【開催報告】さいたま市内の中高生と地元企業15社がコラボし、地域にイノベーションを起こすプランを社会発信する「さいたまカップ2024」を開催、与野南中学校と浦和商業高校がグランプリ獲得

2024年12月25日(水)、大宮国際中等教育学校にて、市内中学校7校・高等学校2校より選出された代表34チームが出場しました。中学生部門では与野南中学校の三幸製作所(さいたま市西区)を担当したチームがグランプリ、高校生部門では浦和商業高等学校の内藤環境管理(さいたま市南区)を担当したチームが見事グランプリを獲得。

株式会社教育と探求社(本社:東京都千代田区、代表取締役:宮地 勘司、以下「教育と探求社」)は、地域の可能性を発見しイノベーションを生み出す探求プロジェクト「engine(エンジン)」を開発し、地域に根ざした取り組みを進めています。

【さいたまカップ2024について】

2024年度に「さいたまエンジン」に取り組んだ市内9校約400チームより、15社の代表として34チームが選出され、2024年12月25日(水)に行われた「さいたまカップ2024」にて、さいたま市をより良くするためのイノベーションプランを社会に向けて発信しました。

<中学校部門 グランプリ>

与野南中学校(株式会社三幸製作所)「ROSE VORTEX」チーム

<高校部門 グランプリ>

浦和商業高等学校(内藤環境管理株式会社)「トイストーリーズ」チーム

【開催報告】さいたま市内の中高生と地元企業15社がコラボし、地域にイノベーションを起こすプランを社会発信する「さいたまカップ2024」を開催、与野南中学校と浦和商業高校がグランプリ獲得

今年度より中学生部門に加えて、高校生部門を新設。当日はさいたま市教育長の竹居秀子氏や株式会社Will Lab代表取締役の小安美和氏、サッカー元日本代表の福田正博氏、いちご株式会社取締役の長谷川拓磨氏らが審査委員を務めました。

中学生部門グランプリを獲得した「ROSE VORTEX」チームは、三幸製作所の「医療用吸引技術」と「さいたま市はバラとの縁がある」を掛け合わせ、「結婚式におけるバラの噴射をよりダイナミックにしよう!」と提案しました。

きっかけは、「『結婚』は人生における大きな節目の一つであるにもかかわらず、華やかさが足りない」と感じたからだそう。吸引器にバラを詰め込み噴射することで、より盛大に結婚式を彩ることができ、さらにバラを使った取り組みを多くの人に知ってもらうことで、人口流入の多いさいたま市がより有名になることを願った企画です。

審査委員からは「少子高齢化という時代背景の中で、中学生からは一見接点が見出しづらい『結婚』というテーマに着目したことが意義深く、また『医療用吸引技術』をバラの噴射に利用するという大胆で柔軟な発想にとても刺激を受けた」と評価されました。

【開催報告】さいたま市内の中高生と地元企業15社がコラボし、地域にイノベーションを起こすプランを社会発信する「さいたまカップ2024」を開催、与野南中学校と浦和商業高校がグランプリ獲得

高校生部門グランプリの「トイストーリーズ」チームは、内藤環境管理の「分析技術」を活用することで廃棄物を安心安全なリソースにできると考え、リサイクルセンターを併設する「桜環境センター」(さいたま市桜区)にて「廃棄物をおもちゃにして遊ぶ」という提案でした。

近年の子どもたちは外で遊ぶことが少なくなっていることに加え、廃棄物の処理のされ方としてリサイクルがまだまだ少ないとを感じたことから、「廃棄物を用いて子どもたちがもっと遊べる場所を増やしたい」という想いに繋がったそうです。

「データを用いながら客観的に課題点を見出し、その課題点の中から可能性を見出して何かできないか?という視点で企画が考えられていました。また『子どもが外で遊んでいない現状』と『廃棄物のリサイクル化』という一見相関が見出しづらい事柄同士を組み合わせることで新たな企画を生む、という独創性が感じられる発表でした」と評価されました。

【開催報告】さいたま市内の中高生と地元企業15社がコラボし、地域にイノベーションを起こすプランを社会発信する「さいたまカップ2024」を開催、与野南中学校と浦和商業高校がグランプリ獲得

<参加した生徒の声>

「地域のために何ができるかを考えて働きたいです」

「働いている人はきちんとした雰囲気だと思っていたけど、話してみれば面白い人ばかりで働くことが楽しみになった」

「自分たちが気づいていないだけで、さいたま市には色々な良いところがあるのだと思いました」

さいたまエンジンとは】

​「さいたまエンジン」は、株式会社教育と探求社が開発した地域探究プログラム「engine」を活用し、さいたま市がウェルビーイング(Well-being)なまちづくりを目指すプロジェクトです。

将来を担う中学生と今を生きるさいたま市の企業とが協働し、「さいたま市をより良くするためのイノベーションプラン」を生み出し提案していきます。

2022年度のプロジェクトモデル実施では、さいたま市内の公立中学校3校(浦和中学校、岸中学校、大宮国際中等教育学校)の生徒が、企業のリソース(事業の特色や強み)とさいたま市のリソース(魅力や可能性)を探究し、さいたま市をより良くするための「イノベーションプラン」を半年間考え、企業にプレゼンテーションを行いました。

2023年度は市内7校の中学生約1,100名とさいたま市の企業13社が協働し、2024年度は市内7校の中学生約1500名と新たに市内2校の高校生約400名がさいたま市の企業15社と協働するなど、それぞれの年でさいたま市をより良くするためのイノベーションプランを創り上げました。次年度もさらに高校での取り組みが増える見込みです。

2024年度参加校

植竹中学校/大砂土中学校/岸中学校/西原中学校/美園南中学校/与野東中学校/与野南中学校/浦和商業高等学校/クラーク記念国際高等学校(五十音順)

2024年度参加企業

オリジン/サイサン/佐伯工務店/三幸製作所/シンミドウ/デサン/内藤環境管理/日さく/ハッピースマイル/ポーライト/毎日興業/マレリ/武蔵コーポレーション/吉田電工/リビコー(敬称略・五十音順)

【開催報告】さいたま市内の中高生と地元企業15社がコラボし、地域にイノベーションを起こすプランを社会発信する「さいたまカップ2024」を開催、与野南中学校と浦和商業高校がグランプリ獲得

<審査委員>

(五十音順)

【開催報告】さいたま市内の中高生と地元企業15社がコラボし、地域にイノベーションを起こすプランを社会発信する「さいたまカップ2024」を開催、与野南中学校と浦和商業高校がグランプリ獲得

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社教育と探求社 エリア企画部
寺崎(mail:sai@eduq.jp)

【株式会社教育と探求社】

全国41都道府県 約490校 約104,000名の生徒に探究学習プログラム「クエストエデュケーション」を提供。探究的な学びのトップランナーとして多くの学校・企業から信頼を得ている。