【開催レポート】「問い」をテーマとした教員向け探究型ワークショップを全国9会場で実施!

教員向け探究型ワークショップ開催の背景と目的

全国的に探究学習の導入が進む一方で、多くの教員からは以下の課題が挙げられています。

・生徒が「自ら問いを持てない」
・問いを立てても「調べ学習」にとどまってしまう

そこで教育と探求社では、2025年7月~8月にかけて「問い」をテーマとした探究型ワークショップを全国9会場で開催しました。本ワークショップは、教員を対象に「生徒が自ら問いを立てる」ための具体的な手法を学ぶことを目的としました。

イベントのハイライト:教員が問いを立てる楽しさを体験

当日は、教材「マイクエスチョン(MY QUESTION)」を用いたカードゲーム形式のワークショップを実施し、参加者はグループに分かれ、遊びながら問いを立てるプロセスを体験しました。教員自身が楽しみながら「問いを立てる面白さ」を体感することにより、実際の教育現場で生徒が主体的に学ぶ力を引き出すためのヒントやノウハウを得る有意義な一日となりました。

【開催レポート】「問い」をテーマとした教員向け探究型ワークショップを全国9会場で実施!

参加者の声

ワークショップ終了後のアンケートでは、参加者から高い評価をいただき、今後の教育実践への意欲が高まったことがうかがえます。

学びと気づき

● 子どもに戻った気持ちで、考えを巡らす楽しさを思い出した。
● カードゲームを通して、遊びながら問いについて考えることができた。
● 問いかけの方法を他校の先生と話せて刺激になった。
● 問いの重要性が改めて理解できた。
● ステップを踏み、段階的に問いを作ることが大切だと学んだ。
● 見えていない問いが見えるのは楽しい体験だった。
● 視点が広がり、教育活動に活かせる学びとなった。

教材とワークショップへの評価

● 個人探究で問いに悩む生徒に役立ちそう。
● 楽しく取り組めて、自然に考えを深められる。
● 中学生でも実践できる内容だと思った。
● カードゲーム後の問いの深め方が素晴らしかった。

今後の実践への意欲

● 問いを立てる楽しさを子どもたちにも味わせたい。
● 教員研修にも活用できそう。
● 「問いが問いを生む」という言葉がとても印象的だった。

まとめ

本ワークショップは、「問いを面白がる」体験を通じて、教員が「問いが問いを生む」という探究の本質を再認識し、探究学習を進める上でのヒントを得る貴重な機会となりました。

「探究をしなければと思いつつも取り組めていなかった中で、問いに焦点を当てた研修はとてもありがたかった」という参加者の声は、本イベントの意義を象徴しています。

探究学習にとどまらず、すべての教科に生かすことができる学びとして、参加者の意欲を引き出す場となりました。

開催概要

開催場所・日程・会場

  • 東 京:8月23日(土) 株式会社教育と探求社(東京本社)
  • 名古屋:8月  5日(火) 啓明学館高等学校
  • 京 都:8月26日(火) 京都産業大学
  • 岡 山:8月30日(土) ワオ高等学校
  • 広 島:8月19日(火) クラーク記念国際高等学校 広島キャンパス
  • 北九州:8月22日(金) 九州工業大学内 戸畑キャンパス GYMLABO
  • 福 岡:8月30日(土) 西南学院高等学校
  • 長 崎:8月23日(土) 出島交流会館 2F CO-DEJIMA
  • 宮 崎:8月31日(日) 新富町総合交流センターきらり

参加人数: 148名

参加者:全国の小・中・高校の教員、教育委員会の職員、自治体関係者、高校生、大学生など  

問い探究ワークショップin山形のお知らせ

10月25日(土)、山形にて「問い探究ワークショップ」を追加開催いたします。

地域の中高生が自らの「問い」と出会い、それを育てることで、学びをより主体的に、より創造的に深めていく体験ができる貴重な機会です。

また、今回は東北芸術工科大学の柚木(ゆのき)教授をお招きし、デザイン思考の観点からも生徒の「問いづくり」を紐解きます。高校入試の変革が進む山形県において、探究学習の起点となる「問い」が生まれる過程を体験し、実践にどうつなげるかをともに考えましょう。

日時:2025年10月25日(土)14時~17時(予定)
場所:現在 最終調整中
内容:「マイクエスチョン」を活用して探究の起点となる「問い」が生まれる過程を体験し、学校現場での実践につなげる

▼ 申込フォームはこちら:https://info.eduq.jp/form/mq-yamagata-251025