【プレスリリース】『「未来の教室」実証事業』にて地域企業と学校が協働し【生徒が自ら課題を発見・設定するPBL】を実施します。

2018年9月より福岡県の学校と地場企業が連動して実施する教育プログラムを開発し「生徒が自ら課題を発見・設定するPBL」の有効性、および教育プログラムを支援する社会人の人材育成としての有効性を検証する実証事業を行います。

本実証事業の概要

2018年6月に発表された経済産業省の「未来の教室」とEdthec研究会の第一次提言の中で、「課題先進国」としての社会システム全体の再構築、第4次産業革命への対応の必要性などを背景に、誰もが創造性を持ち「チェンジメイカー」になることの重要性が示されました。本実証事業は、その提言を受けて、「未来の教室」の姿を具現化するための実証を行います。以下が採択された概要です。

事業概要:自ら課題を発見・設定するPBLの開発とその実証~地域企業価値最大化プログラム~

本実証事業については、以下のプレスリリースでもご確認いただけます。

▼経済産業省

http://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180717004/20180717004.html

▼BCG(本実証事業 運営委託先)

https://www.bcg.com/ja-jp/d/press/17july2018-Future-Academy-197281

事業の内容

未来の教室全体像

今回の事業では福岡県の公立中学、私立高校および、福岡県内の企業3社と協働し、「学習者の意欲」を推進力とし「価値」・「知」・「人材」を創造し続けるエコシステムとしての「未来の教室」を実現するために、「自ら課題を発見・設定する」PBLの有効性やSTEAM化への検証、およびプログラムを支援する社会人の人材育成への有効性等を検証していきます。

未来の教室実施体制

実証では、中学・高校の授業内で今回独自開発する全15コマの教育プログラムを実施し、授業前後のアンケート調査において、主体的な課題発見・設定能力の伸長を検証します。

生徒には事前に課題を与えず、授業の目的として「地元企業をよりよくする」と設定されている中で、様々な形で企業と触れ、自分たちで課題を見つけ、設定し、解決していく事を目指します。また地元企業には予めファシリテーション研修を実施し、生徒たちへの関わり方を学んだ上で、プログラムの支援を行います。また、全体のプロセスを通じてPBLでの気付きや関心の高まりを教科学習にシームレスに繋いでいく仕組みを大学などの研究機関と模索していきます。

学校での授業の様子、企業に対しての研修等、ご取材いただくことが可能です。ぜひ、「未来の教室」の姿をご取材いただけますと幸いです。