2016年03月08日
おはようございます。
教育と探求社の宮地です。
クエストカップ2016全国大会が、
熱狂のうちに幕を閉じました。
今年も全国の中高生から企業に向けて
たくさんの魅力ある提案がなされました。
グランプリを受賞したのは奈良県の育英西高等学校。
実は抗菌力が高いゴキブリの持つ脂肪酸などを利用して
「持続可能な開発目標(SDGs)」に沿った
衛生度の高い家づくりを大和ハウスに提案しました。
その他にも、LGBTを対象とした旅行サービスや
クレジットカードの信用力で待機児童問題を解消し、
女性の社会進出を後押しようという提案、
テレビ番組を通じて地域興しを実践的に推進する企画など、
現代社会に横たわる本質的な課題に対して
真正面から取り組む提案が数多く見られました。
「過去最高の内容」「どの提案も本質的でおもしろい」
と参観者の評価も高く、課題を出した側の企業の期待を
軽々と超えていくものばかりでした。
今年参加した生徒の多くが2000年前後に生まれた世代です。
生まれてから一度も好景気を知らず、9・11の米国テロや
3・11の東日本大震災も経験している世代です。
その一方で、物心ついたときにはスマホがすでに普及している
高度情報化のまっただ中を生きてきた世代でもあります。
「ゆとり」や「さとり」の次の世代として、
彼らを「つくし世代」と呼ぶことがあるそうです。
厳しい時代を生きてきた彼らは、明確な価値観を自らの内側に
持っていて、権威によって強制的に動かされることを嫌う。
そして何よりも人とのつながりを大事にし、
誰かに「尽くす」ことに喜びを感じる世代だと言います。
「人はみなひとりでは生きていけない」
そのことを明確に悟った世代だと言えるかもしれません。
戦後70年が経ちました。
この間私たちがつくりあげてきた政治・経済
社会システムは明らかに制度疲労を起こしています。
もう一度ゼロからすべてを見直し、作り直していく時が
来たようです。
春の土筆の芽吹きに、大いなる期待をしたいと思います。
教育と探求社
宮地勘司
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教育と探求社からのお知らせ
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(1)「クエストカップ2016 全国大会」大盛況のうちに終了しました
去る2月20日(土)と21日(日)、初の2日間にわたり開催いたしました、
「クエストカップ2016 全国大会」、おかげさまで大盛況のうちに
無事終了いたしました。
当日の模様は公式facebookページやTwitterにてご覧いただけます。
https://www.facebook.com/questcup/
https://twitter.com/questcup1
当日収録した動画は、3月15日(火)頃にクエストカップサイトにて配信予定です。
http://questcup.jp/2016/
(2)メディア掲載のお知らせ
先日のクエストカップ2016の模様を取り上げていただきました。
・オルタナS
http://alternas.jp/study/news/62855
・ヤフーニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160228-00010001-alterna-soci
・日本教育新聞 2016年3月7日付 11面