2015年04月04日

「教育と探求」Vol.45 2015/4/14 “ワン・ミニット・ムービー”

おはようございます。
教育と探求社の宮地です。

先月、日比谷図書文化館と川崎市市民ミュージアムで
「ワン・ミニット・ムービー~冒険物語をつくろう!」という
ワークショップを開催しました。
小学生がタブレットPCを使って、身の回りの日用品を
主人公に見立てた冒険物語をつくり、それを1分の動画で
表現するというものです。
日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムと
教育と探求社が協同で開発したプログラムです。

小学校低学年の子供たちが、上履きや水道の蛇口、
バドミントンの羽やホチキスを主人公に、
たくさんの奇想天外なストーリーを編み出してくれました。

撮影や編集の技法などは教えないにも関わらず、
主人公を床に置き横からローアングルで狙ったり、
効果的なズームインやパン、音楽の付け方も見事なものです。
(子供たちの作品はこちらのサイトから見ることが出来ます。

http://1min.work/)

そのほとばしる感性に驚きと感動を覚えました。

英国の即興劇の大家キース・ジョンストンは
こんな言葉を残しています。
「大人とは萎縮した子供である」

未熟な子供が時を経て成熟し、大人になるのではなく、
その人の本来あるべき姿は子供の頃にある。
大人になるにつれ、自分らしいあり方が失われ、
萎縮し、魅力や輝きを失ってしまうという意味です。

私の関心はここにあります。
その人が生まれながらに持っている自然な力を生かしたまま、
どうしたら萎縮していない大人に育つことができるのか。

知識や専門性を身につけても、自らの内なる野性味を
失うことなく、おおらかに育っていくには
どのような教育が必要なのか。

イノベーションも、真のグローバル化も、
クオリティオブライフの向上も、そんな教育の上にこそ
成り立つものだと思うのです。

何かに阿ったり、結果や効率ばかりを気にするのではなく、
いくつになってもまっさらな好奇心と共に、この世の中を生きる。

ひとりでも多くの人がこのような生き方を身につけた時、
世界は今よりも少し良くなると信じているのです。

教育と探求社
宮地勘司

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教育と探求社からのお知らせ
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(1)クエストエデュケーション 2015年度始動しました!
新年度を迎え、2015年度のクエストエデュケーションも
スタートしました。

今年度のインターン先企業は、
エイチ・アイ・エス、オムロン、クレディセゾン、大和ハウス工業、
テレビ東京、富士通グループの6社です。

全国80校の学校で、クエストを取り組んでいただきますが、
今年はどんなドラマがあるのか、是非、ご期待ください。

http://eduq.jp/quest/ca.html

(2)クエストカップ2015 当日の模様を公開しました
2月21日(土)に開催いたしました、クエストカップ2015 全国大会
当日の模様を動画で公開いたしました。
ファーストステージの各部門、セカンドステージの模様をご覧いただけます。
よろしければ是非、ご覧ください。

http://questcup.jp/2015/



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