【9/15(金)企業探究コース「コーポレートアクセス」参画企業を対象に「Quest C Base vol.2 」開催 ~ 法政大学教授 児美川 孝一郎先生登壇 ~】
9月15日(金)、弊社市ヶ谷オフィスにて、「Quest C Base vol.2」を開催しました。「Quest C Base」は、企業探究コース「コーポレートアクセス」参画企業を中心に、クエストエデュケーションに限らないテーマで、新しい発見や気づきに出会える場の創造を目的としています。
「Quest C Base」とは、クエストエデュケーションから、コミュニケーション・コネクション・コラボレーションなど、様々な「C」が生まれることを期待し名付けています。
6月16日(水)の第1回目(vol.1の紹介ページ)に続く今回は、法政大学キャリアデザイン学部で教授を務める 児美川 孝一郎先生にご登壇いただき、「企業が学校教育に関わるワケ」をテーマに講話をいただきました。
児美川先生は、毎年2月に開催されるクエストカップ全国大会においても、審査委員を何度も務めていただいています。普段は大学教員として大学生と関わり、イタリア教育学(キャリア教育)の研究を行うほか、企業の研修講師もされるなど学校と企業の「境界人」として多方面でご活躍されております。
今回の講話では、今どきの学校現場や企業が教育に関与するメリットなど、学校と企業の両視点からのお話をいただきました。
とくに、
・第二次世界大戦後、企業と学校は水と油状態であり、産学が連携し始めたのは実は2000年頃からという歴史
・自身の将来や日本の未来を明るいとは思えない現代の中高生の心理
・変化し続ける社会に追いつくことが難しい従来の学校教育の仕組み
など、参加者の皆さんにとって、あまり馴染みのない学校現場や現代の中高生に関する新たな知見が示唆され、また企業と学校の今につながる関係を紐解く内容で、とても興味深く聞いている様子が印象的でした。
その後の交流の時間では、企業ならではの採用や育成、サステナビリティの視点など、さまざまなトピックに関して意見交換が行われました。
終了後、参加者からは以下のような声が聞かれました。
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「教育と企業の関わりについて具体的な例を挙げてくださり、イメージしやすかったです。学校でも多様化が求められている現状、企業はさらにその上の多様化が求められるのではないかと感じました。」
「企業と学校の関わりの重要性について、元々ぼんやりとイメージしていた内容が、講話を通して明確化されました。」
「学校側が企業にどんなことを期待しているのかが理解できました。学校と企業は文化が違うからと程々に関わろうとせず、本音で向き合うことが大切だと思いました。」
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今の教育の課題を知り、企業として学校との関わり方について学ぶきっかけとなったことがアンケートから伺え、第1回開催に続き参加者にとって有意義な時間となったようです。
次回、第3回となる「Quest C Base vol.3」は、2023年10月23日(月)の開催を予定しております。