2021年01月13日

「教育と探求」Vol.114 2021/1/12 民主主義の向かう先

新年明けましておめでとうございます。
教育と探求社の宮地です。

さて、新年早々米国は大変なことになっています。

新しい大統領への政権移行に抵抗する市民が暴徒化し、
連邦議会議事堂に乱入。
死者が出るという事態です。

これは、民主主義への攻撃であると、
各国首脳からも激しい非難の声が上がっています。

暴動を先導したとして
トランプ大統領のTwitterやFacebookのアカウント
凍結されました。

インターネットやSNSは
これまで一部の人が持っていた情報を拡散し、
世の中をフラット化し、
世界の民主化を推し進めてきました。

しかし、近年はその流れが極限まで極まり、
その反動のような現象が起こっています。

誰もが感情のまま、
あるいは偏った主観に基づいて発言することが許され、
そのことでさまざまな問題が起こっています。
ポピュリズムはその大きな現のひとつだと言えるでしょう。

民主化、フラット化を推し進めるインターネット上で
ビジネスを展開するGAFAが世界中の富を掻き集め、
国家を超えるほどの権力を手にしようとしていることも
なんとも皮肉な現象です。

世界はフラット化するどころか、
ますます格差が広がり、民主主義は後退しています。

国連は、昨年、世界の3分の2の国で所得格差が広がり
不平等が進行しているとする報告書を発表しました。
また、同じく昨年は、18年ぶりに非民主主義国家が
民主主義国家を上回るということが起こりました。

チャーチルは、
「民主主義の政府は最悪だが、
その他と比べれば、よほどましだ」と述べています。

実際のところ、完璧な制度というものは存在せず、
いつの時代もそれを運用する人間の問題であることは
論を待たないでしょう。

学ぶこと、愛すること、
真摯に生きることを知る成熟した人間像を抜きには、
世界の人々が幸福に暮らす社会の実現は
難しいと言わざるを得ません。

アメリカ建国に思想的背景を与えたと言われる先住民、
イロコイ族の長老会議は、多数決に頼ることなく、
その場にいる全員が納得するまで議論が行われたと
言います。

会議の初めには、二つの祈りがささげられます。
「私の口から真実の言葉が語れますように」
「7代先の子孫にとって最も良い答えが得られますように」

私たちは、民主主義を支え、磨き、
運用していく人間のことを、
もう一度考えていかなければならないのではないでしょうか?

学びの現場からそのことにどのような貢献ができるのか、
今年のテーマとして考えていきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

教育と探求社
宮地勘司

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教育と探求社からのお知らせ
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(1)クエストカップ2021
大学生スタッフ募集開始!(~17日23時59分まで)

1年間クエストの授業に取り組んだ生徒が
全国から集まり発表する「クエストカップ」。
クエストカップ2021 を一緒に作り、
支えてくれる大学生スタッフを募集します。

イベント未経験者歓迎!
かつてクエストのプログラムに取り組んだことがある学生も大歓迎
あなたらしいやり方で、クエストカップ2021という最高の場を創りませんか?

zoomでのファシリテーターやテクニカルアシスタントを募集中です。
ぜひ拡散、学生へのお声掛けをご協力お願いいたします!

■学生スタッフ募集ページ
https://questcup.jp/2021/staff/

(2)探究学習 先生インタビュー
大阪青凌高等学校

大阪青凌(おおさかせいりょう)高等学校では、
高校2年生の総合学習の授業で「コーポレートアクセス」の
プログラムに取り組んでいます。

さらに今年度は、新しい取り組みとして
「クエスト委員」を立ち上げ、
生徒自身が授業づくりにも関わりながら進めています。

どのように生徒たちが主体となる授業運営をしてきたのか。
永井茜先生と居内正先生にお話をうかがいました。

▼「探究学習の委員」をきっかけに生徒主体の授業運営。
大阪青凌高等学校 永井 茜先生 居内 正先生
https://quest.eduq.jp/osakaseiryo/

(3)「クラスの雰囲気がよくなり学びが生まれる。
学級づくりの3つのアイデア」

生徒たちが学び成長できることはもちろん、
雰囲気のよい学級づくりをしていきたいというのは、
多くの先生が思っていることではないでしょうか。

今回は、学校コーディネーター佐藤瞬より
生徒たちが安心して学び合える雰囲気のよいクラスとは、
またそのような学級づくりのアイデアについてお伝えします。

▼記事
https://quest.eduq.jp/gakkyudukuri/

(4)「生徒にプレゼンテーションの指導をする際に
押さえておきたい7つのポイント」

生徒たちのプレゼンする機会が増え、
どのように指導したらいいのかわからない、
ということはありませんか。

クエストエデュケーションの各教材には、
探究学習のヒントとなるコラムが多数収録されています。

今回はコーポレートアクセスの教材から
生徒たちに伝えたい「プレゼンテーションを成功させる7つのポイント」
を紹介します。

▼コラム
https://quest.eduq.jp/column1/

(5)クエストカップ2021のWebサイト、更新中!

1年間クエストの授業に取り組んだ生徒が
全国から集まり発表する「クエストカップ」。

「コーポレートアクセス」では生徒たちが
企業からのミッションに取り組みます。

企業の先輩社員からの応援メッセージを
新たに掲載しました!

https://questcup.jp/

(6)教室内で職業体験!
12社の企業と働く意義を考える新プログラム「インターン」

日本を代表する12社の企業人が動画教材に登場し、
働く意義や価値とは何か、仕事とSDGsのつながりについて、
生徒は調査やプレゼンテーションなどの体験を通して理解を深めます。

コロナの影響で職場体験の代替として導入いただく学校が増えています。

是非この機会にご検討・ご紹介ください。
https://quest.eduq.jp/intern/

(7)最先端の起業メソッドを用いて
新商品開発に取り組むアントレプレナーシップ教育プログラム
「スモールスタート」!

「スモールスタート」のプログラムでは、
生徒自らが日常生活のなかにビジネスの種を発見し、
生徒同士で協力しながら、実現性にこだわって新商品を開発していきます。

これからの時代を生きていく生徒たちの力となる、
新しい一歩を踏み出す主体性、
他者と協働しゼロから価値を創造する力を育みます。

▼詳細はこちら
https://quest.eduq.jp/smallstart/

(8)自分の人生を「物語」として執筆し、
新たな視点で探求していく「マイストーリー」

「今までの人生であまり濃い内容は無いと思っていたけど、
この授業を通じて自分は様々なことを経験しているんだなと
認識が変わって自信がつきました。」

「他の人のマイストーリーを見てすごいなとか
たくさん思うことがあり、
自分もいろんなことに挑戦してみたいと思いました。」

これまでの人生を様々なワークを通して客観的に見つめ直し、
自分の可能性をみんなで探求してみませんか?
「マイストーリー」は全8回のプログラムです。
https://quest.eduq.jp/mystory/

(9)社会で活躍する大人たちのビジョンから
自分の人生を探究する「ザ・ビジョン」

NPO法人ジャパンハート ファウンダー吉岡秀人氏や
元陸上選手の為末大氏など、
様々な領域で活躍する8人の「探求する大人たち」を題材に、
生徒たちが「いま自分らしいあり方や生き方」とは何かを
深く探究していくプログラムです。

全4回のコンテンツなのでこれからの実施も可能です!
https://quest.eduq.jp/thevision/



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