企業と先生、クエストOBOGが共に学び合う探究型ワークショップ「第4回CAミーティング」を開催しました。
2019年10月20日(日)、東邦高等学校にて、企業人と先生、クエストOBOGが共に学び合う探究ワークショップ「第4回コーポレートアクセスミーティング(CAミーティング)」を開催しました。
「コーポレートアクセス(CA)」は、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」のプログラムのひとつで、中学高校の生徒たちが、実在する企業のインターンシップを学校の授業カリキュラムとして体験できるプログラムです。
CAミーティングでは、コーポレートアクセス参画企業の方々が集まり、生徒の学びについて本質的な議論をしています。年間を通して生徒たちとの関わり方を考えながら、大人たちも自らの学びを深めていきます。
・2019年度 第1回CAミーティング
・2019年度 第2回CAミーティング
・2019年度 第3回CAミーティング
本年度4回目の開催となる今回のCAミーティングは、愛知にある東邦高等学校で開催。2019年度参画企業から総勢8名が集まり、生徒たちの企画案にどのような視点でアドバイスしていけばよいか、導入校の先生達と学校の授業で本プログラムを体験したOBOGと共に学び合いました。
まずは各テーブルで簡単な自己紹介。その後、今コーポレートアクセスに取組んでいる生徒たちの中間発表の様子を動画で見てもらいました。
動画には、事業企画や商品開発などの企業からのミッションに数か月取組み、自分たちのアイデアを企画としてまとめた生徒たちが、それぞれ緊張しながらも工夫して発表している様子が映し出されています。
もしこの中間発表の場にいたら、自分は発表にどうコメントするか。生徒たちにどう答えるか。そうしたことを考えるため、まずは「発表の良かった点」「気になった点(考えてほしい点)」二つの視点で付箋に書き出していきました。
ひと通り付箋を出し終えたら、次に各テーブルで付箋を共有します。
「良かった点よりも、考えてほしい点ばかり出てしまう」
「考えてほしい点をどこまで伝えたら良いだろうか」
「その企画でどんな未来を描きたいのか、生徒達に聞きたい」
企業人、先生、クエストを経験したOBOG、それぞれの立場で違った視点もある一方で、これは必要な視点だということも確認し合うことができました。
生徒たちの中間発表の動画をもう一本見た後は、グループワークをする中で感じたことと、生徒達に何を伝えたいかについて話し合い、全体で共有しました。
「生徒達にどのような言葉で発信するかという大変さ、大切さ、必要性を改めて感じた」
「企業人、先生それぞれの想いを共有できて良かった。学校訪問でも今日学んだ“結局は人と人”ということを大切にしようと思いました」
「描きたい未来を明確にすることの大切さを改めて感じました」
「社会人として教えるという立場ではなく、『共に未来を作る』という真意がわかった気がしました」
「“生徒”ではなく、“未来を作る仲間である生徒”として関わる大切さを実感した」
生徒たちが考えた企画に対してどのように生徒と向き合い、どのような言葉をかけたらよいか。正解がない問いに、それぞれの立場で真剣に考え、対話する時間となりました。
次回のCAミーティングは第5回、11月16日(土)に東京にある宝仙学園高等学校での開催。2019年度のコーポレートアクセスにご参加のみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
※同日開催のクエストミーティング2019 東海の様子も、順次更新予定です。