全国の中学・高校で導入されている、探究学習プログラム
急速に進む高齢化や人口減少、AIやさまざまなテクノロジーの進化…人生100年時代と呼ばれるこの時代、
予測不能な変化に対して、私たちはどう対応していくのか。
新しい学習指導要領には「主体的・対話的で深い学び」が盛り込まれ、今、「生きる力」を育む教育が、強く求められています。
しかし一体どのようにすれば、生徒たちが主体的に社会と関わり、
自らの望む人生を送ることができるようになる学びを起こすことができるのでしょうか。
クエストエデュケーションは、2005年にスタートした、現実社会と連動しながら「生きる力」を育む教育プログラムです。
生徒たちは、実在の企業からのミッションに取り組んだり、社会課題に向き合ったり、ゼロから商品開発に取り組んだり。
教室の中にいながら、現実社会につながるテーマに取り組みます。
自ら感じ、考え、表現して、自身でも驚くような力を発揮していきます。
全国37都道府県で
320校が導入
クエストエデュケーションは、今ほど探究学習が注目がされていない頃、2005年から始まった探究学習プログラムです。当時日本経済新聞社に所属していた代表宮地が「教育を変えれば日本が変わる」との思いから事業をスタートさせました。昨年度は、全国37都道府県320校、6万2,000人*の中高生が受講しており、探究学習プログラムでは日本最大規模です。
*2023年3月31日時点
生徒の心が動き
自ら学ぶカリキュラム設計
クエストエデュケーションには、目的やテーマによって選べるプログラムが用意されています。「企業体験で働く意義を探求する」「社会課題を発見し解決方法を考える」「商品開発で起業家精神を学ぶ」など、その内容はさまざまです。プログラムには、生徒の知的好奇心を刺激するワークブックや動画教材などに加え、先生向けの指導ガイドや担当コーディネーターのサポートも。1回1回の授業で何をしたらよいかが詳しく描かれたプログラムで、初めての先生でも探究学習の授業を進めることができます。
探究活動のゴールに
「クエストカップ全国大会」
毎年2月に開催されるクエストカップ全国大会。全国の学校から選ばれた代表チームが、企業人や有識者に向けて個性あふれるプレゼンテーションを繰り広げ、1年間の学びの成果を社会に向けて発信します。クエストエデュケーションの各プログラム*を受講した生徒は、誰でもエントリーすることができます。クエストカップは、授業で行う探究活動のひとつのゴールであり、これから続く人生における探究のスタートです。
*一部プログラムを除く
本気でやったら見える世界があった
聖心学園中等教育学校
本気でやった後に見えるものは、やっぱり本気でやった後にしかわからない。いちばん深いものをこのクエストで学びました。世界観が変わるというか、このクエストのおかげで進路どうしようかなとまた悩みはじめています。見える世界が変わりました。
創造的な社会人になりたいと思った
横浜富士見丘学園中等教育学校
今まで社会人やOLさんが何をしているのか、全然わからなかったのですが、企業人からのアドバイスだったりブラッシュアップコメントを受けて、そういうものを皆でよく考えてみると、あっこういうふうに発展していけるんだと気づきがたくさんありました。そういう創造的な人間が社会人なんだなと思って、これから将来そういう人間になれたらいいなと思いました。
社会を変えられる実感を持てる
埼玉県立新座総合技術高等学校 / 並木道男先生
日本も含めて世界も含めて社会を変えられると。社会を変えられるんだっていう実感を感じられるプログラムとしてはクエストっていうのは最高のプログラムというふうに思っています。
共創の一端を味わえる
株式会社エイチ・アイ・エス / 本社人事本部 鬼島絵里氏
やっぱりこれから未来をつくっていくためには、企業とか学校とか、もしくは国とかそういうふうに何かカテゴリーにわけてやるんじゃなくて、皆で一緒に考えてよくしていくっていうことが大事かなと思うので、その「共創」の一端を味わえるのがクエストの魅力かなと思います。
*所属・役職は2018年当時のものです。
詳しい資料をご用意しています
例えば、企業探究コース「コーポレートアクセス」の場合、全24回の授業を、以下のように進めていきます。
*授業回数や内容はプログラムにより異なります。(1回45分、最低3回から実施可能です)
STEP1~6
活動の準備をする
生徒は教室で、各企業のインターン募集動画をみます。動画では各企業の社員が、自社の事業内容や企業理念、文化や魅力について語り、自社へのエントリーを呼びかけます。生徒は自らが志望する企業を決め、企業ごとに4~6人程度でチームを編成。リーダーやチーム名、目標を決めて共に課題に取り組むチームが形成されます。
STEP7~12
会社の仕事をする
チームとしての最初の仕事は、フィールドワーク。街に出かけて、自らのインターンする企業がどのような活動をしているのかリサーチをしたり、アンケート調査を行います。生徒たちはチームで話し合い、毎日通うコンビニで企業の商品を見つけたり、インターン先企業のモデルハウスを見に行ったり。自分たちの足と目を使って情報を得ていきます。
STEP13~18
ミッションに取り組む
企業からのミッションを受けとり、チームで取り組みます。ミッションは例えば大和ハウスの場合、「人が生きる原点を支える新商品」を提案すること。これは、同社の企業理念「共に創る。共に生きる。」を反映したもの、まさに社員が本気で取り組むような内容です。生徒たちは意見を出し合って、具体的な案に落としこみ、企画をまとめあげていきます。
STEP19~24
プレゼンテーションをする
自分たちのオリジナルの企画を、どのように提案したら最も効果的に人に伝わるか、構成や演出を考えます。この頃にはチームのメンバーの得意不得意がわかり、互いを活かしながら力をあわせてプレゼンができるようになります。各教室で発表会を行い、生徒同士で審査し振り返ります。この後には、次なるステージ「クエストカップ全国大会」が用意されています。
クエストエデュケーションに取り組んだ生徒が全国から集まり、熱い思いをぶつけあいます。
チームで考え抜いた自分たちの企画を、創意工夫して提案する、個性あふれるプレゼンテーションが繰り広げられます。
真剣かつ、いきいきとした表情を見せる生徒たち。普段は見られない生徒の様子に、驚き、感動がとまらない先生方。
結果発表の瞬間は、悲喜こもごもの大きな歓声に包まれました。
生徒が本気で学びだす、
\ 探究学習をはじめてみませんか?/
「企業探究コース」「進路探究コース」など、
生徒たちが主体的に学ぶ意欲が生まれるように設計された14種のプログラムがございます。
目指したい生徒像や身につけたい力、関心のあるテーマに応じて、
最適なプログラムを選択し自由に組み合わせることもできます。 もちろん、1プログラムから実施可能です。
学習の手順が丁寧に書かれたワークブックや、生徒の関心を引き付ける
1コマごとに授業の目的や気を付けるポイントがわかる丁寧な指導ガイドなど、
探究学習を行うために必要なものが一式そろいます。
*各プログラムに記載の授業回数は、調整して学校独自のカリキュラムをつくることが可能です。
総合パンフレット
「探究学習」の最先端
教育と探求社の総合パンフレット
2004年より「探究学習」を全国の中学校・高等学校に提供している、教育と探求社の総合パンフレットです。
生徒が輝くプログラムのご紹介や、使用教材の詳細、先生方へのサポート内容、クエストカップ全国大会の概要が記載されています。
1.企業探究コース
企業と共に未来をつくる。
コーポレートアクセス (全24回)
実在する企業へのインターンを体験し、働くことの意義を探求する
実在する企業へのインターンを教室で体験し、働くことの意義や経済活動について学びます。企業という仕組みを活用して、自分たちの手で未来をつくることを学ぶプログラムです。
フィールドワークやアンケート調査など企業の実務を体験し、企業から出される課題(ミッション)に取り組みます。企業理念を踏まえたリアルな課題に取り組むことで、社会や企業に対する興味・関心が生まれ、生徒一人ひとりの主体性と創造性を育むと共に、職業観を醸成します。
カバーアート:全40種、40人のクリエイターが作品を提供。
2.進路探究コース
なぜ、人は働くのか?
インターン(全10回)
企業が社会に生み出す価値を探求することを通して「働くこと」について考える
「インターン」は、企業が社会に生み出す価値を探究することを通して「働くこと」について考えるプログラムです。
インターンとして、企業に関するアンケート調査に取り組んだり、街に出て商品やサービス、顧客の声に触れる中でその企業が社会にどのように役に立っているのかを考えると共に、その企業が社会に生み出す価値を考えていきます。
カバーアート:写真家 横田 大輔氏
私が働く意味。
ジョブトライアル(全10回)
仕事の多様な魅力を発見し、「私が働くこと」の意味を探求する
学校で行われる職場体験を「探究的な学び」 にアップデートする副教材です。
「ジョブトライアル」 では、生徒が“魅力プロデューサー”として、体験先の職場の多様な魅力を発見し、その魅力を伝える求人ポスターを作成・発表します。
働くことの意義や価値を自分ごととして考え表現する主体性、ひとつの職場および仕事が持つ多様な魅力を発見する洞察力・想像力を育み、 人生100年時代に必要なキャリア観を醸成します。
人間探求。
ロールモデル(全14回)
先人の生きた軌跡から学び、自己の価値観を探求する
日本経済新聞『私の履歴書』を題材にドキュメンタリーを創作し、人の一生を表現することで「人間が大切にしていること」を探求していくプログラムです。
「ロールモデル」では、『私の履歴書』を執筆した先人の人生を題材に構成や演出を体験的に学びながらドキュメンタリー作品作りに挑戦します。他者との対話、自己との対話を通して、さまざまな価値観に向き合い「人間が大切にしていること」について考えていきます。
カバーアート:現代美術家 桑久保 徹氏
作品名「ポール・セザンヌのスタジオ」Photo by Kenji Takahashi ©Toru Kuwakubo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
自分探求。
マイストーリー(全8回)
自分自身の過去を振り返り、自分史を執筆する
自分の人生を「物語(マイストーリー)」として執筆し新たな視点で過去をとらえ、自らの人生を探求していくプログラムです。
「マイストーリー」では、日本経済新聞『私の履歴書』のフォーマットで自分史を執筆します。これまでの人生の出来事を羅列するのではなく、物語として編集することで、自分の過去にあらためて出会い、人生について考えていきます。
カバーアート:現代美術家 横山 裕一氏
©Yuichi Yokoyama / EAST PRESS
いまを生きる。
ザ・ビジョン(全4回)
“いまを生きる”をコンセプトに、自らのビジョンを探求する
社会で活躍する大人たちのビジョンから自分の人生を探求するキャリア教育プログラムです。
元陸上競技選手の為末大氏、病児保育を推進するフローレンスの駒崎弘樹氏、法政大学前総長の田中優子氏など、各界を代表する8人の「探求する大人たち」が語る「いまを生きる大切さ」から授業をスタート。そして、人が誰しも経験する”熱中”体験を通して、生徒たちが大切にしている価値観を語り合い、いま自分らしいあり方や生き方とは何かを、深く探求していきます。
3.起業家コース
キミ自身が世界初、その挑戦が世界新。
スモールスタート(全16回)
最先端の手法で商品開発を体験し、起業家精神とスキルを学ぶ
日常生活の中から「新商品」の種を発見し、最先端の起業メソッドを用いて、起業につながる新商品開発に取り組むアントレプレナーシップ教育プログラムです。
「スモールスタート」では、生徒自らが日常生活のなかにビジネスの種を発見し、生徒同士で協力しながら、実現性にこだわって新商品を開発していきます。
これからの時代を生きていく生徒たちの力となる、新しい一歩を踏み出す主体性、他者と協同し、ゼロから価値を創造する力を育みます。
カバーアート:現代美術家 二艘木 洋行氏
4.社会課題探究コース
キミが誰かを笑顔にする日。
ソーシャルチェンジ(全12回)
身近な社会課題を発見し、解決法を考え、社会に発信する
自ら課題を発見し、その解決を探求するプログラムです。 「ソーシャルチェンジ」では、困っている人を助け、笑顔にする企画を考えます。 生徒は、自ら見つけた課題に当事者として向き合い、その解決にチームで取り組み、発表します。 社会の一員としての自分の役割を認識し、自ら動き出せる主体性、世の中に新たな価値を生み出す創造性、周りの人を巻き込み実現していく、協働する力を育みます。
カバーアート:現代美術家 梅沢 和木氏
問いのテーマにお困りの先生に探究学習のテーマ実例をお渡ししております。
You can make somebody smile.
ソーシャルチェンジ・イングリッシュ(全12回)
英語を使った探究学習。社会課題解決を世界に発信
生徒が英語を駆使しながら、自ら社会課題に取り組むプログラムです。
「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」では、生徒が自ら社会課題を見つけてその解決に取り組みます。課題解決や発表のプロセスで英語を使い、よりグローバルな活動へと向かいます。英語による探求型の学びを実践し、CLIL的アプローチや四技能を生かした授業が可能です。
カバーアート:Yoko Ono, Add Color Painting (Refugee Boat), 1960/2016 ©2016 Yoko Ono,Photo Courtesy of Macedonian Museum of Contemporary Art, Thessaloniki, Greece.
5.問い探究コース
問いで、世界とつながる。
Question X(全6回)
世界が、問いで溢れ出す。もう、学びが止まらない。
人に「本当に解きたい問い」が宿ったとき、そこには、どんな学びが生まれ出すのでしょうか。自分の「問い」を持つことは、生徒一人ひとりの人生にとってどんな意味があるのでしょうか。 「Question X」は生徒が自ら問いをつくり、問いを持って生きる面白さを体感するプログラムです。好奇心を刺激する様々な問いと出会い、夢中で考える歓びを体感することで、生徒にとっての毎日の授業やいつもの日常は新たな問いに出会える刺激的な場へと変わっていきます。 問いの面白さに気づき、世界が問いにあふれて見える。そんな状態に生徒を誘い、すべての授業・日常から、探究的に学び続ける姿をつくり出します。
6.副教材
探究を現実に。
リアライズ(全7回)
企画の実現化を目指し、リアルな社会に触れる
探究を通して創りあげた企画を、さまざまな角度から検討して磨き上げ、「社会に出す」ことを目指すプログラムです。最先端のマーケティング手法や起業メソッドを活用しながら、生徒たちは企画の実現に向けて進んでいきます。教室を飛び出して実際の顧客に出会ったり、企画の試作品を試してもらってより深い課題に出会ったときに芽生える気づきや学びが生徒を刺激し、さらなる深い探究へと誘います。
自分と出会う。 未来とつながる。
リフレクション(全3回)
経験を学びへ。写真を使って自らの1年を振り返る
日々の生活のなかで撮り重ねた写真をもとに、自分自身の気づきや変化を振り返り、それを学びへと昇華させるプログラムです。 総合的な学習・探究の時間や特別活動など、学校生活におけるさまざまな取り組みを経て蓄積された経験を、写真を用いた振り返りや深い対話を生むペアワークを通して、自然と自らの成長を実感します。形式的な振り返りに終わらない、振り返りのニュースタンダードとしてご活用ください。
6.体験版プログラム
初めての探究学習
ソーシャルチェンジ・ファースト!(全3回)
探究学習はじめの一歩
初めて探究学習に取り組む学校にお勧めのプログラムです。生徒は「本当にやりたい卒業式」など学校生活にまつわる課題にチームで取り組みます。アイディアを出し合い、企画を考え、プレゼンを行います。授業で使えるワークシートやワークブック、先生向けチュートリアル動画もあり、すべてのクラスで安心して取り組むことができます。
(「ソーシャルチェンジ・ファースト!」は「ソーシャルチェンジ」最初の3コマを無料提供しているものです。)
英語を使った初めての探究学習
ソーシャルチェンジ・イングリッシュ1st(全3回)
英語で探究学習をはじめるきっかけに
初めて英語で探究学習に取り組む学校にお勧めのプログラムです。生徒は英語を用いて、学校生活にまつわる課題にチームで取り組みます。生徒の学びをサポートするワークシートに加え、初めての学校でも安心して実施できるよう先生向けの日本語の指導ガイドも用意しています。
「どうしたら探究学習を学校で実施できるだろう」
「どのように授業を設計していこう」
生徒が変化していく探究学習は、先生にとっても新たな挑戦。
初めて探究学習に取り組む学校でも安心して授業を実施できるよう、先生方の授業をサポートしています。
カリキュラムサポート
「すぐに相談できるから、理想の探究学習が追求できる!」
各学校には担当コーディネーターが1 名付き、学校の状況に応じてカリキュラムのアレンジやプログラムの組み合わせなどをご提案します。学校の要望や課題を丁寧にヒアリングし、そのヒアリング情報をもとに、クエストを最大限活用できるようサポートします。
導入研修
「プログラムを体験して面白さを実感。安心して授業に取り組むことができた!」
初めて探究学習に取り組む先生でも安心して授業が実施できるよう、導入研修を行います。具体的な段取りや進め方、実際に生徒たちが行うワークを体験します。探究学習を取り巻く社会の変化や身につく力などを一緒に考える「教員研修」としてもアレンジが可能です。
指導ガイド
「具体例がわかりやすい。安心して授業を始められた!」
進行方法のバリエーション、予想される生徒の反応や声かけの一例など、クエストエデュケーションが過去10 年以上に渡って蓄積してきた現場でのノウハウをまとめた冊子を用意しています。 初めて探究学習に取り組む先生でも安心して授業を実施することができます。
訪問サポート
「社会との接点を実感し、生徒が本気になる!」
担当コーディネーターや企業人が学校へ訪問し、企画会議やプレゼンテーションを見て、フィードバックをします。⽣徒はフィードバックを受けて、企画のヒントを得るだけでなく、やり取りを通じて個々のキャリア観、職業観を醸成します。
※授業支援サービスや授業支援ツールは、プログラムごとに内容が異なります。
コーポレートアクセス
(CA)ミーティング
コーポレートアクセス(CA)を実施する各学校の先生や協賛企業の企業人が集まり、生徒の学びについて本質的な議論をします。大人として生徒たちとどのように関わっていくのか、生徒の力をどのように引き出していくのかを、ワークを通して一緒に考えます。
クエストミーティング
クエストエデュケーションの各プログラムに取り組む生徒がそれぞれの学校を超えて集まり、企業人と共に学び合います。対話の力を実感し、異なる学校文化に触れることで、自らの学びを深めていきます。その後の探究活動のヒントを持ち帰ります。
教員向けスキルアップ研修会
日頃の授業づくりの参考になるような、教育の最前線を学ぶ講義やクエストの導入事例の発表、授業体験ワークショップなどを実施しています(※年によって内容は異なります)。また、学校の垣根を超えた先生同士の交流、情報交換なども活発に行っています。
社会科教諭
木野 雄介先生
広尾学園中学校
プログラム:CA | 教科(2017年度):中3社会科 | 導入時期:2015年度~
本校ではクエストを社会科の経済の授業で導入している。世の中(=社会)には答えはない。だから、実際の生活や世の中のことを自分の頭で考えることが重要で、探究学習とは親和性が高いのではないかと思う。教科だと評価の問題があるが、工夫次第で充分やっていけるというのが実感だ。社会をもっと知りたい、早く仕事に就きたいと話す生徒もいた。普通の授業だけではそういうことは考えないので、社会を捉えようとする変化があったのだと思う。また最近、クエストを経験した学年の生徒会が、さらにステップアップしたプログラムをやりたいと、自分たちから教師に提案してきてくれた。自主的に提案が出てきたというのは、素晴らしいことだと思う。
千代田区立麹町中学校
プログラム:CA | 教科(2017年度):中2総合学習 | 導入時期:2015年度~
クエストは大企業のインターン体験ができて、企業人にプレゼンまでできてしまうのが魅力だ。ほかにも、対立はプラスだという体験ができること、他者意識をもって人に伝えることを本気で考えられるようになる点が良いと思う。クエストを経験した生徒たちは、誰に伝えるかを意識するのが習慣になっている。
夏休みに2泊3日でスキルアップ合宿をやったのも大きかった。合宿のおかげで、本校校長の考えでもある「対立はいいものだ」ということを実感し、本格的なブレストを経験してからクエストの後半戦に取り組むことができた。本校でのさまざまな取り組みとクエストは相乗効果があって、1+1が3や4になっていくと感じている。
学年主任・技術科教諭
加藤 智博先生
学校長
上野 佳哉先生
大阪府立布施高等学校
プログラム:CA | 教科(2017年度):高1・高2総合学習 | 導入時期:2017年度~
以前から探究的な学習の重要性は感じていた。クエストは教材もあり、教育と探求社や企業からの支援も受けられる。導入するうえで、先生方にとっても最初のハードルが低いと思った。本校は、前の民間校長がカリキュラムの大改革を行い、ここ数年、進学実績を伸ばし、入学希望者も増えている。ただ、この先は学力だけではないというのが、次に校長になった私からのメッセージだ。担当した先生は、生徒が普段の授業と違っていきいき取り組む、生徒が変わるのが目の前で見られると言っていた。また、大阪では独自の入試制度として自己申告書を提出しているが、クエストに興味があると書く子どもがすでに出はじめている。
エスコラピオス学園海星中学校・海星高等学校
プログラム:CA、RMほか |教科(2017年度):中1~高3総合学習 | 導入時期:2011年度~
最初は一部のクラスで2年間実施したが、はっきり手応えがあった。クエストが終わったときの目の輝きが全然違う。教科授業のときとは違う生徒の姿が見えてくる。
ちょうどその頃、6年、あるいは3年かけて生徒につけたい力は何かと話しはじめ、4年前、ステラ・セーリングプランと名付けて、コース特性として実際に落とし込んでいった。クエストの各種プログラムを全クラスで実施し、本校のオリジナルプログラム「地球環境塾」なども含め、総合学習プログラム全体の開発を教育と探求社に相談に乗ってもらった。特色あるプログラムを実施していることが広く浸透して、今よりもっと多くの生徒が海星で育ち、大きく羽ばたいていってほしいと願っている。
学校長
下村 和之先生
数学・情報科教諭
陶 暁子先生
横浜富士見丘学園中等教育学校 横浜富士見丘中学校・高等学校
プログラム:CA | 教科(2017年度):高1情報 | 導入時期:2015年度~
中1からパワーポイントを使った発表を始め、中2で地域研究を行うなど、6年間を通じてさまざまな総合学習に取り組んでいる。その中でもプレゼンテーションに関しては、クエストが最終目標になっている。今までにないものをつくろうという発想と、ミッションのことばの意味を一人ひとりがどう捉えるかが、クエストの醍醐味だと思う。そして、偏差値では測れない生徒の発想力を 育ててくれている。昨年度は、AO入試の 面接でクエストでの経験を自己PRの材料とし、複数名が合格した。出口にもつながりはじめている。本校として次のステップでは、そこに英語 という学力の要素を加えて、全チームが英語でプレゼンできるようにしたいと考えている。
常翔学園中学校・高等学校
プログラム:CA、RM | 教科(2017年度):中3、高1総合学習 | 導入時期:2005年度~
本校では、実社会で活躍できる人材の 育成を目指し、18年前からキャリア教育に重点を置き、さまざまな取り組みを行ってきた。
授業も進路指導も生徒募集もクラス運営も、教師の都合から「生徒中心」に変えると、理想の姿が見えてくる。12年前に人間力を高めていくためにクエストを導入したが、当初は先生方に重要性を理解してもらえなかった。
しかし、生徒がいきいきと発表する姿を見て、徐々に肯定派が増えていき、今では前向きに取り組んでくれている。本校は偏差値も上がり、国公立を中心に大学進学実績も年々伸びている。今後 ますます、生徒中心の教育研究開発校を目指していきたい。
教頭
田代 浩和先生
*所属・役職は2018年当時のものです。
クエストエデュケーションと
先生・生徒たちの物語はこちら
料金はプログラムの種類や組み合わせ、生徒の人数やサポートの選択などによって異なります。
(*プログラムによっては、生徒1名あたり1500円~ご提供することが可能です。また、無料の体験版プログラムもご用意しております。)
ご希望の条件にあわせてプログラムの選択やカリキュラムの作成からお手伝いさせていただきますので、まずはお気軽にお問合せください。
少ない授業回数でも、授業を行うことはできますか?プログラムに記載の回数を確保することが難しそうです。
はい、少ない回数でも授業を行うことが可能です。
例えば、社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ・ファースト!」は、授業回数3回を目安に設計されています。
「特に実施したいプログラムがあるが、確保できる日程がない」という場合はご相談ください。 授業で目指したいことや学校の状況をうかがいながら、取り扱う内容ややり方を考えて実施できるようにカリキュラムをカスタマイズし、ご提案させていただきます。
教材だけを購入して、授業を実施することはできますか?
はい、教材だけを購入して、授業を実施することも可能です。
教材のみで実施できるプログラムとそうでないプログラムがありますので、一度お問い合わせいただけますと幸いです。
導入の目的、時間数、予算にあわせて、最適なプログラムをご提案します。
生徒が何名いれば、授業を行うことができるでしょうか?
プログラムにもよりますが、グループワークがあるため生徒が20人程度いると望ましいです。
しかしながら、それより少ない人数で実施されている学校もございます。
選ぶプログラムや学校の状況によって、ご提案できることもあるかと思いますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
授業ではなく、部活動でクエストエデュケーションにとりくむことはできますか?
はい、部活動でとりくんでいただくことも可能です。
実際、部活動や有志での活動として、クエストエデュケーションに取り組んでいただいた学校もございますし、選択授業や夏休みなどの補習の時間、有志による取り組みの事例もございます。その場合もカリキュラムの作成や研修など、学校コーディネーターのサポートを受けることが可能です。
「クエストカップ全国大会」には、どのようにすれば参加できるのでしょうか?
クエストカップ全国大会は、クエストエデュケーションを導入している学校がエントリーの対象になります。
対象のプログラムに取り組んだ生徒たちは誰でも、大会にエントリーすることが可能です。追加の費用はかかりません。
エントリーの締め切りはプログラムによって異なり、例年12月末~1月末を予定しておりますので、その時期までに授業を実施していれば翌年2月のクエストカップにエントリーすることが可能です。
詳しくは担当者までお問い合わせください。
小学生、大学生を対象とした授業でも、実施することはできますか?
はい、小学生や大学生を対象とした授業でも、実施することが可能です。
主に中学1年生~高校3年生を対象としてプログラムが作られていますが、対象にあわせてアレンジしてご利用いただけます。
内容についてはご相談のうえ、適宜ご提案させていただきます。
地方でも、実施することはできますか?企業に訪問していただくことは可能でしょうか。
はい、地方で実施することは可能です。九州・沖縄・北海道でも導入の実績があります。
また、駅から遠い場所であっても、学校コーディネーターが車でうかがいますのでご安心ください。
メール、電話、オンライン電話会議でのご相談も可能です。
企業の方の訪問につきましては調整となりますので、一概にはいえませんが、鹿児島、山形など遠方の学校にも訪問の実績がございます。
ICTを活用してクエストエデュケーションにとりくむことはできますか?
はい、できます。
プロジェクトを進めるうえでインターネットを使って調べものをしたり、発表にパワーポイントを用いたりすることで学びが深まるよう設計されています。企業探究コース「コーポレートアクセス」、進路探究コース「ロールモデル」、「マイストーリー」は、エデュカネットという専用サイトを活用して、日々の学びを蓄積できます。
特に企業探究コース「コーポレートアクセス」、起業家コース「スモールスタート」は、ICTを活用することで、さらに学びが深まります。また企業探究コース「コーポレートアクセス」、進路探究コース「ロールモデル」、起業家コース「スモールスタート」は多くの学校がパワーポイントを使って発表しています。
外部のポートフォリオやツールと連携するなど、ICTを活用することで、さらに深く、幅広く学べるよう設計されています。詳しくは担当者までお問い合わせください。
ネット環境がないのですが、導入は可能ですか?。
はい、問題ありません。
特に社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ」はオフラインで探究型の学びが実現できることを大切にしています。
社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」、体験版プログラム「ソーシャルチェンジ・ファースト!」、「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ1st」以外のプログラムは動画教材が用意されていますので、該当STEPには、動画を流せる環境のご用意をお願いします。
詳しくは担当者までお問い合わせください。
クエストカップ全国大会以外にも、生徒たちが学びを発表する機会はありますか?
はい、ございます。
学校を越えて生徒同士が交流し合い、企画を生み出すワークショップや、互いにプレゼンテーションを行い磨き合う場を設けています。
詳細はお問い合わせください。
個人的に関心があり、授業で実施したいと考えていますが、学校として許可がおりるかわかりません。
そのような場合も、遠慮なさらずご相談ください。
状況など教えていただければ、どのようにしたら実施できるか、一緒に考えさせていただきます。
これまでもいろいろな学校の状況がありましたが、担当の先生と二人三脚で乗り越えてきたノウハウがありますので、お力になれるかと存じます。
ぜひ一緒に乗り越えていきましょう。
探究学習を学校に導入したい、クエストエデュケーションに関心がある方は こちらからご連絡ください。
教室で生徒が変わる、 新しい授業の実現をお手伝いさせていただきます。
まずはできることから、一緒に考えていきましょう。