社会が大きく変容していく中で、学校もまた変容を求められています。
不確実性の高い社会を生きる子どもたちに、褪せることのない力を身に着けてほしい。
これはすべての学校経営者とすべての教師の願いではないでしょうか?そのために、生徒が主体性を発揮して自ら学び始めること、教師が生徒の持てる力を存分に引き出すこと、そして望む進路へと生徒の後押しをしてあげられること。
学校は新しい時代を生きていく子どもたちのために、それを支える教育力を高めていく必要があります。
教育と探求社は、学校の教育理念を磨くこと、教師の教育観を更新すること、生徒が探求的に学びはじめることを統合的にサポートすることで学校の教育力を高めていきます。
そのような本質的な学校の進化は、学校の魅力を高め、生徒や保護者から選ばれる学校となります。
お持ちの課題感やニーズの実現に向けて、
教育と探求社ならではの統合的なサポートを実施します。
下図のように、1年間を3つのフェーズに分けて行い、学校全体の教育力を高めていきます。
まずはありたい姿を定めることから取り組みます。その上で理想の学校を実現するために、組織開発のメソッドを活用して職員室全体に変革の輪を広げたり、育てたい生徒像に向かうカリキュラムを磨き上げたり、学校が持つ様々な資源の活用法を検討するなど、具体的なアプローチを展開します。
1年間をかけてフェーズ3を終えるころには、生徒にも変化が生じてきます。生徒同士の学び合いが自然と起きたり、生徒が主体的に計画性を持って学び始めたり、明確な進路意識を持ち始めたり、一人ひとりが代わりはじめます。このように学校全体に目に見える変化があらわれ、新たな学校として第一歩をふみ出していく事を目指します。
目的地の明確化
学校の目指す姿を実現するため、まずは担当の先生や、現場の先生など関わる方々へののヒアリングを行い、現状を明らかにした上で目的地を明確にします。
各学校の状況をふまえ、理想を実現するために行うべき教員向け研修や授業の実践、方針に応じた予算の再分配など、年間の計画を具体的にご提案します。
教員向け研修、授業の実践
教員向け研修や、授業の実践を行っていきます。受動的に知識を吸収するだけではなく、能動的に知恵をしぼる学びを教員自身が「体験」し、学校において今求められている「主体的・対話的な学び」をはじめとする新たな教育観を形成、自らの授業で実践していきます。
評価と計画
教員向け研修や授業の実施での実践結果をもとに、評価と計画を行います。教職員の振り返りのワークショップやアンケートを通じ、あらためて現状を把握し、当初の課題がどれくらい達成できたかを検証。そして理想を実現するために、次の打ち手を検討します。
学校コンサルティング事業担当
岡本剛
予測不可能な時代において、教師としてのあり方に迷う先生方は多いのではないでしょうか。指導要領の改訂にはじまり、先生方に求められるものは多種多様となっています。そして生徒が身につけなければいけないとされる能力もまた、比例して膨らんでいます。そのような時に最も重要なのは、先生自身が、生徒にとってそれらの能力や「新たな学び」とされるものが必要であると確信していることだと考えています。その確信の先に新たな学校像があり、求める生徒像を実現する組織に繋がると思います。
<プロフィール>
1987年生まれ。様々な職業を経て北陸の私立高校に入職。会計担当の後、事務長として予算編成、施設計画、組織開発、キャリア教育プログラムなど学校改革の様々な業務に携わる。現在は地域連携特命担当・学校コーディネーターを務める。