2022年04月12日
おはようございます。
教育と探求社の宮地勘司です。
2016年のクエストカップ出場チームに
マスメディアアントというチームがいました。
テレビ東京から出されたミッション
「私たちが世界を変える!
国際社会のモヤッとを解決する
テレビ東京らしいプロジェクトを提案せよ!」
という課題に応えて、ちょっと考えさせられる
プレゼンテーションをしてくれました。
彼らの提案は、「世界共通教科書プロジェクト」。
国によって歴史の認識が異なることが、
国際紛争の一因であるという考えのもと、
各国の中高生が集い、協働して歴史教科書をつくる、
そのプロセスを番組化するという提案です。
各国の中高生が歴史についてそれぞれリサーチし、
互いの認識を直接伝え合い、議論し、共通の見解を
紡ぎ出し、それを歴史教科書として編纂していく。
その議論の経緯や合意のプロセスをテレビ東京が
番組として制作し、各国のテレビ局と提携して
世界中で放映するという企画です。
親や祖父母の世代の歴史認識の違いを克服し
新しい世代が純粋な視点で現実を見つめ直し
対話による相互理解で未来をつくり出し、
それをさらに次世代に継承していくという考え方は
極めて本質的でスケールの大きなものだと感じました。
対話によりアップデートされるのは互いの「意識」です。
それは単なる「知識」や「情報」のやりとりの次元を
超えています。
紛争を止めて、幸福な世界をつくるためには、
内なる「意識」が更新されることが大切だと思うのです。
私は世界をどのように捉えているのかという「意識」。
そしてその意識から立ち上がる願いを持つこと。
それこそが唯一、世界平和に続く道ではないでしょうか?
学校教育においては、「知識」や「情報」については
多く扱われますが、「意識」にフォーカスされることは
そう多くはないと思います。
GIGAスクール構想で一人一台端末が実現しそうな今、
「知識」や「情報」はICTにまかせて、
私たち人間は、「意識」にフォーカスした学びについて、
もっと深く考えていくことが必要なのではないでしょうか?
教育と探求社
宮地 勘司
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