2019年09月03日
おはようございます。
教育と探求社の宮地です。
先日、映画「スタートアップガールズ」の
先行上映会に行ってきました。
スタートアップと呼ばれる
革新的な新事業立ち上げのプロセスを、
実在する女性起業家をモデルに
物語として描いたものです。
多くの本物の起業家たちからアドバイスをもらったという
この作品のリアリティは
じわじわと胸に迫るものがあり、
気がつけばずっと涙を滲ませながら観ていました。
(もともと涙腺はかなり弱いのですが)
ピンクのヘアーに独特のファッション、
行動もエキセントリックで、感情も不安定。
でも、その発想力、集中力、突破力はすさまじい
若き女性起業家と、
彼女を支える安定志向で
堅実なビジネスパートナー。
何もかも真逆な二人が激しくぶつかり合い、
互いに自らの感情を爆発させながらも
スタートアップを通じて共に成長していく。
映画を見終わった後は正直、
どうして自分がそこまで感動したのか
あまりよくわかりませんでしたが
時間がたつにつれて少し整理されてきました。
ひとつは、そんな風にしか生きられない人間の悲哀と、
同時にその圧倒的な豊かさを感じられたこと。
人はそっちに行ってはいけないといくら言われても、
どうしてもやめられない性(さが)のようなものがあります。
それはもうあまりにやるせなくて、
笑ってしまうほどです。
「自分らしく、生きる」を理念に掲げる会社の
代表としては、深く共感してしまいます。
二つ目は、「成長」ということについてです。
そんなにも圧倒的に異なる個性を持って生まれ、
その個性を体験により着実に強化してきた二人が、
自分とは全く異なる個性を一旦受け入れることで
自分自身を変容させ、
成長することができるという点です。
異質なものを受け入れるのはだれにとっても
厳しいものです。できれば避けたい。
同じ価値観だけで固まる「島宇宙」化傾向が強い
現代の若者たちにとっては、なおさらのことです。
しかし、そこを乗り越え
異質なものを自らに取り込んだとき、
圧倒的な成長が起こります。
それは、何かの知識やスキルを得たという
次元の成長とは異なる、
世界観、人間観の変容、
いわばOSのアップデイトのようなことだと思います。
そのことが見事に描かれていたと思います。
「スタートアップ」は、
既存の価値観や古い仕組みを壊しながら
急速な成長を遂げる革新的な事業を立ち上げることです。
北欧の国には、スモールビジネスをスタートできる力を
身につけることを
義務教育の目標にしているところがあると聞いたことがあります。
スタートアップは、社会を変えるだけではなく、
人間の成長を促進する
格好の教材なのかもしれません。
教育と探求社
宮地勘司
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