2018年02月15日
おはようございます。
教育と探求社の宮地です。
「クエストエデュケーション」を世に提供して
はや13年の月日が流れました。
このプログラムを採用し、10年を超えて
継続実施していただいている学校も
少なくありません。
そんな学校の一つに、大阪の常翔学園があります。
この学校の進学実績に、ここ数年で驚くほどの
変化が起こっています。2017年度の入試で
国公立大の合格者が82名とこの5年間で4倍に。
東大こそ未だ出ていませんが、京大、阪大、名大
北大など難関大学合格者を続々と輩出しています。
また、いわゆる関西私学の雄、関関同立についても
200名を大きく超える合格者。まさに飛ぶ鳥を
落とす勢いと言っても良いと思います。
先日、同校の田代教頭先生にお話を伺う機会が
ありました。
「この10年で何が変わったかというと、
先生たちの意識が変わりましたね。
いろいろ言う前にまずはやってみようという先生が
増えて、職員会議の雰囲気が全く変わりました。
クエストの導入がそのきっかけとなったと思います」
常翔学園は、大阪工業大学高等学校が2008年に
改称。女子生徒の比率も増やして普通科進学校へと
大きく舵を切りました。そのエンジンとなる中核
プログラムとしてクエストを位置づけていただきました。
最初の数年は、進路指導や情報科の先生が集中的に
生徒を指導し、その後、総合の時間で担任の先生が
指導するように体制を整えました。最初の頃は困惑したり、
思わず否定的になってしまう先生もいらっしゃいましたが、
生徒たちの変容ぶり、成長ぶりをみるうちに、先生自身が
楽しみながら授業に取り組んでいただいている場面が
多くなってきたように思います。
1学年500名を超える同校のクエストの取り組みは、
圧巻です。活気に満ちて、多様で、本質的です。
毎年1月に開催される校内発表会「常翔カップ」は、
その規模、クオリティ、熱量、どの点においても
学校の取り組みとして最高レベルのものだと思います。
私は、この学校の基底に流れるものは、寛容さだと
思っています。ラグビーを始め、スポーツも強い同校は
厳しさや規律という側面も合わせ持っていますが、
生徒に場と機会を与えて、存分にやらせる寛容の力は
卓越していると感じます。
寛容さこそが、人を伸ばす。
窮屈な現代においては、子供たちが何か新しいことを
やろうとしても、隙間なく埋め尽くされています。
そんな世の中を少し広げて、自分でいられる場所を
見つけられること、例え失敗しても何度でもトライ
できること、そんな歩みを後ろで支えてくれるのが、
寛容さだと私は思うのです。
そうやって、深いレベルで人が育つとき、目の前の
受験というハードルは、もはや小さいものになって
しまうのかもしれません。
今年の常翔カップは1月20日(土)、
大阪・ルミエールホールで開催されます。
(詳細:https://www.facebook.com/
教育と探求社
宮地勘司
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教育と探求社からのお知らせ
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(1)「クエストカップ2018 全国大会」参観申し込み開始!
今年のテーマは『よくあそべ』。
クエストに取り組む150校 約2万人の中高生たちが、
時のたつのも忘れ、
▼日時・場所
《企業探究コース「コーポレートアクセス」部門》
日時:2018年2月24日(土)10:00~17:15(
会場:立教大学 池袋キャンパス(東京都豊島区西池袋3-34-1)
《社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ」部門》
日時:2018年2月24日(土)10:00~17:15(
会場:立教大学 池袋キャンパス(東京都豊島区西池袋3-34-1)
《進路探究コース「人物ドキュメンタリー」部門・「自分史」
日時:2018年2月25日(日)12:20~16:30(
会場:紀尾井小ホール(東京都千代田区紀尾井町6-5)
▼お申込みはこちら
(2)「クエストカップ2018 全国大会」ボランティア募集開始!
クエストカップ実行委員会では、「クエストカップ 2018全国大会」の
サポートをしてくださるボランティアスタッフを募集しております
生徒の学びを一緒に作ってくださる方の応募をお待ちしています。
▼募集詳細
https://drive.google.com/file/