東日本にて111名の中高生が集合!中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング 2019 EAST」を開催しました。
11月16日(土)、宝仙学園中学校・高等学校にて、中高生と企業人がともに学び合う探究型ワークショップ「クエストミーティング 2019 EAST」を開催いたしました。
クエストミーティングは、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」を受講している各学校の代表生徒が一堂に集まり、企業人と共に学び合う場です。他校の生徒や企業人と意見を交わして対話の力を実感し、異なる文化に触れることで自らの学びを深め、探究活動のヒントを持ち帰ります。
本年度3回目となる今回のクエストミーティングは、宝仙学園中学校・高等学校のご協力を得て開催。9校総勢111名の中高生、22名の企業人が集まり、生徒たちがポスターセッションをして自分たちの企画を発表しながら、学校の枠を超えて意見を交わしあいました。
・クエストミーティング2019 WEST
・クエストミーティング2019 東海
最初は緊張している様子の生徒たちも、企業人の皆さんのユニークな自己紹介で場が和み、アイスブレイクでさらに場がだんだんと高まっていきます。
自己紹介が終わると、さっそくポスターセッション形式での発表です。
生徒たちは前半・後半グループに分かれ、現時点の自分たちのアイディアをポスターセッション形式で発表していきました。
模造紙を使って発表するチーム、タブレットや紙芝居風に発表するチーム。
一人で参加している生徒は勇気を出して大きな声でオーディエンスを呼び込んでいました。
これまで時間をかけてチームで磨いてきたアイデアを、言葉にして人に伝える。
100名以上が集まる会場は熱気に包まれ、生徒たちの必死の想いがひしひしと伝わってきます。
聞いている側も真剣に耳を傾け、コメントや質問を付箋に書いて渡していきました。
発表する相手は、他の学校の生徒さんや、企業人、それに先生たち。
学校の枠を超えて、所属の枠を超えて、発表する側は真剣に発表し、聞く側は発表を聞いて本気の言葉を送ります。
質問コメントタイムが過ぎても、企業人に食らいついてコメントを聞きに行く生徒たちの姿が印象的でした。
ポスターセッションのあとは、企業人と複数のチームがペアになってじっくり対話する時間です。対話を通して自分たちの企画について可能性を広げていくワークを行いました。
「自分たちの企画で困る人はいる?そしてその人も幸せにするならどうする?」
ワークで新たな問いが出されると、これまで考えなかった観点に気づきます。自分たちの企画を新たな目線で考えていきます。
チームで考え、その内容を他校のチームと伝え合う。企業人とも話し合ってみる。そうして考えを深めていくなかで、自分たちの企画の強みにより気づいたり、まだまだ考えられていない部分があったり、新たな疑問や課題と出会ったりしました。
チームや周りの人たちと話しながら、自分たちの企画と向き合っていく時間になりました。
ワークの時間が終わったあとは、今日1日の取り組みを振り返って感じたことを共有しました。
「自分たちの意見を違った角度からみることで自分たちの意見の盲点を知り、改めて見つめなおすことができた」
「新しい何かを発見できた気がした」
「問題に対して、一番の解決案に辿り着くにはチーム内での話し合いが欠かせないことが知れた」
「出てきた問に対して答えられなかったものがあったので、自分たちの企画についてもっと知っていこうと思った」
「結局、何が大切なのかを改めて感じることができた」
「もっとチームのメンバーと話がしたいと思った」
「自分から意見を出したり、みんなの前で発表することは得意ではないけど、とてもいい経験になった。他人の意見はとても貴重だった」
「自分たちが考えた企画が、自分たちがしたいことと同じかじっくり考えたいと思った」
企画をブラッシュアップしていくことは、きっと終わりがありません。
無限の可能性がたくさん詰まっていると思っています。
そんなことを自分のチームで話したり、他者と話すことを通して気づいたり、ワクワクしたり、モヤモヤすることが見つかったり、まだまだ自分たちはできると思えたり、そんな時間になったのではないでしょうか。
今回の場で感じたことや考えたことをじっくりと自分自身で味わいながら、これからの活動がより楽しくなるように生かしてもらえると嬉しいです。
2019年度クエストエデュケーションにご参加のみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!