中高生が企画案を発表!企業や他校とつながる「クエストミーティング」を開催しました

中高生が企画案を発表!企業や他校とつながる「クエストミーティング」を開催しました

2024年11月14日、15日の2日間、中高生が企業や他校とつながるイベント「クエストミーティング」を開催しました。

探究学習プログラム「クエストエデュケーション」の企業探究コース「コーポレートアクセス」を受講している中高生67校223チーム827名が、自分たちの考えた企画案を発表。企業人や他校の生徒たちからフィードバックを受けて新たな刺激を受けたり、交流しあいました。

「クエストミーティング」とは?

「クエストミーティング」とは、教育と探求社が提供する探究学習プログラム「クエストエデュケーション」の企業探究コース「コーポレートアクセス」を受講する生徒たちが、日ごろの探求の成果を発表し、企業人や他校の生徒たちと交流するイベントです。

「コーポレートアクセス」では、実在する企業へのインターンを教室で体験し、働くことの意義や経済活動について学びます。生徒たちは数ある企業からインターン先を1つ選び、各企業から提示される商品開発や新規事業企画といった「ミッション」をチームで探求していきます。

探究学習プログラム「コーポレートアクセス」2024年度参画企業

2024年度コーポレートアクセス参画企業

2024年度のクエストミーティングは7月に第1回が開催され、11月の今回は第2回目の開催です。第2回目となる今回のイベントは、オンラインで2日間にわけて開催され、両日あわせて中高生67校223チーム827名、企業13社60名の方々が参加しました。

まずは企業の方々から自己紹介!

中高生が企画案を発表!企業や他校とつながる「クエストミーティング」を開催しました

生徒たちは、企業ごとにわかれたオンライン上の部屋(ZOOMのブレイクアウトルーム)に入室。そこには自分たちがインターン先として選んだ企業の先輩方、そして同じ企業を選んだ他校の生徒たちが待っています。

普段会わない企業の方や他校の生徒に、少し緊張している生徒たちも。

まずは企業の先輩方から、自己紹介と「ミッション」に込めた思いが語られました。

生徒たちは、自分たちが取り組んでいるミッションがどのような想いで作られたのかに触れ、一生懸命メモをしている様子も見られました。

生徒たちの企画の発表!他の学校や企業の方々との交流も

次に、企業が出したミッションに対して各チームで考えた企画の発表が行われました。

発表では、自分たちのチームの企画の内容に加えて「推しポイント」「悩み」を共有し、他校の生徒たちや企業の方々からの意見を聞いていきました。参加した生徒からは以下の感想がありました。

中高生が企画案を発表!企業や他校とつながる「クエストミーティング」を開催しました

「人に寄り添うロボット」について考えているグループがあり、企業が出したミッションの解釈と、”一緒にいてくれる”という企画内容がつながっていたので、とても良いと思いました。また、バーベキューの企画など、自分も利用してみたいサービスを考えているグループがあり、とても素敵なアイディアを知ることができました。

私が他の学校の発表を聞いて興味を惹かれたものは、「それぞれの感情に合わせて音楽を流してくれる」という機能です。同じ企業のミッションを考えていたとしても全く違うアイデアを出していたことに驚きを覚えました。

「ぽちっと集中ボックス」という企画を出していたチームの企画がとてもいいなと思いました。私たちは企業から出された「未知」という言葉ばかりに気をとられていて身近なものに目が行き届いてなかったので、身近な視点を取り入れている企画は参考になりました。

「制服に着物の生地を使用する」という企画がとても素敵で参考になりました。またそれぞれターゲット層や価値観も作り込まれていて魅力的な企画だと感じました。

生徒たちにとって、他の学校の生徒たちが行っている企画や活動を実際に見ることは、非常に貴重な体験となりました。特に、自分たちのチームでは思いつかなかったような斬新なアイデアや新しいアプローチを目の当たりにすることで、考え方に刺激を受けたようでした。この機会は、生徒たちの視野を広げる大きなチャンスとなり、今後の自分たちの活動に活かせるヒントを得ることができたかと思います。

チームで大事にしたいことは?

中高生が企画案を発表!企業や他校とつながる「クエストミーティング」を開催しました
中高生が企画案を発表!企業や他校とつながる「クエストミーティング」を開催しました

そして最後に、これから探求していく上でチームで大事にしたいことを話し合い、共有し合いました。

ここまで探求を進めてきて、どんなことが印象に残っているか、どんなことを感じたか。これまでの歩みを振り返り、チームごとに話し合います。

そして、自分たちはこれまで何を大切にしながら探求を進めてきたかを語り合い、これから何を大事していくかを話し合って、チームごとに1枚の紙に表現していきました。

いろんな視点で物事をとらえる

ポジティブに最後まで楽しむ

これまでのチームの思い出を大切にして企画を考えていく

目の前のことだけでなくもっと未来を見て意見を出す

最後まで全力で突き進む

本音をぶつけ合ってみる

それぞれのチームの想いがつまった「大事にしたいこと」が溢れる時間になってました。企業の方々からも、生徒へ熱いメッセージが送られ、コーポレートアクセスに取り組む上で、残りの時間で、自分たちがどう進んでいくのか、何を大切にしていくのか、を改めてチームで考える時間になってました。

参加した生徒や企業の方からの感想

最後に、参加した生徒や企業の方からの感想をお届けします。

(以下はアンケートより抜粋して記載)

「めっちゃ楽しかった!私たちはグループの雰囲気に悩んでいましたが、皆さん似たような悩みで安心しました。そしてこれからの活動にとてもいい刺激を貰いました。ありがとうございました。」(初芝富田林中学校  FUJIぐまの生徒さんより)

「私たちグループの中で曖昧だったことや悩んでいたことが、先輩社員の方のおかげではっきりすることが出来ました。また、実際に会社の方の声が聞けること、他の学校の人達の意見や考えが聞けてヒントを貰えたように思えて、楽しかったです。」(北陸高等学校  うにの生徒さんより)

「答えがない問いに対して、真剣に向き合い、自分なりの考え方、言葉を伝えてくれる姿を見て、自分も日々の業務にもっと真剣に向き合えると感じることができました。」(富士製薬工業 先輩社員の方より)

「生徒たちの意見を聞く良い機会でした。私たちも会社で同じミッションに取り組むため、そのヒントを得られたと思います。」(イオンリテール 先輩社員の方より)

普段なかなか体験できない企業の方々や他校の生徒たちとの交流が、生徒たちにとって大きな刺激となったようです。

ここから、生徒たちがどのように探求していくのかとても楽しみです!