【プレスリリース】地域の新しい可能性を発見しイノベーションを起こす探究学習プログラム「エンジン」を提供開始

探究学習プログラム「クエストエデュケーション」に地域の新しい可能性を発見しイノベーションを起こすプログラム「地域探究コース エンジン」が新たにラインナップ。2020年夏、静岡県にて先行リリース。
教育コンテンツやカリキュラムの開発・提供を行う株式会社教育と探求社(本社:東京千代田区/代表取締役社長:宮地 勘司)は、主に中学校・高等学校向けに提供している探究学習プログラム「クエストエデュケーション」の新プログラムとして、自分たちが暮らす地域の新しい可能性を発見し、その地域をより良くするためにイノベーションを起こしていく探究学習プログラム、地域探究コース「エンジン」を、2021年より全国の学校に提供いたします。
またそれに先立ち、2020年7月より、静岡県の中学校・高校7校と静岡県の企業8社で「エンジン」の先行提供を開始いたしました。

【本件の背景】

新型コロナウイルス感染症の流行により、移動の制限がされたり、オンラインでのやりとりが増え、都市一極集中型の社会構造についての議論はさらに大きなものとなっています。2020年5月には東日本大震災以来はじめて、東京からの人口流出数が流入数を上回り、今後はますます「特定の場所にとらわれない生き方や働き方」が広がっていくことが予想されます。

一方で、文部科学省においてはGIGAスクール構想などのオンライン化の推進だけでなく、地域社会が抱える課題解決に向けた学びに重点的に取り組む地域探究学科の新設が検討されているなど「地域を探究する学び」や地域の企業や自治体と学校の協働が近年注目されています。
このような状況の中で自ずと必要性が高まっていくことは、地域や都市というくくりや特定の場所にとらわれず、どんな場所で暮らそうとも、それぞれが暮らすその場で一人ひとりが可能性を発見し、価値を生み出していけるかということではないでしょうか。何の変哲もない日常の中で、誰も見つけていない自分ならではの可能性を発見し、新しい価値を生み出し、それをオンラインで発信することができれば、逆に世界ともつながることができます。

そこで今回、教育と探求社では、自分たちが暮らす地域の新しい可能性を発見し、その地域をより良くするためにイノベーションを起こしていくような学びを提供するため、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」地域探究コース「エンジン」を開発しました。
本プログラムは2020年7月より静岡県の公立私立を含む中学校・高校7校にて先行提供を開始、2021年度からは全国の学校に提供を開始いたします。

【新プログラム開発の狙い】

「エンジン」は、車のような大きなものを駆動する役割というイメージがありますが、もともとのラテン語の語源「ingenium(インゲニウム)」からきており、「生まれながらの才能」を意味します。
「生まれながらの才能」というように、地域には、まだ発見されてない多くの可能性がすでに存在します。そしてそれは中学生、高校生はもちろん、地域で暮らす大人、企業人、地元企業にとっても同様です。

本プログラムでは生徒たちが、自分たちが暮らす地域の新しい可能性を発見するという体験によって、自分自身と自分の周辺の世界が生まれながらにもつ可能性に気づけるようになり、日常生活を通して価値創造の種や学び、気づきが得られるようになることを目指します。そして地域の人々や企業と中高生が互いの立場を超えてフラットに出会い、お互いの相互作用のなかで、地域だけでなくお互いの新たな可能性を発見していくことを目指しています。

【地域の新しい可能性を発見する地域探究コース「エンジン」とは】

探究学習プログラム「クエストエデュケーション」地域探究コース 「エンジン」は、自分たちが暮らす地域の新しい可能性を発見し、その地域をより良くするためにイノベーションを起こしていく探究学習プログラムです。
生徒たちは、地域に実在する企業や「まち」そのものと出会い、そこで生活する人の取り組みや技術、自分たちとのつながりを知る中で、地域に秘められた可能性を発見していきます。そして、仲間とアイディアを出し合い、協力して、新たな挑戦を地域に提案することで、イノベーションを起こします。

ほとんどの生徒たちにとって未知の存在であり、「大人の世界」である企業を様々な視点でとらえるとともに、自分たちが暮らすまちについても新たな視点で見渡すことによって、大人たちもまだ気づいていない可能性を探り、イノベーションの提案を作り上げていきます。そうすることで、新たな価値を創造する力や他者と協働する力だけではなく「世の中は実は可能性に満ちている」、「ちょっとした気付きで新たな価値をうみだせる」という感覚を育みます。

【プログラム概要】

名称:クエストエデュケーション 地域探究コース「エンジン」
実施コマ数:全15回(各50分)
対象:中学生、高校生、大学生
環境:普通教室 ※ただしSTEP5においては動画を見る環境が必要。

特徴:
●「あるべき姿」が決まっている課題解決ではなく、可能性を発見し広げていく学び
●企業や企業人との協働を通して新しい企画を考えていく学び
●地域の魅力や可能性と出会い直す、地域探究
●日常の暮らしのなかから新たな価値創造の種に気づけるようになる

教材(予定):
・ワークブック(A4サイズ/70ページ)
・ワークシート(A3サイズ/12枚、A4サイズ/4枚)
・配布資料(A4サイズ/5ページ)
・動画教材(参画企業数分 ※各生徒が見るのは1本ずつ)
・先生用指導ガイド(A4サイズ/33ページ)

内容:

※プログラムの導入は該当地域において、協働していく企業の参画が必要となります。

【地域探究コース「エンジン」静岡地区先行実施について】
一般社団法人シヅクリ(https://sdkr.jp/)を中心とした「シヅクリプロジェクト」の一環として2020年7月から2021年2月にかけて実施します。このプロジェクトは子どもも、大人も、自らのコアに出会う学びの場を提供することを目的としており、地域探究コース「エンジン」を活用してこの目的の達成を目指します。

静岡県の公立・私立の中学校・高等学校へ、下記企業のご協力をいただき提供します。
アイエイアイ/建設システム/静岡新聞社・静岡放送/鈴与グループ/タミヤ/トヨコー/三菱電機静岡製作所/リョービ静岡工場

【プログラムの導入に関するお問い合わせ】
学校・教育関係者の方 : qge@eduq.jp(学校コミュニケーションチーム)
企業・行政関係者の方 : ib@eduq.jp (「エンジン」担当)
※プログラムの取材や視察については広報担当まで、ご連絡ください。