自分の願いの“手がかり”に気づく対話の時間―パーパス・ラボ vol.2 開催レポート
2026年3月5日(木)、埼玉県のイノベーション拠点・渋沢MIXにて、「パーパス・ラボ〜願いが人を変え、地域が動き出す3つのワークショップ〜」の第2回を開催しました。
本企画は、学校と企業という異なるセクターの人々が垣根を越えて交わり、
「自分はなぜ、今この仕事をしているのか」
「自分の本当の願いは何なのか?」
という原点に立ち返ることを目的とした、全3回のワークショップシリーズです。

忙しい日常の中で、「自分軸」を見つめ直す
現代社会では、SNSや動画などから膨大な情報が流れ続け、大人も子どもも常に外部からの刺激にさらされて「何に注意を向けるか」を競い合う“アテンション・エコノミー”の環境に置かれています。
その結果、「どう進めるか」「どう成果を出すか」といった手段にばかり意識が向き、「なぜ学ぶのか」「何のために働くのか」といった問いを自分軸で考える時間は少なくなっています。
パーパス・ラボでは、そうした日常から一歩離れ、自分の内面に向き合う場です。第1回では「概念のレンズ」を使い、自分がどのような前提や見方で世界を捉えているのかに気づく時間となりました。
▼ 「願い」に立ち返ることで学びと実践が動き出す―パーパス・ラボ vol.1 開催レポート:https://eduq.jp/news/purposelab-vol1-report/
第2回となる今回は「心パート」として、「価値観」を切り口に、自分を突き動かす「願い」の正体を深掘りしていきました。

価値観カードで描く、自らの「願い」
メインワークの「価値観カードゲーム」では、さまざまな言葉が書かれたカードの中から、自分が今大切にしたい価値観を直感的に選んでいきます。
その後、ペアインタビューを行い、「なぜその価値観を大切にしているのか」という背景やエピソードを互いに共有しました。
さらに、対話を通して感じ取った「相手が大切にしている価値観」をカードとして贈ることで、自分ひとりでは気づかなかった「願いの輪郭」が少しずつ浮き彫りになっていきました。

参加者にとって、大切にしていることや内なる願いと向き合いながら、自分のキャリアや学びを見つめ直す時間になりました。立場や専門の異なる参加者との対話は、互いの視点を広げ、自分自身の価値観をより深く捉え直すきっかけとなったようです。
パーパスは、問い直され続けるもの
私たちは、パーパス(願い)は一度定めて終わるものではなく、何度も立ち返り、問い直されていくものだと考えています。
今回のワークショップで生まれた「自分はどんな世界を願っているのか」という問いを抱えたまま現場に戻ることで、次の実践を動かす力へとつながっていくことを願っています。
参加いただいた企業の方・先生の声
自分の中からたくさんの素敵な言葉が出てきた。特に印象に残ったのは「自由」。「自由って何だろう」と考えてもなかなか言語化できなかったけれど、ペアインタビューで相手ががうまく言語化してくれてとても心地よかった。
自分が選んだ価値観や生き方を考えた時に、イキイキしている姿を大切な人に見せたいということに改めて気付いた。自分の仕事や生活を支えてくれる方への感謝にもつながった。
ペアインタビューで相手の方から贈ってもらったカードがとても印象に残った。自分のことは相手のほうがよく知っているのかと思った。相手から大事にして欲しいと言われた価値観をこれから新たな視点で大事にしていきたい。
自分自身が行動してきた中の思いを思い出せた。周りの方の自分の見方からさまざまな気づきがあった。パーパス・ラボ1回目、2回目を経て、行動を起こすことができた。行動を起こせた自分にワクワクしている。

■次回はいよいよ最終回|第3回のお知らせ
パーパス・ラボは、全3回を通して
自分の見方を知る → 願いを深める → 未来のアクションへつなげる
というプロセスで探究を進めていきます。
最終回となる第3回では、ジャーナリングとコラージュ製作を通して、これまで発掘してきた「願い」を視覚化し、未来へのアクションへとつなげます。問いや気づきを携え、それぞれの現場へと戻っていく。
その一歩が、個人の変化だけでなく、地域や社会の新しい動きにつながっていくことを願っています。

<パーパス・ラボ第3回開催概要>
- 日時:2026年3月26日(木)17:30~20:30
- 場所:渋沢MIX
- 内容:ジャーナリングとコラージュ製作を通じたアクションの具体化
- 申し込みフォーム:https://info.eduq.jp/form/saitama
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
■お問い合わせ先
株式会社教育と探求社
担当:北見 洋平
Email:sai@eduq.jp
TEL:03-6674-1234