教室内での就業体験を通じて「働くこと」について学ぶ、新しい時代のキャリア教育プログラムを提供開始!

教育コンテンツやカリキュラムの開発・提供を行う株式会社教育と探求社(本社:東京千代田区/代表取締役社長:宮地 勘司)は、主に中学校・高等学校向けに提供している探究学習プログラム「クエストエデュケーション」の新プログラムとして、教室にいながら実在する企業での就業体験を通じて働くことの意義や価値について学び、主体的に社会との関係性を考える進路探究コース「インターン」を7月13日より全国の学校に提供開始いたします。プログラムの中では、擬似的な就業体験を通じたキャリア観の醸成だけでなく、その企業の活動が社会のどのような課題を解決したり、誰を幸福にしているのか具体的に考えていくことで、SDGsと企業活動のリアルな関係を発見していきます。コロナ禍の影響で従来の”職場体験”が行えない学校など、どのような環境下でも活用いただくことができます。

【本件の背景】

「今ある仕事のほとんどがなくなる」と数年前から言われていますが、新型コロナウイルス感染症の流行は、たった一日でこれまでの日常が一変するなど、私たちが今まさに予測不能な時代に生きていることを教えてくれました。史上初めての緊急事態宣言が発令される中で新しい時代を生きる子どもたちへどのような教育を行っていくか、文部科学省や学校現場で様々な試行錯誤が繰り返されています。人と人の接触が制限されるような環境の中で、子どもたちが体験を通じて、将来や社会との関係性を考える機会となっていたキャリア教育や探究学習などの在り方も問われています。

これまで取り組まれてきたキャリア教育は、職場体験などの機会を通じて、生徒たちが社会に出て職業をどのように選択するか、今ある職業や仕事を知り、有効な「職業の選択」をできることを重視して行われていた傾向がありました。

今回、予測不能な新しい時代を生きる子どもたちが、職業を選ぶだけでなく、社会に出たときに本当に自らの力を発揮していけるような学びを提供するために、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」進路探究コース「インターン」を開発しました。

【新プログラム開発の狙い】

この変化の激しい時代において、これまでと同じように職場体験を行って「今ある仕事の中でどの仕事が自分にあうのか」と適応を考えたとしても、その仕事は生徒たちが大人になるときに存在していないかもしれない、存在していてもその意義や価値は大きく変化しているかもしれません。また、職場体験においては事前事後学習が大切であるという調査結果も出ており、ただ生徒たちを仕事の現場に派遣するだけではなく、その体験を通して働くとはどういうことなのか、自ら感じ、主体的に考えていくことなしには、キャリア教育として大きな効果は期待できないのではないかと私たちは考えてきました。

進路探究コース「インターン」は、生徒たちが教室にいながらの就業体験をする中で「仕事を通して自分がどう社会と関わっていくのか」を主体的に考える、新しい時代のキャリア教育プログラムです。

本プログラムは、2020年7月13日(月)より全国の学校に提供開始いたします。

【新しい時代のキャリア教育プログラム「インターン」とは】

探究学習プログラム「クエストエデュケーション」進路探究コース「インターン」では、ただ仕事を体験するのではなく、生徒たちが企業の活動やそこでの人々の働き方を探求的に学び、「自分が社会にどう関わっていきたいか」を主体的に考える新しい時代のキャリア教育プログラムです。

今ある企業がどのように社会の役に立っているのか、人々のどのような幸せにつながっているのか。生徒たちが自ら調べながら、実在する企業の商品やサービスを通して考えていきます。そうした体験を通して、企業を、社会に価値を生み出す存在として捉えることができるようになり、自身のキャリアを通した社会との関わり方を考えていきます。

また、自らがインターンとなった企業の活動を、SDGsの枠組みを元に考えていきます。その企業が社会に生み出している価値をSDGs17のゴール、169のターゲットに具体的にあてはめて考えていくことで、身近な課題解決や価値の創造とSDGsがつながっていることをリアルに発見し、単にSDGsを知識として習得する以上の学びが起こります。これらの体験を通じて、これからの自身のキャリアや人生、そして世界との関わりの可能性を大きく開いていきます。

また、個人でのワークや教室内でのワーク形式で進行するので、コロナ禍による「新しい生活様式」が求められる中でも深い学びの機会を提供することが可能です。

【プログラム概要】

名称:進路探究コース「インターン(INTERN)」

特徴:
●教室にいながら体験的に「働くこと」について学び、考える
●グループで正解のない問いに向き合う探求型の学びを体験する
●企業が社会に生む価値を探求することで「仕事」について理解する
●自らつかんだ企業活動の価値を紐解くことでSDGsについて深く学ぶ

実施コマ数:全10回(各50分)
対象:中学生、高校生、大学生
環境:普通教室
※ただし、STEP1、STEP3、STEP9においては動画を見る環境が必要。

教材
・ワークブック(A4サイズ/60ページ(予定))
・ワークシート(A4サイズ/15枚(予定))
・配布資料(A4サイズ/10ページ(予定))
・動画教材(4本)
・先生用指導ガイド(A4サイズ/23ページ(予定))

プログラム内容

※2020年度の進路探究コース「インターン」は、下記企業のご協力をいただき提供します。今年度、生徒たちがインターンで取り組むテーマ企業です。

朝日新聞/アデコグループ/カルビー/大正製薬/大和ハウス/テレビ東京
博報堂/パナソニック/富士通/三菱地所/メニコン/吉野家ホールディングス

▼「インターン」特別紹介ページ
https://quest.eduq.jp/intern

【先生向け先行体験オンラインセミナーを開催します!】

新しい時代のキャリア教育プログラム「インターン」の内容を提供開始前に体験できる先生向けの先行体験セミナーをオンラインにて開催します。
90分で「インターン」の概要と実際のワークを体験できます。学校現場で展開する際のポイントや留意点もお伝えいたします。

日時:7月11日(土)10:30~12:00
詳細・お申込み:https://quest.eduq.jp/intern200711/

▼クエストエデュケーションの詳細
https://eduq.jp/quest_education/

▼導入校の声や生徒の声(サービスサイト)
https://quest.eduq.jp/

プログラムや導入に関するお問合せ
qge@eduq.jp (クエストエデュケーション「インターン」担当)

クエストエデュケーションとは

2005年にスタートした、現実社会と連動しながら「生きる力」を育む教育プログラムです。生徒たちは、実在の企業からのミッションに取り組んだり、社会課題に向き合ったり、ゼロから商品開発に取り組んだり。教室の中にいながら、現実社会につながるテーマに取り組みます。2017年には中高向けの教育カリキュラムとして初めてのグッドデザイン賞を受賞。2020年度は全国32都道府県201校約34,000人(2020年6月現在)が取り組んでおり、これまでのべ22万人以上が学んできました。
詳細:https://eduq.jp/quest_education/

プレスリリースの詳細はこちら

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000026081.html