無意識に意識を向け、願いの手がかりを探る―パーパス・ラボ vol.3 開催レポート
2026年3月26日(木)、埼玉県のイノベーション拠点・渋沢MIXにて、「パーパス・ラボ〜願いが人を変え、地域が動き出す3つのワークショップ〜」の最終回(vol.3)を開催しました。
本企画は、埼玉県の学校と企業という異なるセクターの人々が垣根を越えて交わり、
「自分はなぜ、今この仕事をしているのか」
「自分は本当は何を願っているのか?」
という原点に立ち返ることを目的とした、全3回のプログラムです。
渋沢MIXという、挑戦や共創が生まれる場に集った参加者たちは、自身の内面と向き合うことを通じて、個人の願いと地域の未来との接点を探っていきました。

忙しい日常の中で、「無意識」の声に耳を澄ます
日々の業務や意思決定の多くは、言葉やロジックによって進められています。一方で、その前提となる価値観や直感、言葉になる前の感覚に意識を向ける機会は、限られています。
変化が激しく、正解が一つではない時代においては、「何を考えるか」だけでなく、「自分は何を大切にし、どこへ向かいたいのか」という内面の感覚が、より重要になっています。
パーパス・ラボは、忙しい日常から一歩離れ、自己と対話する場です。第1回・第2回では「頭(概念)」と「心(価値観)」を切り口に願いの輪郭を探索してきました 。最終回となる今回は「身体パート」として、アートの力を借りながら、言葉になる前の「無意識」の領域に目を向け、自らの願いを可視化して行く時間となりました 。
アートと対話で描く、自らの「願いの姿」
最終回では、思考だけでなく、身体感覚や直感を手がかりに自分の内面にアクセスするワークを行いました。
まず一人で渋沢MIX内外を歩きながら、ふと「気になる」と感じたものに目を向け、そこから浮かび上がる感覚や思いを文字にしていきます。
次に、そこから自分が感じたことを様々な素材を切り貼りして表現。その後、作品に込めた思いや背景をペアインタビューで共有しました。
他者との対話を通じて、自分一人では気づけなかった「自分らしさ」や「願いの輪郭」が、より鮮明に浮かび上がっていきました。


パーパスは、未来を動かす力になる
私たちは、パーパス(願い)は一度定めて終わるものではなく、何度も立ち返り、問い直され続けながら深まっていくものだと考えています。
全3回を通して見つめてきた、
「大切にしたいこと(根)」
「できること(幹)」
「願っている世界の姿(葉)」
これらは、個人のキャリアや学びを支える土台となり、それぞれが関わる学校や企業、そして地域でのこれからの実践を動かす力へとつながっていきます。
渋沢MIXという場で育まれた一人ひとりの「願い」は、やがてそれぞれの現場に持ち帰られ、新たなアクションとして芽吹いていくはずです。
その一人ひとりの小さな一歩が、地域や社会を動かす大きな力につながっていくことを願っています。
参加者の声
回を増すごとに楽しくなりました。他の方の作品を見て、自分のあるべき姿とは違う観点に触れられたことがとても印象的で、全3回参加して本当によかったです。
初めての参加でしたが、ペアインタビューを通じて一人では気づけないコラージュの解釈を引き出してもらえたのが面白かったです。今後は職員室の先生方の話にもっと耳を傾けたいと感じました。
固定観念を捨てて言語化することの大切さに気づきました。大人の姿を子どもは見ている。自分が本当にやりたいこと、実現したいことは何かをこれからも考えていきたいです。
無心で手を動かすワークが新鮮で、幼少期を思い出しました。考え方や発想の違いを認め合う大切さを感じ、自分自身の願いを再確認する貴重なきっかけになりました。
今後の展開について
「パーパス・ラボ」は2026年度も、教育・企業・地域を横断しながら、人が自らの問いと願いに立ち返る場として定期的に開催していく予定です。
また、「パーパス・ラボ」で活用した探究学習プログラム「MY PURPOSE(マイパーパス)」は、企業研修や教員研修、生徒向けプログラムとしても展開しいます 。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
▼ MY PURPOSEのプログラム内容(教育と探求社 公式サイト):https://quest.eduq.jp/mypurpose/

お問い合わせ先
株式会社教育と探求社
担当:北見 洋平
Email:sai@eduq.jp
TEL:03-6674-1234