2021年09月14日
おはようございます。
教育と探求社の宮地勘司です。
沈静化しないコロナウィルスの影響により
二学期が始まった学校現場は混乱と多忙を
極めています。
夏休み延長、分散登校、オンライン授業と
先生方が独自に考えて、取り組まなければならない
課題も多く、また、オンライン授業を実施した場合も、
それを出席と認めるか否かにおいて、
教育委員会や学校ごとに判断が分かれるなど、
世界一忙しい日本の先生方の、心と体への負荷は
大変なものになっていると思われます。
昨年来のGIGAスクール構想により、全国の学校で
オンライン授業が実施できる環境が整いつつあります。
文科省も「今は緊急事態。家のPC、親のスマホ、
あるものは何でも使ってどうしたらオンライン授業が
できるか、それぞれが考えて欲しい」と訴えています。
一律、平等を重んじる学校が、既存のルールに
とらわれることなく、臨機応変に、できることから、
できる人からやるべし、とシフトしたことは、
歴史的な転換点だと感じています。
コロナ禍は世の中の不確実性、不透明感を高め
旧来のやり方ではいろいろなことがたち行かなく
なっていることを明らかにしました。
一人ひとりの個人がものごとを引き受けて、
自分の頭で考え抜き、行動していかなければなりません。
集団、組織重視の時代から、自立した個人の時代へと
世の中は着実に変化しています。
しかし、変革には混沌がつきものです。
この大きな川を向こう岸まで渡ろうというのですから、
川岸から手を離すときの恐怖は並大抵ではないでしょう。
途中で濁流に流されそうになる度に
元の岸に戻りたくなることもあるかもしれません。
しかし、ここは腹を決めて皆で力を合わせて泳ぎきり、
向こう岸にたどり着きたいと思います。
そこには、すべての大人とこどもが、真に主体的、
かつ創造的に、自分らしく生きていくことが
できる社会が待っていると私は信じています。
そのためには、現場の先生に裁量を与えること、
評価やルールで萎縮させるのではなく、多少の失敗を許容し、
先生に創意工夫や挑戦の余地を与えることが重要です。
そのことで、先生方が自分らしさを失うことなく、
生き生きと教壇に立てることが未来を開く鍵になると思うのです。
そのために私たちは、
これからも力を尽くしていきたいと考えています。
教育と探求社
宮地勘司
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教育と探求社からのお知らせ
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(1)【今週です! 9/18(土)開催 先生向け】
2学期から開始できる!教室内でできる職業体験プログラム「インターン」の実践事例共有会を開催します。
発表者:横浜市立桂台中学校 畠山 遼平 先生
不安定な環境の中で、職業体験をどのようにしたらよいのか、困っていませんか?
教室内でも職業体験を実施して、生徒が「働くこと」について考える機会を提供し、
職業体験の学習項目を満たせるプログラムがあります。
今回は、教室内での職業体験を実施できるプログラム「インターン」の紹介と、
実際に職業体験を教室内で行った横浜市立桂台中学校、畠山 遼平 先生より
実施事例をお話いただきます。
詳細とお申込みはこちら
https://quest.eduq.jp/intern0918/
進路探究コース「インターン」に関する詳細はこちら
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プログラムのご紹介
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◆進路探究コース「インターン」
10個のプログラムのうち、今回ご紹介するのは「インターン」。
コロナの影響で職場体験の代替として導入いただく学校が増え、
近年最も人気のあるプログラムです。
是非この機会にご検討・ご紹介ください。
教室内で職業体験!
12社の企業と働く意義を考える新プログラム「インターン」。
「インターン」は、生徒たちが教室にいながら就業体験をできる
全10回のプログラムです。
ただ仕事を体験するのではなく、「自分が社会にどう関わっていきたいか」を主体的に考えます。
日本を代表する12社の企業人が動画教材に登場し、
働く意義や価値とは何か、仕事とSDGsのつながりについて、
生徒は調査やプレゼンテーションなどの体験を通して理解を深めます。
「インターン」詳細はこちら
10の探究学習プログラム一覧はこちら
https://eduq.jp/for-school/quest_education/#course