「教育と探求」Vol.139 2023/2/14 一番つらくて、一番喜びがあふれるとき

おはようございます。 教育と探求社の佐原大河です。 クエストカップ2023 全国大会の予選審査が終わりました。 僕たちコーディネーターにとって、 一番つらくて、一番喜びがあふれるとき。 心が動かされっぱなしのときが流れます。 この子たちは、こんなに変化したのかと驚いたり、 意気込みの書かれたコメントを熟読しては、 チームの様子を想像してニヤニヤします。 エントリーしてくださった172校4882チームの皆さんと 伴走した先生方の思いをしっかり受け止め、 2月1...

2023年02月14日

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「教育と探求」Vol.138 2023/1/10 my JOY

おはようございます。 教育と探求社の佐原大河です。 いよいよ「クエストカップ2023 全国大会」が目前に迫り、 プロジェクトリーダーを務める僕はワクワクしながら 当日の運営や配信の企画の大詰め、 そして審査の真っ只中にいます。 https://questcup.jp/ いま、2023年のテーマである「my JOY」を 僕たちコーディネーターも心の底から味わっています。 ・・・ my JOY ぽんぽん じわあ〜 びゅんびゅん にょき キミの日常...

2023年01月10日

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「教育と探求」Vol.137 2022/12/13 クラフトマンシップと真心

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。 以前、スイスに旅をしたことがあります。 雄大な自然と美しく歴史ある街並みに 感銘を受けたことは言うまでもないのですが、 ほかにも驚いたことがあります。 それは、街の通りを、何を買うでもなく 散策していたときです。 どの店でも、売っているものたちの値段が あまりに高くて我が目を疑いました。 なんてことのないぬいぐるみが3万円、 普通のフライパンが4万円、 枕元に置くちょっとした電気スタンドが5万円と 私の感覚...

2022年12月13日

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「教育と探求」Vol.136 2022/11/8 映画『桜色の風が咲く』を観て

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   この週末に『桜色の風が咲く』という映画を観ました。   9歳で失明し、18歳で聴覚を失い、 それでも生きる希望を持って学び続け、 世界初、常勤として全盲ろうの大学教授となった 福島智氏の半生を描いた ノンフィクションの物語です。   私が鑑賞した日は、舞台挨拶もあり、主演の小雪さん、 他キャストのみなさん、松本準平監督が この映画にかける思いをそれぞれに語ってく...

2022年11月08日

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「教育と探求」Vol.135 2022/10/10 骨太の知性を育む 

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   ある都内の私立学校の校長が、塾向けの説明会で 「探究で学力が伸びて進学もできる」 と語ったところ、参加していた塾の方から、 「そんな話は初めて聞いた」と言われたそうです。   私はそのコメントに、まさか、今の時代に 探究活動と進学実績にはなんの相関もないと 考えておられる人がいるのか、と驚きました。   探究で、生徒の主体性が立ち上がり、 学ぶことの意味や意義を...

2022年10月11日

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「教育と探求」Vol.134 2022/9/13 雇用を守り笑顔をつくる経営者・坂口克彦さん

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   ハウステンボスが香港の投資会社に売却される ことが正式に発表されました。   ハウステンボスは、私の故郷、長崎にあり、 創業者の故・神近義邦さんは 私の父の知人でもありました。 私も何度かこの地を訪れたことがあり 趣ある石畳、重厚感のある建物、 運河にかかる橋の風情あるたたずまい。 広大な敷地にオランダの町並みが 見事に再現されていることに驚いていました。   ...

2022年09月13日

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「教育と探求」Vol.133 2022/8/9 教師の本気が伝播した「鹿児島エンジン」

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   先月報じた「さいたまエンジン」に続き、 あらたに鹿児島でも今夏「エンジン」が立ち上がりました。   こどもたちが自分が暮らす地域や企業の 「リソース」を発見し、企業人と協働しながら よりよい未来のための イノベーションを生み出す探究学習プログラムです。   「エンジン」は2020年、静岡市で、 2人の元校長によって始まりました。   地域のこ...

2022年08月09日

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「教育と探求」Vol.132 2022/7/12 さいたま市との新事業「さいたまエンジン」始動

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   「これは大人が中学生に教えるのではなく 中学生から私たち大人が学ぶプログラムですね」   今年度スタートする「さいたまエンジン」に参画する、 ある企業の社長にプログラムの説明をした際、 最初に返ってきた言葉です。   「さいたまエンジン」とは、中学生と企業人が共に 「地域イノベーター」となり、地域や企業のリソースを 活用して、地域の豊かな未来をつくっていこうという 取り組みです。 ...

2022年07月12日

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「教育と探求」Vol.131 2022/6/14 保護者に開かれる宝仙学園の試み

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   先日、都内の私立校、宝仙学園の新たな試みに お招きいただきました。   同校には「理数インター」という独自の授業があります。 教科の枠を超えた「答えのない学び」を通じ、 「理数的思考力」と「人とつながる力」を育む ことが主眼に置かれています。   同校では、この学びの理念を 保護者も体験できる場を企画しました。 いわば「大人版・理数インター」です。 参加者を募...

2022年06月14日

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「教育と探求」Vol.130 2022/5/10 痛みを想像する “itami lab”

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   教育と探求社は、日本財団と協力して itami lab(イタミラボ)という活動を行っています。 「ダイバーシティ&インクルージョン」をテーマに、 中学生が授業で取り組む5時間のプログラムです。 生徒は、itami labの「研究員」となり、 日常にある「痛み」をできるだけたくさん見つけてきます。   「ゲームをやり過ぎて時間を無駄にしたとき」 「忘れたくないことを忘れたとき」 「友...

2022年05月10日

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「教育と探求」Vol.129 2022/4/12 内なる「意識」と平和

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   2016年のクエストカップ出場チームに マスメディアアントというチームがいました。   テレビ東京から出されたミッション 「私たちが世界を変える! 国際社会のモヤッとを解決する テレビ東京らしいプロジェクトを提案せよ!」 という課題に応えて、ちょっと考えさせられる プレゼンテーションをしてくれました。   彼らの提案は、「世界共通教科書プロジェクト」。 国によ...

2022年04月12日

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「教育と探求」Vol.128 2022/3/8 佐原大河編(4) クエストカップ を終えて

おはようございます。 教育と探求社の佐原大河です。   メルマガ12月号より今月号まで、今年度クエストカップの プロジェクトリーダーを務める佐原大河がお届けします。   「クエストカップ2022全国大会」は 2月27日(日)をもって閉幕しました。 まずは、生徒の皆さん、 先生方、審査委員や企業人の皆様、 当日に向けての準備やご協力 本当にありがとうございました。   生徒たちの発表はまさに...

2022年03月08日

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「教育と探求」Vol.127 2022/2/8 佐原大河編(3) 4098チームの作品と本気で対峙する

おはようございます。 教育と探求社の佐原大河です。   先月のメルマガ12月号より 「クエストカップ2022全国大会」終了後の3月号まで、 今大会のプロジェクトリーダーを務める 佐原大河がお届けします。   2月1日、今年のクエストカップ全国大会へ出場する 261チームが決定しました。 全部門あわせて、4098チームの中から 選出されたチームの生徒たちは、 ここから大会当日に向けたブラッシュアップを進めて...

2022年02月08日

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教育と探求Vol.126 2022/1/11 佐原大河編(2) 大会テーマは「あふるる、ゼロ。」。

おはようございます。 教育と探求社の佐原大河です。   先月のメルマガ12月号より 「クエストカップ2022全国大会」終了後の3月号まで、 今大会のプロジェクトリーダーを務める 佐原大河がお届けします。   クエストカップでは毎年、 「大会テーマ」を設定しています。   「大会テーマ」は、その年の大会の カラーやモードを表すもので、出場する生徒が 「おまもり」のように心に留めながら 自分を開放してほしい、 そんな...

2022年01月11日

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教育と探求Vol.125 2021/12/14 佐原大河編(1) 子どもたちに自らの可能性をひしひしと感じてほしい。

おはようございます。 教育と探求社の佐原大河です。   今回のメルマガより 「クエストカップ2022全国大会」が終了する3月まで、 今大会のプロジェクトリーダーを務める佐原大河がお届けします。   私は、コロナ禍真っ只中の2020年春に、 公立高等学校の教員から転職して参りました。 生徒にとっても、先生にとっても教室に風穴をあける、 そんな思いで一歩を踏み出しました。   学校という子どもたちの...

2021年12月14日

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「教育と探求」Vol.124 2021/11/9 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』から思う、言葉の力。

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   先日、「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」 という映画を動画配信で観ました。 2020年の劇場公開をコロナ禍で見逃したので とても楽しみにしていました。   舞台は、1969年5月、東大駒場キャンパスの 900番教室。1000人を超える全共闘の学生が待つ 大教室へ三島由紀夫が単身乗り込み討論に挑む。 その時の記録映像を所有していたTBSが復元し、 ...

2021年11月09日

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「教育と探求」Vol.123 2021/10/12 ひとりの指導主事の変革がもたらすもの

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   私が代表を務めるティーチャーズ・イニシアティブ (以下TI)という社団法人で、今年9月 大きなプロジェクトがスタートしました。 全国の教育委員会から指導主事のみなさんに 集まっていただき、半年間にわたるTIのプログラムを 受講していただくというものです。   プログラムの目的は、新学習指導要領の導入を見据えて 「主体的・協働的な学び」を実践する教師を、 ...

2021年10月12日

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「教育と探求」Vol.122 2021/9/14 混沌の川を渡りきる

おはようございます。 教育と探求社の宮地勘司です。   沈静化しないコロナウィルスの影響により 二学期が始まった学校現場は混乱と多忙を 極めています。   夏休み延長、分散登校、オンライン授業と 先生方が独自に考えて、取り組まなければならない 課題も多く、また、オンライン授業を実施した場合も、 それを出席と認めるか否かにおいて、 教育委員会や学校ごとに判断が分かれるなど、 世界一忙しい日本の先生方の、心と...

2021年09月14日

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「教育と探求」Vol.121 2021/8/10 さいたま市で教員研修を実施

教育と探求社の宮地です。 おはようございます。 教育と探求社の宮地です。 7月29日,30日、8月2日の3日間、 さいたま市教育委員会で教員研修を行ってきました。 「さいたま教育イノベータープログラム」と名付けられた この取り組み。初年度は、同市の管理職試験に 今年合格したばかりの54名の先生方が、子どもたちを 真ん中においた生成的な学びの場のつくり方を学ぶと共に、 自分らしいリーダーシップを育むことを目的に行われました。 私が代表を務める一般社団法人ティーチャー...

2021年08月10日

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「教育と探求」Vol.120 2021/7/6 「いい教師」のその先へ

おはようございます。 教育と探求社の宮地です。 私は、教育と探求社の他にも、 ティーチャーズ・イニシアティブ(TI)という団体の 代表理事を務めています。 教育に対する世の中の期待や考え方が大きく変わる中で 子どもたちを中心においた学びをつくるために 先生たちが主体的、創造的に学ぶ場をつくろうと 2015年に立ち上げた団体です。 自然の中で合宿を行い対話や内省を深めたり、 チームで生成的な学びの場をつくる体験を通して、 先生自身の教育観が更新されるような学び...

2021年07月06日

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