【開催報告:第1回探Qカイギ】中部地区の教育に関わる大人が集い、生徒とともにどのように手をとり、ともに未来をつくれるのか対話。理解を深めあい、成長しあえる場となりました。

今年度も4月から探究学習プログラム「クエストエデュケーション」がスタートしています。今年から中部地区において探究学習にかかわる企業や先生方、当社コーディネーターが集い交流する場を「探Qカイギ」と称し、年間を通して複数回行うことになりました。

その第1回探Qカイギが、8月7日(月)メニコン シアターAoiビル 9階会議室(愛知県名古屋市)にて開催されました。プログラム参画企業の3社(9名)と、学校の先生方23名が参加。初の試みということもあり、開始前から会場は賑やかで明るい雰囲気に満ちていました!

第1回探Qカイギの目的

今回の探Qカイギの目的は、中部地区を中心として先生や企業人がともにこれからの探究や教育について対話し、学び続けられる場をつくる」ことです。

探究を通してどんな未来を一緒に作っていけるのか、今不安に思っていることや、もやもやしていること、また2学期以降、やってみたいことや楽しみにしていることを、企業や学校を超えて作られたグループで共有しあいました。

企業と先生を交えて作られたグループ内で、「生徒との探究を通して心動いた瞬間」「自分自身が心が動いたのはなぜだろう?」「あなたは学校において、生徒にどう向き合っていきたいか」をテーマに対話を行いました。

他社や他校の取り組みを知ることができたり、グループの中で共感しあえたりと、探究学習を進めるうえでの喜びや悩みなどを共有できる貴重な時間となりました。

【参加企業のコメント】

・企業側がどのように関わっていけばよいのかを悩んでいるのと同様、先生方自身もまだまだこの活動を通じて、生徒たちとどう関わっていくべきなのか模索をしている状態であることが感じられました。お互いに活動をしながら生徒たちの成長や未来へ、どうつなげていくのかを考えていこうと思います。

・生徒たちはこちらの予想を遥かに上回る探究する能力を持っているので、何かを教えたり導いたりするのではなく、ともに楽しみながらクエストに取り組めばよいということを先生方から教わりました。

・今期よりクエストに初めて参加をしているので不安な部分が多くありました。 しかし、先生方がどのような思いをもって取り組んでいらっしゃるかや、あまり力まずに取り組んでよいのだと感じることができ、安心できました。

【先生方のコメント】

・クエスト導入校のみならず、さまざまな学校での探究活動についてのお話や、生徒像をもとにした教員のあり方について考えることができました。学校外の人との関わりがあると、視野が固定化されずに自分を見つめ直す機会となるので、とても有意義でした。ベテランの方が多く、緊張しますが勉強になります。

・探究で生徒にさせたいこと、教員が意識するべきこと、学校が変わらなければいけないことなど、さまざまなことについて発見がありました。

・探究にあまり関われていない私でも探究について深めることができました。また、数々の活動を行ってきた他校の先生方のお話を伺えるいい機会でした。

2学期以降も、生徒たちの成長に向けて、みんなで取り組んでいきたいと思います。