【開催報告】先生と企業人が共に未来を作る「ミッション体験・交流会2024〜大阪の陣〜」

2024年8月2日（金）大阪府大阪市にある桃山学院大学（大阪・あべのキャンパス）にて、大阪営業所主催のイベント「ミッション体験・交流会 2024〜大阪の陣〜 」を開催いたしました。

本イベントは、企業探究コース「コーポレートアクセス」導入校の先生方と参画企業の方々が一堂に会し、生徒たちが実際に取り組むミッションを体験し、それぞれの立場からみえる学校現場での課題や生徒たちの変容について対話するイベントです。

この体験と対話の時間を通じて、生徒たちが授業の中でどのようなことを感じているのか追体験するとともに、先生と企業人が ”ともに未来を作る仲間” として結束を高めることを目的に企画しました。

当日参加したのは、京都と奈良と大阪から13校23名の先生方と7社18名の企業人です。

41名の参加者を8グループに分けて、まずは緊張をほぐすべく「私の学校/会社自慢〜わが○○のここがすごい！」と題して各グループでアイスブレイクを行いました。

実際の授業を擬似体験！

緊張がほぐれたところで、京都共栄学園中学校・高等学校の肥後さくら先生にサプライズ登場していただき、コーポレートアクセスコースの授業の一部を実際に再現してもらいました。「ミッション体験」というイベント名のとおり、イベント前半では今年度13社から出されたミッション（課題）のキーワードをどのように解釈するか、ブレインストーミングという手法を使ってアイデアを出し合い、まとめる体験をしました。

たとえば、パナソニック エナジーの場合「私たちを『隠れた制約』から解放し  世界の幸せを実現する　新たなチャレンジを提案せよ！」というミッションの『隠れた制約』の部分をどのように解釈するか考えます。

普段の授業ではファシリテーターとして授業進行役に徹する先生方、そして授業訪問をして生徒たちに声をかける役割の企業の方々も、肥後先生の自然な授業進行のおかげであっという間に高校生の頃に戻り、授業へ没入していきます。

ミッションのキーワードの解釈がまとまったら、グループでペアになって自分たちのアイデアを発表し合います。どのチームも中高生に負けないくらい、熱気に満ち溢れたプレゼンとなりました。

先生が見る世界と企業人から見える世界の違いを共有

イベント後半戦は、ミッション体験を振り返ると共に、事前に寄せられた参加者からの質問をもとに学校現場で起きていることや課題、教室の中で生徒と大人が関わる意味をそれぞれの視点でじっくり対話しました。

普段、企業人が学校訪問をする際にはなかなか語られることのない学校現場で苦悩している先生の本音を包み隠さず話す時間は、両者にとってより深く理解し合う時間になったように感じました。

校内で探究活動を広めるべく孤軍奮闘する先生方にとって、企業の方々に学校現場で起きていることを知ってもらい、先生以外の大人が教室にいることが如何に生徒たちの成長や変容に繋がるのか理解してもらえたことで「想いを共有できる味方」を得たような気持ちになったようです。

また、企業の方々にとっても授業訪問だけでは見えてこない、先生方の熱い想いや生徒たちとの対話の中で学び合うことの意義を知り、「先生方と共に、未来を作っていきたい」と強く感じる時間となりました。

さいごに

大阪営業所では、今後もクエストエデュケーションプログラムに取り組む先生方、そしてそこに関わるすべての人たちと共に学び合い、共に未来を創る場を作り続けて参ります。

その他のイベントも定期開催しておりますので、ご興味のある方は大阪営業所までご連絡ください。

＜お問い合わせ先＞
osaka@eduq.jp