちに伴走する際、関わり方やフィードバックで自分が感じたことをありのまま伝えることができず、社会人として取り繕ってしまった場面があったため、今年はもっとありのまま、かつ、生徒と同じ目線で関われるようにしたいと意気込んでいます!

・各企業様がどのような目的で参加されているかを知ることができて、コーポレートアクセスのプログラムにかける期待や思いを肌で感じることができました。今回のミーティングは今後の学校訪問に役立つと思いました。

・会場が学校だったのもとても良かったです。普段オフィス街しか出歩かなくなってしまっているので、廊下や校庭の生徒さん達の様子を拝見できて、同じ社会で生活していることを実感しました。

以前からプログラムに参加されている方にとっては「新たに自分の目標を確認する場」、そして今年度から初めて参画される方にとっては「心強い仲間と出会えた場」となったようです。

また、弊社学校コーディネーターからも、企業の方との交流を通して、以下のようなコメントが出ました。これから全国の学校に訪問する仲間としての、気持ちの高まりを感じました。

・参加者同士終始関わり合い、学校に行くと生徒はどんな様子なのか、これから楽しみなことなどたくさんの意見交換が行われ、会場全体が活気に包まれているのを肌で感じる、そんな時間が過ぎていきました。

・今年度参画いただく企業のみなさんと弊社コーディネーターが、ここから始まるという気持ちの高まりを持つとともに、まだ見ぬ全国の生徒たちに出会えることに、期待が膨らむ時間となりました。

6月から、全国各地ですでに学校訪問が始まっています。生徒たちと出会い、対話することで、新たな気づきを得た参加者も多くいるようです。コーポレートアクセスを通して、生徒はもちろん、大人も「答えのない問いに『私』として向き合う」時間を過ごしていきたいと思います。