企業人が高校に授業訪問。企業と先生が共に学び合う探究型ワークショップ「第3回CAミーティング」を開催しました。
2019年9月21日(土)、大阪学院大学高等学校にて、企業と先生が共に学び合う探究型ワークショップ「第3回コーポレートアクセスミーティング(CAミーティング)」を開催しました。
「コーポレートアクセス」は、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」のプログラムのひとつで、中学高校の生徒たちが、実在する企業のインターンシップを学校の授業カリキュラムとして体験できるプログラムです。
CAミーティングでは、コーポレートアクセス参画企業の方々が集まり、生徒の学びについて本質的な議論をしています。年間を通して生徒たちとの関わり方を考えながら、大人たちも自らの学びを深めていきます。
・2019年度 第1回CAミーティング
・2019年度 第2回CAミーティング
本年度3回目の開催となる今回のCAミーティングは、大阪にある大阪学院大学高等学校で開催。2019年度参画企業から総勢15名が集まり、実際に高校の授業を訪問し、生徒たちと関わりながらお互いに振り返りと対話を通じて学びあいました。
先生からお話をうかがった後は、さっそく授業訪問に向かいます。今回の授業訪問は大阪学院大学高等学校の高校1年生の7クラス。「コーポレートアクセス」プログラムの授業で、企画会議をしている段階です。
企業の方がやってくると、楽しそうに自分たちの企画を話してくれるチームもあれば、恥ずかしそうに自分のアイデアを書いた付箋を隠すチームも。
付箋がたくさん出ていたり、企画らしいものができているチームもあれば、なかなかアイデアがでなかったり、どうしたらよいのか行き詰っているチームもありました。
「こんなことを考えました!」
「今、どうしたらいいか行き詰まっていて…」
クエストカップ全国大会に出る内容になるかもしれないためここでは紹介することはできませんが、チームで考えた面白いこと、企画のタネもたくさん聞かせてもらいました。
魅力的な生徒たちと話していると、50分の授業もあっという間です。
授業訪問の後は、企業人同士で再度集まり、授業に参加してどのようなことを感じたか、工夫したことや迷ったことなどを共有する振り返りを行いました。
「どう質問したらアイデアを掘り下げられるかを常に考えていた」
「いいアドバイスをしなきゃ、何か思いついてもらわなければと考えている自分に気づいた」
「詰まっているところにどう声をかけるかが難しかった」
「うまくいっていないように見えても、何か考えているのであせることはない」
「見えているブレストの結果だけではなく、なぜそこに至ったのか聞いてみることで見えてくるものがあった」
「大切なのは生徒たちと関係を築くことだと感じた」
最後に、一人ひとりがクエストを通じてこれからやってみたいことを1枚の紙に記しました。
生徒たちとどのように関わればよいか。授業訪問を通して、正解がない問いにそれぞれが真摯に向き合う時間となりました。
次回のCAミーティングは第4回、10月20日(日)東海地区での開催。2019年度のコーポレートアクセスにご参加のみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
※同日開催のクエストミーティング2019 WESTの様子も、明日更新予定です。