【イベントレポート】8月4日夏の教員研修会(東京)会場をお申込み多数により拡大して開催いたしました!

2018年8月4日(土)立教大学池袋キャンパスにて、夏の教員研修会「どう変わる?大学入試~探究学習の実践とポートフォリオ必要性」を開催いたしました。

今回は参加のお申込みを多くいただき、当初の定員をはるかにオーバーし会場を拡大しての開催となりました。

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ゲストには、今全国で連日ポートフォリオやICT教育について講演されている東京学芸大学の森本康彦先生、公立中学校の改革が注目を集める千代田区立麹町中学校の加藤智博先生、特色あるコースと生徒の多様性から新たな教育に挑戦し続ける広尾学園中学高等学校の木野雄介先生、そして止まらない学校改革と実績を打ち出しIB導入にも注目の集まる三浦学苑高等学校の野櫻慎二先生にお越しいただきました。

オープニングでは、森本先生によるポートフォリオについての考え方、そして入試改革の動向、それらに対して探究学習がどのように活用されるべきなのかをお話いただきました。

森本先生は、ご自身も教員時代に様々な経験をされ、現場の先生の立場に立って常にお話してくださるのが魅力です。入試改革だからポートフォリオや探究学習が必要なのではなく、やることは今までと変わらない、ただ子どもたちの気づき、学びの記録を残しておくことは、今後の入試改革やその先生きていくうえで、必ず有効に活用することができる。本質的で、筋の通ったお話は、クエストエデュケーションの信念とも通じるところが大変多くありました。

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その後は分科会で、3名の先生方にクエストの実践例についてお話いただきました。

それぞれのテーマは以下です。

▼加藤 智博先生(千代田区立麹町中学校)

「公立中学校でのクエストの活用事例」

▼木野 雄介先生(広尾学園中・高等学校)

「生徒の意識が変わる教科学習(現代社会)でのクエスト活用事例」

▼野櫻 慎二先生(三浦学苑高等学校)

「学校改革の中での探究学習(クエスト)の実践」

各分科会のレポートはこちらよりご覧いただけます。クエストエデュケーションの導入をしていなくても普段の授業で活用できる講演でしたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

最後は、参加者全員でのリフレクションを協働学習支援システムschooltaktを使用して行いました。

今回の会場のように机が稼働式でなくても、簡単にアクティブな対話を参加者全員で行うことができました。

「課題研究やPBLをやるときに大学入試に関係あるの?と言われることがある。でもその相関はある、とこれまでやってきて生徒を見て感じている。探究活動をした生徒は勉強もできるようになると見てきて分かってきている。ここにポートフォリオが入ることで、総合的に活動同士の相関関係が見て取れるんだと今日感じた。」

「いつか教員がクラスに入って、おはよう~!今日はどうしようか!と声かけるだけで生徒たちが動き出す、そんな学校になるといいなと思う。」

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たくさんの振り返りや、先生方の活動の肯定を参加者同士で行うことができました。

2学期開始まで、あと少し。ぜひ、この日のパワーを教室に持ち帰り子どもたちを向き合っていただく源にしていただけたら嬉しいです。