夏休みの中学生・高校生向け完全オンラインのインターンシッププログラム「and ボッシュ~ボッシュと試す、キミたちの力。」を開催しました。
2020年8月18日(火)、夏休みの中学生・高校生向け完全オンラインのインターンシッププログラム「and ボッシュ~ボッシュと試す、キミたちの力。」を開催しました。
今回はその様子をお伝えします。
「and ボッシュ」は、ボッシュ株式会社のリソースを活用し、未来を切り拓くイノベーション企画を創出するバーチャルインターンシッププログラムです。放課後NPOアフタースクールと、教育と探求社が共同で運営し、オンライン上で全国から集まった中高生がチームを組み、アイデアを磨いて競い合いました。
今回は、応募者の中から選抜された、全国11都府県の中高生33名がオンライン上で集合。チームにわかれて、ボッシュのリソースを活用した企画を考え、発表しあいました。
ボッシュ株式会社 人事部門 採用・人材マーケティンググループ 山本修平氏
まずは主催のボッシュ株式会社 人事部門 採用・人材マーケティンググループ 山本修平氏より「中高生の皆さんにはあまりなじみのない会社かもしれませんが、今日一日を通して、事業内容や会社の魅力を知って貰えたら嬉しいです」とご挨拶をいただき、その後チームにわかれて自己紹介を行いました。
参加者は、4つのSTEPに沿って、調査をしたり、ブレストをしたり、話し合ったりしながら、半日かけて各チームで企画をつくっていきました。
STEP1 リソースを探す
STEP2 ボッシュを知ろう
STEP3 ブラッシュアップ
STEP4 プレゼンテーション
ブレストにはJambord、プレゼンテーション資料にはGoogle Slideを使い、オンラインでも一緒に書き込んでいくようにしながら、チームで企画づくりを進めていきました。
ボッシュ株式会社 ビジネスエクセレンス推進部のDesova Alper氏
STEP2の「ボッシュを知ろう」では、ボッシュ株式会社 ビジネスエクセレンス推進部のDesova Alper氏が登場。
ボッシュの先輩社員として、ご自身のことやボッシュでなにをやっているかをお話していただき、Alperさん自身がWebカメラを持って、普段は見ることの出来ないボッシュの社内を案内してくれる「バーチャル社内見学」も実施していただきました。
「農家を助けるセンサーなど、なかなか思いつかないと思ったのですが、そのような発想の起点はどのようなところからくるのですか?」
「今年なにか新しく始めた企画やコロナで出来なくなってしまったことはありますか。」
質問タイムには参加者の様々な質問にお答えいただきました。社員が誰でも自分のアイデアを発表する機会があることや、オンラインでのイベントが増えていること、Alperさんがボッシュに入りたいと思った理由など、どのような会社なのか雰囲気も含めて知ることができる時間となりました。
質問タイムは多くの質問で盛り上がり、当初の予定時間を過ぎても質問が止まりませんでした。
午後はプレゼンテーションを作成し、ついに作り上げた企画の発表です。ボッシュの方々が先輩社員として審査委員となり、各チーム3分間のプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションでは、参加チームを3つのグループに分けて行うファーストステージと、ファーストステージで選ばれたチームがグランプリを目指すセカンドステージが行われました。
ファーストステージでは3チームずつの3グループにわかれて発表を行い、各グループから1チームが選出され、セカンドステージでは各グループから選ばれた3チームのうち1チームのグランプリを決定します。
各チームそれぞれがはじめは緊張しながらも、アイデアを出し合って考え生み出してきた企画を堂々と発表しました。各チームの提案は、こんなに短い時間で作ったとは思えない面白い視点やアイデアがたくさんありました。
自転車以上自動車未満の充電もできる乗り物の提案や、世界中の勉強している人とつながり勉強に集中できない事を解決するカメラ搭載デバイスなど、様々な企画の中からグランプリを獲得したのは、「オンラインボッシュ博物館」を提案した「たたみがい」(チーム名)。
若者の車離れが進んでいるという現状に対して、「みんなが興味を持つような車の博物館をオンラインで作ろう」という企画で、部品を組み合わせて自分の自動車を作ったり、車を運転したことのない層にむけて運転体験をVRで提供することを提案しました。
審査員であるボッシュ先輩社員からは、「若者の車離れについてデータも出してもらっていてわかりやすい」「運転席から景色をみせることは、運転できることが前提となっている私たちからはなかなか思いつかない発想」などのコメントをいただきました。
参加者からも、様々な感想をいただきました。
「ものすごい発想力を持った人とかがたくさんいて、驚きました。すでにいろんな会社にインターンしていたり、起業したいという目標があったりそういう人がいるということが知れたのが良かったし自分も発想力を高めたいと思いました。」
「みんなのアイデアを基に最終的に一つの商品を作ることができとてもいい経験になりました。」
「すごく緊張したけれど、チームで頑張って作ったスライドを見ると感動しました。」
初対面でチームを組み、数時間という短い時間の中で企画を考え、発表まで行うというのは大変なところもあったかと思います。
左からボッシュ株式会社 人事部門長の新井信行氏、押澤秀樹氏、後藤悠一郎氏。
最後に、ボッシュ株式会社 人事部門長の新井信行氏より閉会のご挨拶をいただきました。
「教室だけでは実現できない学びを提供したいと実施した今回の企画ですが、我々はみなさんから、その柔軟な発想に刺激を受けました。
ボッシュ株式会社では多様性を大事にしているとお話しましたが、今日は、何十年も社会人をやっている人間では考えつかないようなアイデアや企画を聞けて、まさに多様性を感じられた一日でした。
みなさんにとっても、この一日が、将来何か役立つきっかけになったら嬉しいなと思います。」
この一日参加した中高生にとって、夏休みの思い出深い一日になれば幸いです。
ボッシュ株式会社のみなさま、誠にありがとうございました。