東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。

2019年10月20日(日)、愛知県名古屋市の東邦高等学校にて、東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。

東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。
関西16校212名の中高生が集合!中高生と企業人の探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 WEST」を開催しました。
2019年クエストエデュケーション参画企業

クエストミーティングは、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」を受講している各学校の代表生徒が一堂に集まり、企業人と共に学び合う場です。他校の生徒や企業人と意見を交わして対話の力を実感し、異なる文化に触れることで自らの学びを深め、探究活動のヒントを持ち帰ります。

本年度2回目となる今回のクエストミーティングは、愛知県名古屋市にある東邦高等学校のご協力を得て開催。3校総勢42名の中高生、8名の企業人、4校10名の先生、クエストOBOGが3校から3名集まり、学校や役割の枠を超えて意見を交わしあいました。

まずは会場に全員が集まった後、東邦高等学校マーチングバンド部によるウェルカム演奏から始まります。

東邦高等学校 マーチングバンド部によるウェルカム演奏
東邦高等学校 マーチングバンド部によるウェルカム演奏

東邦高等学校マーチングバンド部による力強い演奏を受け、参加者に力がみなぎっていきました。

今回のクエストミーティングでは、生徒たちがこれまで考えてきた企画を、他校の生徒や企業人に共有し、お互いに意見を出し合いながらブラッシュアップしていきます。

東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。
東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。
東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。

様々な学校の生徒や企業人、先生やクエストOBOGと3~5名のチームになって自己紹介をしあった後は、それぞれのチームで、生徒たちがこれまでの授業で考えてきた企画内容を順番に発表していきました。企画づくりの過程を振り返りながら、悩んでいることや感じていることもチームで共有し合います。

「初めてミッションを見た時、難しすぎて何をしたらいいのかわからなかった」
「ブレインストーミングでアイデアを出すのは楽しかった」
「今考えている企画でいいのか悩んでます」

それに対して、企画のどこがすごいと感じたか、どのような点が気になったか、改善のアイデアなど、感想や質問を生徒も企業人も先生も混ざってお互いに伝えあいました。

東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。
東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。

さて、それぞれの企画についてたくさんの感想や質問、アイデアを出したり受け取ったりした後は、自分たちの企画に集中です。

感想をもらったことで自信が湧いたり、質問されてこれまで気づいていなかった視点に気づいたり。そんな中から、自分たちの企画をよりよくするために何をしていくか、次のアクションを考えました。

「教育についての企画だけれど、教育とは何かについてもう一度考えなおそう」
「健康って自分たちはこう考えていたけれど、違う意見もあるのかもしれない」

クラスの先生には聞いたけれど、他の学校の先生はどう考えるだろう。
自分たちだけで考えるのではなくて、企業の人や他の学校のみんなにも聞いてみよう。

企画をより磨いていくため、今日ここに集まっている生徒や企業人、先生やクエストOBOGに、インタビューをしにいきました。

東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。
東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。
東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。

インタビューを行う中で、さらなる企画の課題に直面することもあれば、インタビューのやりとりのちょっとした一言から気づきを得て、アイデアが広がっていくこともありました。

インタビューの時間が終わったあとは、今日1日の取り組みを振り返って感じたことを、共有しました。

「考え方を変えてみるというきっかけをつくることができました。」

「自分たちが考えたことだけではなく、その先に気づかせてくれるいい時間になった。新しい目標を見つけることができた。」

「自分で思っていたよりもかなり良い方向に受け取ってもらえたことがすごく嬉しかった。ずっとどうしていいかわからなかったことが解決できたような気がしてこの場に参加できて本当によかった。」

「今までとは違い、思っていたことを言えて、本当の意味で話し合いができた気がした。他人と意見を交流することで考えてもみない発想がたくさん出てくるのかなと思った。」

「こういう場所で話すことがにがてな僕だけどみなさんに助けてもらったのでとてもよかったです。」

「企画ができた背景などが思い出せてこれは使えると思うものもあった。」

東海にて中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング2019 東海」を開催しました。

クエストミーティング2019東海終了後には、企業人と先生でも集まり、最後に振り返りを行いました。

「できる限り楽しむ。かかってこい。常に本気で向き合いたいという思いを持って取り組みみました。気になることを出し合い、自分も本気で出したのですが、(生徒のアイデアは)自分が思いもしない切り口のものがあって、正直負けたと思いました。負けたとかではないのですが。それぐらい上も下もないことを実感しました。自分のアイデアになるとその視点を生徒が持てないのがもったいないと思います。どうしたらその視点を自分に向けられるのか。大人が本気で向き合う姿勢を見せ続けることしかないと思うんですよね。熱量が伝播すること。そういった場一つひとつを大切にしたいです。」(企業人)

「生徒だけでなく、この場に参加しているどんな人にも学びになっていることを改めて実感しました。企業側として参加する企業人、先生方にも学びの場になっていて、学生にもいい経験。この取組をずっと継続させていくとなると、経験した学生がよかったよと広めること、先生方もここで学べるよということを伝えてもらって、より多くの学生が参加して、考える力、生きていく力を習得できる取り組みだと思いました。長く継続できるよう頑張りたいです。」(企業人)

「今、学びが深まったというシーンを見ることができた。ポツっとでてきた言葉。そのポツを拾うことをしていきました。」(クエストOBOG)

「中学から持ち上がりの生徒が多いと、お互いに刺激し合うことはないんですよね。生徒も先生も。いつも学校でやっている仲間、先生ではなく、いつもと違う人と関わる機会が貴重で、その時に刺激があるのだということを再認識しました。人と人との出会い。来年もいっぱい生徒をここに連れていきたいです。」(先生)

それぞれが学校や企業といった枠を超えて対話する中で、様々な気づきや学びを得た時間となったのではないでしょうか。

今年度3回目となるクエストミーティングは11月16日(土)、関東地区で開催いたしました。
2019年度クエストエデュケーションにご参加のみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!