【学生インターン第一期生:藤井秀弥さん 〜自分らしさのスタートは、クエストにあった。”主体的”に取り組むことで得られるもの。(前編)~】

2022年に開設した大阪営業所では学生インターンを受け入れ、教育と探求社の社会的役割や、学校の外から教育に関わる意味を共に考えています。今回は、学生インターン第一期生として、ご活躍いただいた藤井秀弥さんに、クエストエデュケーションやインターンでの経験について、お話をうかがいました。

藤井さんは、プログラミング、ゲーム制作、読書などを趣味とし、大学では情報工学を専攻。中でも、プログラミングに関しては、世界最高峰の競技プログラミングAtcoderのコンテストに出場するなど、論理的思考能力やプログラミングの知識、経験を積み重ね、日々磨きをかけています。そして、ご自身の得意分野や興味を活かし、2023年4月からはITエンジニアとして、社会人生活をスタートさせています。

そんな藤井さんと教育と探求社の出会いは、藤井さんが中学2年生の時でした。彼が、取り組んだ弊社の探究学習プログラム・クエストエデュケーションコーポレートアクセス」では、実在する企業でのインターンを体験。その中で、大和ハウス工業のインターンとして参加し、探究学習の祭典「クエストカップ全国大会」への出場も果たしました。

今では多くの生徒に取り組まれている探究学習プログラム・クエストエデュケーションですが、当時、中学2年生としては初めてプログラムに取り組む生徒でした。

インターンを経験した藤井秀弥さん

Q.教育と探求社で、学生インターンをすることになったきっかけは?
「新卒で就職する企業のキーワードに”人間力”というものがあり、それをもっと理解するためには、どうすれば良いかを考えていました。その中で、自分の人生を振り返ってみると、”自分らしさのスタートは、クエストにあった”ということに気づきました。

こで、教育と探求社についてインターネットで調べてみると、なんと私の中学時代の宮北先生(元・西大和学園教諭、現・教育と探求社 大阪営業所所長)を発見しました。」

実は、藤井さんが中学時代を過ごした西大和学園中学の宮北先生は、学校での探究学習の経験を活かし、教育と探求社の大阪営業所所長として学校の外から探究教育に関わるようになっていたのです。

「宮北先生を発見したからには、このご縁を活かさないわけにはいかない!と思い、教育と探求社に連絡をしたことが、学生インターンをすることになったきっかけです。とは言っても、最初からインターンをすることになるとは考えていませんでしたが(笑)。」

Q.”自分らしさのスタートは、クエストにあった”、という藤井さん。中学時代にクエストに取り組んだ思い出を聞かせてください。
「正直に話すと、クエストに対するやる気は、最初からあった訳ではありませんでした。しかし、取り組むうちに、少しずつエンジンがかかり、他の授業とは明らかに異なる、自由に自分の発想を話せる楽しさを知りました。

次第に、自分たちの想像を超えたアイデアも浮かぶようになりました。大和ハウス工業の(擬似)インターンの課題に取り組む中で、チームメンバーから、”振ると充電できる懐中電灯”のアイデアが出されると、そこからどんどん発想が広がっていき、最終的には”宇宙エレベーター”のアイデアに辿り着きました。これは、自分たちが思っているよりも、ずっと自由な発想を生み出すことができた経験でした。

クエストでは、自分たちが主体的に学ぶことができるし、自分たちが発表した内容を”いいね!”と言ってもらえる学校生活で経験する他のどの時間とも明らかに異なっていました。」

Q.高校進学後、クエストの経験はどのように生かされたと思いますか?
高校に進学した藤井さんは、に参加していました。
「高校進学後、参加していた文部科学省”スーパーグローバルハイスクール”で、ベトナムへの研修旅行の機会がありました。

研修旅行中、ベトナムにはマンホールがないことに気づいたことをきっかけに、私は、”下水道の改修”を旅のテーマにしながら、現地の下水道状況の調査をして過ごしていました。帰国後、研修旅行について発表する機会があったのですが、自分自身で”下水道の回収”をテーマを設定して過ごしたおかげで、私独自の視点を持った発表をすることができました。

テーマを持って取り組むことで、自分のアンテナの張りかたが変わり、しっかり学びのある濃い時間になったと実感することができました。これは、クエストでテーマに対して自主的に取り組んだ経験が生きたエピソードだと思っています。」

中学時代にクエストで学んだことをしっかり生かしながら高校時代を過ごした藤井さん。
そんな藤井さんが、就職を目前に教育と探求社でのインターンを通して学んだことは・・・。続きは後編へ

 

※文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」:加速するグローバル化を踏まえ、高等学校段階から国際的素養を身に付け、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを育成することを目的とした文部科学省の取り組み。「スーパーグローバルハイ スクール」に指定された高等学校等での質の高いカリキュラムを開発・実践している。
https://sgh.b-wwl.jp/
https://www.mext.go.jp/content/20191223-mxt_koukou02-00003471_1.pdf

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