【開催報告】『生徒が主体的になる授業づくり』勉強会vol.1
10月20日(火)に開催した、『生徒が主体的になる授業づくり』勉強会vol.1は、盛況のうちに終了いたしました。今回の勉強会は、「組織の枠を越え た学びを探求する場」として学校の先生のみならず企業・団体で働く人や学生など教育に関心がある総勢40名の方々が集まりました。講師は、聖学院中学校・ 高等学校の児浦良裕先生。「北区地域プロデューサー講座」を通して気づいたアクティブラーナーを育てる授業の作り方についてお話しいただきました。
地域と連携したPBL(Project-Based-Learning)を実践する上で、交通や商店街、福祉・教育といった様々なテーマに対して、生徒た ちが主体的に学びはじめるための「問い」を開発することがとても大切だと語る児浦先生。「教員だからこそ実は外部との連携がしやすい」という民間企業から 転職された児浦先生ならではの視点から、授業づくりで欠かすことのできない外部パートナーの発掘・連携の仕方や授業をサポートしてくれるメンターの集め方 など具体的な手法や心構えについて語っていただきました。
また後半部分では、児浦先生の担当教科である数学におけるアクティブラーニングの実例として、グループで教え合い、解説を行った後にグループで振り返りを行う授業の進め方についてもお話をいただきました。
児浦先生の実例報告を受けて、参加者からは「問いを立てる上で気を付けていることは何か?」、
「地域連携にしようと思ったのはなぜか?」と言った実際に自分が関わることを想定した質問がなされ、アンケートからも「まずは先生がアクティブになることが必要と感じた」や「地域連携において、私立でもこれだけ出来るということに感銘を受けた」といった声が聞かれました。
報告会後に行われた交流会では、今後の教育の在り方や学校と社会が連携することでどんなことが出来るかなど積極的に意見 の交換がされており、「普段、企業の方々と教育について話す機会がないため、非常に貴重な時間でした」「熱意を持った先生が多くいらっしゃることを肌で感 じられました」という意見が多く聞かれ、改めて組織の枠を超えてつながり、学び合うことの大切さを実感致しました。
今後も継続的に、先生向けの研修会や勉強会の開催を予定しております。
開催が決定いたしましたら、本webサイトや教育と探求社Facebookページにてお知らせいたしますので、ご参加いただけますと幸いです。