【イベント登壇】立教大学の授業「立教大学OBOGの『社長の履歴書』」に、弊社代表取締役社長 宮地勘司が登壇しました。

2021年10月25日(月)、立教大学のオンライン授業「立教大学OBOGの『社長の履歴書』」にて、教育と探求社 代表取締役社長 宮地勘司がリモート登壇いたしました。

「立教大学OBOGの『社長の履歴書』」は、立教大学の菊池航准教授、高柳寛樹特任准教授、井田純一郎客員教授が開講する全学部共通総合科目のひとつ。井田純一郎氏(株式会社サンヨー食品代表取締役社長)、村松俊亮氏(株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役社長)など、立教大学出身の社長がリレー形式で講義を行う全14回の授業です。

登壇するOBOGは現役の社長として、大学時代をどう過ごしたか、起業した経緯や会社経営の難しさ、どのような人材がこれからの社会には必要か、大学時代に何をどのように学ぶべきか、などの様々な論点について後輩の学生たちに率直な考えを伝え、受講生にとってはそれぞれが自らのキャリア設計や大学での学びや過ごし方について具体的に考えられる貴重な機会となっています。 

今年はzoomでのオンライン授業という形をとった本講義。88年に社会学部を卒業した宮地勘司は第5回目を担当し、生い立ちや大学時代の過ごし方、どのような経緯で起業し今があるのかなど、約一時間半にわたってお話ししました。

世界は今も急速な成長をし続けていて、私たちはその中を生きることになります。20年後、30年後、さらにその先はこれまで以上に不透明で複雑。事実、一昨年は対面で行っていた講義も今ではPC上で、遠隔で行われています。

宮地はそんな変化する時代と自分たちについて話しながら、「だけど、オンラインだからって関係ない。一方的に話したいのではなく、あなたたちと交流がしたい」と、冒頭でチェックインの時間を設け、講義を始める前に参加者にひと言ずつ発言してもらったり、話している最中だろうと気にせず質問を受けたりと、学生のリアクションを引き出します。

加速しながら進化するこの時代の中で「じゃあ一体どんな力を身につければいいのか」「大学時代はどう過ごすべきなのか」という疑問が浮かびます。それに対し「何かになるとか、何をすべきとかじゃなく、あなたが正解である。」「キミたちは全員、何かの天才!」と多重知能理論(マルチプルインテリジェンス)を用いて説明し、「それぞれの魅力を育てるためには?」と教育の話へとつなげました。現在の学校教育、日本の教育はそういった多様な「それぞれの力」を十分に育てられているのでしょうか。

「教育と探求社は、学校は『知を消費する場所』ではなく『知を生産する場所』であるべきと考えます。」

教育と探求社の「クエストエデュケーション」は、自ら考え学ぶ主体性や自分らしさを育み、社会とつながる探究学習プログラムです。大人が知っている正解を覚えるのではなく、自分に問う。それを通したくさんの生徒や関わった大人たちが学びを楽しみ、実感しながら、自分の力に気づいていきました。

「前職の新聞社時代も、また会社を興してからも、紆余曲折を経て、諦めそうな場面もあった」と本音を口にします。でも、「ここで辞めては死ぬ時に後悔する!」と奮い立たせたおかげで、こんなにもたくさんの人の学びに輝く目を見ることができ、会社を成長させることができたのだと自らの人生について振り返りました。

終盤の質疑応答の時間には、起業家としての回答を求める質問のほかに、教育についての考え方への質問も多く飛び交いました。

学生:多重知能理論(マルチプルインテリジェンス)についてのお話で、誰でも何かの天才という考え方はとても新鮮でした。日本は偏った知能が賞賛される学歴至上主義社会だと思いますが、試験で使える知能がなく、それ以外の知能しかない場合はその能力だけで生きていくのは難しいと思うのですが、そのような人々が日本で活躍するにはどうしたらよいと思いますか?

宮地:全然問題ない。それ以外の知能の人たちも世の中では活躍しています。活かせる環境は必ずあるので、自分の力を知って、伸ばしていけばいいと思います。一つの知能を基準に序列化することに意味はなく、多様化していくべきです。

 

学生:「主体的に生きる」ために学生のうちに何かすべきことはありますか?

宮地:学生のうちに限らず、主体的に生きるためにすべきことはない。なぜなら人は生まれながらにしてもともと主体的な生き物だから。社会や周りの大人にだんだんとそれを奪われているだけだと思う。答えはあなたの中にあります。

 

学生:エデュケーションチャレンジを始めた際周りに反対されていたのにも関わらず、周りを巻き込み仲間を集められたその理由や工夫は?

宮地:理念が重なる人を見つけること。「人が変われば社会が変わる」という考えに強く共感していれば、教育に興味がなくたっていい。なんなら違う畑の人を連れてくる方が面白いから、そういう人こそ口説き落とすんです。教育がいかにダイナミックで、人を、社会を変える可能性を持っているか、と。自分で巻き込みに行く方が大事なので、自己推薦は採らないでいいです!(笑)  

学生:一緒に働きたいと思う人物像を教えてください。

宮地:素直で爽やかな、変人!

続々と書き込まれあっという間に流れていくチャット上の質問に対し、会話をするような自然体で次々お答えしました。問いの一つひとつを噛み締め、「グッとくる問いが多くて、いいですね」と笑みをこぼすシーンも。

たくさんのご質問、ありがとうございました。

終了後、菊池航准教授から送られてきた受講生の感想のなかに、宮地が講演者として目に留まった、ある学生の言葉をご紹介します。

「今回の講義を聞いて、私が感じたのは国や人を変えることができるのは政治である。普通ならそう考えると思うが、長きにわたっての改革を成すことができるのは教育だけであると思う」

「どんな困難があっても、すべてがうまくいってなくても、諦めて後悔するなら、やって後悔した方がずっといい。それが私の人生!(宮地勘司)」

 

ー我々は全員、元から主体的で、何かの天才で、学ぶ楽しさを知っている。

ーみんなで大笑いしながら世界を変えていける。

 

大きな変化の波の中で自分の座標すら分からず、何者になるべきかと不安になっていた学生に「あなたはあなたで素晴らしい」と知ってもらえたことを信じています。