【開催報告:コーポレートアクセス2024 キックオフミーティング】私たち企業が中高生や社会に何を届けられるのか、この1年間考えてみよう
今年度も4月からスタートしている探究学習プログラム「クエストエデュケーション」。そのプログラムの一つである企業探究コース「コーポレートアクセス」に参画する企業担当者と弊社コーディネーターが集まり、「コーポレートアクセス2024 キックオフミーティング」を立命館大学APU東京オフィス(東京都千代田区)にて5月23日(木)に開催しました。
本イベントは、企業探究コース「コーポレートアクセス」の社会的意義を改めて共有し、「探求」という学びで次世代と共に未来を創る活動を発信していくことを目的としています。
第1部:イントロダクションとコーポレートアクセスの紹介
最初に、弊社からコーポレートアクセスの意義や目的、そしてこれまでの実績について説明を行いました。参加者の皆さんにはコーポレートアクセスと今回のミーティングへの理解をより深めていただきました。
次に、一橋大学名誉教授の米倉誠一郎氏が「創造性を高める教育へのさらなる投資の重要性」をテーマに講演を行いました。米倉氏は、日本が経済成長を遂げた背景には「教育」の力があり、特に未来社会においては創造性が重要であると強調しました。日本の強みである規律性と集団主義に、創造性を組み合わせることが求められると説き、教育への投資の重要性を訴えました。
一橋大学名誉教授の米倉誠一郎氏
第2部:参画企業の13社の紹介
続いて、参画企業13社による企業紹介が行われ、各企業はそれぞれの事業内容やコーポレートアクセスへの期待などを発表しました。昨年度も参画されたテクマトリックス株式会社と株式会社メニコンが自社の取り組みを紹介し、それぞれがどのようにして社会に貢献しているか、そして社員がコーポレートアクセスに参加することで社業にどのような好影響を及ぼしているかを具体的に示しました。2社からの共有を通じて、他の参画企業も自社の活動に対する新たな視点を得るきっかけになったのではないでしょうか。
参加された企業担当者の感想
参加者からはこれからの一年に期待するフィードバックが寄せられました。以下に、感想をいくつかご紹介します。
「前回の全国大会を見て感銘を受け、今回の参加を希望しました。キックオフでのお話や、他の企業の方、教育と探求社の皆さんの熱量を感じ、改めて参加を希望して良かったと思っています。自分が少しでもご協力でき何か自分で燃えるものがあればと思っています。よろしくお願いいたします。」
「テクマトリックスさま、メニコンさまの昨年度のコーポレートアクセス好事例をお伺いできたことで、モチベーションが向上し、弊社での取り組みの見直しをする機会となりました。」
「本年度参画している企業の皆さまとの交流は非常に有意義でした。コーポレートアクセスに複数年参加されている企業の皆さまの熱量に正直驚きました。中高生とのふれあい、ディスカッションを通して、大人も変わるんだなぁ~と考えさせられました。」
イベントハイライト
イベントの最後には、参加者同士の対話セッションを企業間を越えて行いました。ここでは、コーポレートアクセスの可能性や今後の展望について意見交換が行われました。参加者は、「次世代に対する責任感とやりがいを感じた」「仲間と共に挑戦し、成長していくことが楽しみ」といった意見を共有しました。
企業の皆さん一人ひとりが真剣に考え、相手の考えにも耳を傾ける場となり、自身の経験や考えを共有し合い、互いに刺激を受ける貴重な時間を過ごしました。
まとめ
このイベントを通じて、参画企業と弊社メンバーともに2024年度の「コーポレートアクセス」を共に創り上げていく決意を新たにしました。探求を通して次世代への後推しや未来に向けた取り組みに邁進することを楽しんでいきたいと思います。
【企業探究コース「コーポレートアクセス」とは?】
「コーポレートアクセス」とは、弊社が開発・提供を行う、探究学習プログラム「クエストエデュケーション(通称クエスト)」にラインナップされる創業時からのメインプログラムの一つです。
「企業と共に未来をつくる」をコンセプトに、中高生たちが実在する企業のインターンシップをそれぞれの学校の“教室”で体験します。働くことの意義や経済活動について学習しながら、自分たちの手で未来をつくり、そして自分と世界の見方が変わるような学びを目指しています。 参画企業は、インターンシップ先企業として実際の授業に参加し、生徒の学びに約1年間かけて伴走します。
【2024年度コーポレートアクセスに参画する企業(五十音順)】
イオンリテール/オカムラ/キモノハーツ/鴻池組/大和ハウス/テクマトリックス/日清製粉グループ/パナソニック エナジー/富士製薬工業/富士通/メニコン/LINEヤフー/ロート製薬