概要
社会が大きく変容していく中で、学校もまた変容を求められています。不確実性の高い社会を生きる子どもたちに、褪せることのない力を身に着けてほしい。
これはすべての学校経営者とすべての教師の願いではないでしょうか?そのために、生徒が主体性を発揮して自ら学び始めること、教師が生徒の持てる力を存分に引き出すこと、そして望む進路へと生徒の後押しをしてあげられること。学校は新しい時代を生きていく子どもたちのために、それを支える教育力を高めていく必要があります。
教育と探求社は、学校の教育理念を磨くこと、教師の教育観を更新すること、生徒が探求的に学びはじめることを統合的にサポートすることで学校の教育力を高めていきます。そのような本質的な学校の進化は、学校の魅力を高め、生徒や保護者から選ばれる学校となります。
解決できる課題と成果
探究を軸としたカリキュラムを設計したいがノウハウがない
年間約440校の探究学習を支援したノウハウを活かし、学校独自の教育課程を設計することが可能です。探究と教科を有機的に接続し、生徒の学びを最大化するカリキュラムを設計します。
学校独自の探究学習プログラムを開発したい
「地域」や「医療」など学校のご希望に合わせて特色を打ち出した探究学習プログラムの設計が可能です。テーマに沿って生徒は深く探究を進めていきます。
教師の研究に対するマインドセットが醸成されていない
検収でのインプットと授業実践でのアクションラーニングを繰り返す事で、手触り感のある研究のマインドセットとスキルを獲得します。
特徴
探究を軸に教科の授業や学校生活まで変化を起こす
「探究的な学び方」を取り入れると、教科の授業の軸が「知識」から「問い」に移ります。すると学校生活や行事など、全てが学びの時間となり、生徒が主体の学校に変わっていきます。主体的・対話的で深い学びが学校全体に浸透していきます。
「学校が持つ強み・特徴・文化」を活かしながら「世の中が学校に求めるもの」を取り入れる
学校が培ってきた文化や強みを活かしながら、今求められているものを取り入れるためのカリキュラム設計や研修を行います。この掛け合わせによって唯一無二の学校を目指します。
二人三脚から自走化へ
一方的な知識や戦略の押しつけをすることはなく、先生方の想いと教育と探求社の知見を掛け合わせて新しい価値を共創します。初めは二人三脚で伴走し、目指す姿に近づいたら自走化に向けてサポートいたします。
内容
年間の流れ
下図のように、1年間を3つのフェーズに分け、学校全体の教育力を高めていきます。
まずはありたい姿を定めることから取り組みます。その上で理想の学校を実現するために、組織開発のメソッドを活用して職員室全体に変革の輪を広げたり、育てたい生徒像に向かうカリキュラムを磨き上げたり、学校が持つ様々な資源の活用法を検討するなど、具体的なアプローチを展開します。
1年間をかけてフェーズ3を終えるころには、生徒にも変化が生じてきます。生徒同士の学び合いが自然と起きたり、生徒が主体的に計画性を持って学び始めたり、明確な進路意識を持ち始めたり、一人ひとりが代わりはじめます。このように学校全体に目に見える変化があらわれ、新たな学校として第一歩をふみ出していく事を目指します。
各フェーズの流れ
目的地の明確化
学校の目指す姿を実現するため、まずは担当の先生や、現場の先生など関わる方々へののヒアリングを行い、現状を明らかにした上で目的地を明確にします。
各学校の状況をふまえ、理想を実現するために行うべき教員向け研修や授業の実践、方針に応じた予算の再分配など、年間の計画を具体的にご提案します。
教員向け研修、授業の実践
教員向け研修や、授業の実践を行っていきます。受動的に知識を吸収するだけではなく、能動的に知恵をしぼる学びを教員自身が「体験」し、学校において今求められている「主体的・対話的な学び」をはじめとする新たな教育観を形成、自らの授業で実践していきます。
評価と計画
教員向け研修や授業の実施での実践結果をもとに、評価と計画を行います。教職員の振り返りのワークショップやアンケートを通じ、あらためて現状を把握し、当初の課題がどれくらい達成できたかを検証。そして理想を実現するために、次の打ち手を検討します。
担当者から
学校コンサルティング事業担当 関 建
社会の変化に伴い教育も変革が迫られる中で、「どのようなカリキュラム・コンテンツを提供すべきかわからない」、「ぼんやりとした理想の姿はあるものの、そこに向かうために学校を変えていく方法がわからない」という先生の声を耳にします。学校が積み上げてきた歴史や強みを最大限活かしながら、外部環境の変化に伴う要請に応え、生徒、保護者、先生など学校に関わる皆様がより幸せになれるような変化を起こします。学校ごとにオーダーメイドで、先生を主体として伴走させていただくことで、ノウハウを学校に残し、自走化いただけることを目指します。