2021年06月10日

「教育と探求」Vol.119 2021/6/8 声を上げていくということ

おはようございます。
教育と探求社の宮地です。

5月24日付けの日本経済新聞朝刊に、
山口の銘酒「獺祭」をつくる旭酒造の意見広告が
掲載されました。

「飲食店を守ることも
日本の『いのち』を守ることにつながります」
https://www.asahishuzo.ne.jp/news/info/004899.html

度重なる緊急事態宣言の発令で窮地に追い込まれる
国内の飲食店の心の声を代弁したものです。

無骨なコピーではありましたが、
草の根の経済の大切さ、声なき地域の市民の声が
響く広告として好意的に受け止めた人が多かったようです。

教育と探求社の創業前、私は新聞広告に携わっていました。
大きな紙という物理的なスペースをフルに使って
情報発信する新聞広告のダイナミックで強いメッセージ性が痛快で、
私は新聞広告が大好きでした。
特に「意見広告」と呼ばれるジャンルは、
新聞というメディアならではの時代性や社会性が詰まっていて、
ずしりと心に届きます。

1971年に、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが世界中の新聞に
紙面いっぱいの大きな活字で掲載した新聞広告
「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」は有名です。
ベトナム戦争に、米国を中心に様々な国が巻き込まれていく中で
「戦争は終わるよ。君がそう望むならばね」という
ストレートなメッセージを自分たちの言葉として
世界に伝えた新聞広告の歴史に残る事例です。

メディアは第四の権力と言われています。
司法、行政、立法の三権と並ぶ「第四の権力」として
政府に対する監視機能の役割を果たすという意味です。

報道記事がそのような役割を期待されていることは
もちろんですが、新聞というメディアにおいては
広告も時として、政府や権力に対峙する市民の声を
世に報じることがあります。

広告である以上、広告費用を支払っての掲載ではありますが、
しかし、そうだとしても
一人の人間、一法人が、紙面を通じて世間に物申すことは、
とても勇気のいることだと思うのです。

実際に、旭酒造の桜井社長は、
「賛否両論覚悟の上で、腹決めて意見広告を出そう、
と決めました」とのちのインタビューで語っています。

いま、日本から自由闊達な雰囲気がどんどん失われています。
忖度、予定調和という言葉がそこらじゅうに溢れています。
立場や経験が異なれば、意見や考えが異なることは当然あります。
大切なことは、どんな意見も場に出した上で、
一緒に知恵を出し合って最適解を見つけていくということが
とても大切です。

民主主義はもっとも面倒くさいシステムかもしれません。
コロナ禍の中で、そのことは一層明らかになりました。
しかし、だからこそ、私たちは声を出さなければならないのです。
専制政治は短期的にはうまくいっても、必ず弊害が起こります。
おおらかに出された多様な意見の中で、自分たちの進む道を
しっかりと見つけていくことがとても大事だと考えています。

そして、そのことを私たちは学校の中からはじめたいと
思っています。

教育と探求社
宮地 勘司

 

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教育と探求社からのお知らせ
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(1)「21世紀ティーチャーズ プログラム」5期生を募集中!

創発型の学びや21世紀型スキルを習得する
「21世紀ティーチャーズプログラム」。

自らの意識を変え、教室を変え、
学校に変革を起こす プログラムです。

現在、第5期生の参加者を募集しています。
下記ご参照の上、お申し込みください。

▼プログラム詳細はこちらから
https://teachers-i.org/2021/02/21/5th-term-recruitment/

▼ご応募はこちらから(6/20応募締切)
https://forms.gle/5GikzT7uqVhTeKmN7

また、プログラム修了生の先生方を招いて、
オンライントークセッション&説明会を開催します。
プログラムにご興味・ご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。

▼【オンライントークセッション&プログラム説明会】
〜21世紀ティーチャーズ・プログラムを修了した先生たちの今の実践や思いを聴き合う〜
詳細やご参加申込はこちらから
https://forms.gle/HkfnWdKqGrMRvwSa8

第1回:6月12日(土)14:00〜15:30
テーマ「開かれた職員室をつくる。」
ゲスト 田中理紗先生(かえつ有明中・高等学校 教諭)
山田剛司先生(東邦高校 教諭)

第2回:6月13日(日)16:30〜18:00
テーマ「教育観が変われば、教室が変わる。」
ゲスト 中楯浩太先生(プログラム参加時 公立小学校 教諭)
中村拓海先生(公立小学校 教諭)

第3回:6月19日(土)15:30〜17:00
テーマ「志を掲げ、教育を変革する。」
ゲスト 品川隆一先生(堺市教育委員会)
八木邦明先生(一般社団法人シヅクリ、プログラム参加時 公立小学校校長)

※全3回のオンライントークセッションのモデレーターは宮地勘司が務めます。

(2)一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブで
新しい仲間を募集します!

組織の中核を担う「事業推進担当(管理職候補)」としてご活躍いただける方を求めています。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://teachers-i.org/2021/05/19/recruit/

(3)教育新聞にて、宮地のコラム連載がスタートしました!
教育新聞(https://www.kyobun.co.jp/)にて
6月から【教室と世界をつなぐ「探求」】というテーマで全10回の連載です。

クエストエデュケーションの取り組みや世界の教育の潮流など、
宮地の視点で語ります。

ぜひ、ご笑覧ください!

▼第1回 17年前に探究学習を始める
https://www.kyobun.co.jp/education-practice/p20210601/
※初回のみ無料。第2回以降は購読会員の方のみとなります。

(4)クエストカップ、グランプリ授賞チームインタビュー!

2021年2月20日~28日の8日間にわたり開催された
クエストカップ2021 全国大会。
全国28都道府県、応募総数3,587チームから
ついに各部門グランプリ受賞チームが決定して幕を閉じました。

グランプリ受賞チームは
どのように過ごしていたのでしょうか?

コーポレートアクセスでグランプリを受賞した
新潟県立津南中等教育学校、

先生、生徒、クエストの先輩方に
お話をうかがいました!

▼「学年みんなが受賞に値する」新潟県立津南中等教育学校 林祐希先生
https://quest.eduq.jp/cup-tsunan/

▼「ぶっ飛んで考えて、やれるところまでやってみた!」
西大和学園中学校 垣本梨花さん、岩田彩花さん
https://quest.eduq.jp/cup-nishiyamato-s/

▼「メンターとして後輩たちを見守った」西大和学園高等学校
塚原さん、梶山さん、田野瀬さん
https://quest.eduq.jp/cup-nishiyamato-m/

▼「好きだからやる、を大切に」西大和学園中学校 光永文彦先生
https://quest.eduq.jp/cup-nishiyamato-t/

(5)クエストカップ審査委員インタビュー!第5弾

クエストカップ全国大会、
たくさんの素敵な発表の中からグランプリを決定する審査は、
いったいどのように行われていたのか、
審査委員の方々にお話をうかがいました。

今回は、審査委員をご担当いただいた
株式会社ゲムトレ 代表 小幡和輝さんに
審査を通して感じたこと、審査の裏側をお話いただきました。

▼「今できる失敗は、大した失敗ではない」
株式会社ゲムトレ 代表 小幡和輝さん
https://quest.eduq.jp/obata/

▼動画公開!大会当日の様子はこちら。
https://questcup.jp/2021/archive/

 

(6)教室内で職業体験!
12社の企業と働く意義を考える新プログラム「インターン」

日本を代表する12社の企業人が動画教材に登場し、
働く意義や価値とは何か、仕事とSDGsのつながりについて、
生徒は調査やプレゼンテーションなどの体験を通して理解を深めます。

コロナの影響で職場体験の代替として導入いただく学校が増えています。

是非この機会にご検討・ご紹介ください。
https://quest.eduq.jp/intern/

(7)最先端の起業メソッドを用いて
新商品開発に取り組むアントレプレナーシップ教育プログラム
「スモールスタート」!

「スモールスタート」のプログラムでは、
生徒自らが日常生活のなかにビジネスの種を発見し、
生徒同士で協力しながら、実現性にこだわって新商品を開発していきます。

これからの時代を生きていく生徒たちの力となる、
新しい一歩を踏み出す主体性、
他者と協働しゼロから価値を創造する力を育みます。

▼詳細はこちら
https://quest.eduq.jp/smallstart/

(8)自分の人生を「物語」として執筆し、
新たな視点で探求していく「マイストーリー」

「今までの人生であまり濃い内容は無いと思っていたけど、
この授業を通じて自分は様々なことを経験しているんだなと
認識が変わって自信がつきました。」

「他の人のマイストーリーを見てすごいなとか
たくさん思うことがあり、
自分もいろんなことに挑戦してみたいと思いました。」

これまでの人生を様々なワークを通して客観的に見つめ直し、
自分の可能性をみんなで探求してみませんか?
「マイストーリー」は全8回のプログラムです。
https://quest.eduq.jp/mystory/

(9)社会で活躍する大人たちのビジョンから
自分の人生を探究する「ザ・ビジョン」

NPO法人ジャパンハート ファウンダー吉岡秀人氏や
元陸上選手の為末大氏など、
様々な領域で活躍する8人の「探求する大人たち」を題材に、
生徒たちが「いま自分らしいあり方や生き方」とは何かを
深く探究していくプログラムです。

全4回のコンテンツです!
https://quest.eduq.jp/thevision/



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