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OB/OG voice


今回インタビューに答えてくれたのは、
2006年に日産自動車から与えられたミッション
「あなたをワクワクさせる『マイファーストカー』を提案せよ!」
に取り組んだ
千葉明徳高等学校の渡辺哲史くんです。

同校は「ひとりひとりの人間性を引き出し、輝かせる教育」
を理念に掲げる千葉県の伝統校。
2004年から開設された特別進学コースでは
1,2年の異学年でチームを組み、クエストに取り組んでいます。

課題解決のためのブレストやプレゼンの制作を
先輩と後輩が協力してやることで、
まるで部活動のように、互いに学び合い、
高め合う文化が醸成されています。

現在、都内の私立大学に通っている渡辺くんは
今春、卒業と同時に、母校である千葉明徳中学校・高等学校へ
英語教員として赴任するそうです。

Q.異学年による授業はどうでしたか?

A.とにかく刺激的でしたね。
僕が入学した年に特進コースが開設されたのですが
当時は、1年生と2年生それぞれ1クラスずつしかいなかったので、
「他コースよりも人数が少ない分、縦のつながりを大切にしよう!」
という思いが非常に強くありました。

その縦のつながりを作ってくれたのが、クエストの授業でした。
今は週一回の総合学習や情報の授業で取り組んでいるようですが、
僕がいた頃は「フリーモジュール」という総合学習の時間で、
ある一週間、月曜から金曜までまるまるクエストの授業に
充てていました。
みんなの熱中ぶりもすごくて(笑)、この授業を終えると
一気に先輩と後輩の距離が縮まって、気軽に話ができる
関係になりました。

「同じ釜の飯を食う」って感じで、朝から晩まで
毎日のように一緒に過ごし、ときには議論を交わしながら
企画を作り上げていく過程は、普段の授業では決して味わえない
充実感と達成感がありましたね。

また、普段の授業は6時間目まで、
月曜、水曜、金曜に至っては8時間目まで
受験に向けた授業がびっしり詰まっているので、
クエストの時期だけは完全に勉強から解放されるのです(笑)
普段と違った環境で、学年も関係なく話ができる機会は
とても新鮮でした。

あとは、普段の授業で学んだことが
実社会へつながっていくことが実感できたこと、
これが一番の大きな刺激となりました。

当時、指導してくださった恩師の長嶋先生が
おっしゃっていた言葉ですが、
「知の習得から知の統合、そして知の伝播となる」
それを肌で感じることができたのは、僕にとって
非常に衝撃的で、そのあとの人生を大きく変えてくれました。

卒業してからも2年ほどクエストの授業にファシリテーターとして
参加していたのですが、クエストを通じて生まれた“DNA”が
代々受け継がれ、後輩たちに伝播していく様を目の当たりにして、
長嶋先生のおっしゃっていた言葉を改めて実感しました。

後輩たちが目をキラキラさせてアイディアを出し合う姿や、
僕のアドバイスを真剣に聞く姿を見ていると、
自分たちの“DNA”が確実に受け継がれていることを感じて、
本当に感動しましたね。

ファシリテーターとして応援するために参加しているはずが、
逆に自分たちが後輩たちから刺激をもらって、
色々なことを学んだ気がします。

また、自分たちのやっている勉強が
決して大学受験のためだけではないということを
学べたので、普段の授業へのモチベーションが
格段に上がったことも覚えています。

Q.異学年混成チームを組んで、よかった点は?

A.三つありますね。
一つ目は、学年毎に取り組む姿勢や学び方が変わるところです。

1年生の頃は先輩たちがチームを引っ張ってくれるので、
パワーポイントの使い方や、人に伝わる話し方といった
技術的なことを学ぶことが多かった。
話し合いにしても、最初は先輩に気後れして
自分の意見が言えなかったけれど、
先輩たちが話しやすい環境を作ってくれたおかげで
徐々に自分の考えを伝えられるようになったり。
グループワークの“いろは”を学んだように思います。

それが2年生になると、今度は後輩たちを引っ張る役割となり、
その難しさをとことん学ぶわけです。
リーダーシップとは何か、ということを深く考えさせられましたね。
同じチームの同級生と
「どうしたら後輩がリラックスして話せるようになるかな?」
ということを、しょっちゅう話していたのを覚えています。

その中で学んだことは、安心して発言できるようになるには
まず信頼関係を作ることが必要だということでした。

そのために、例えばチームを組んだ後輩たちのために
自腹を切ってご飯に連れて行ったり(笑)、
後輩の教室まで遊びに行って、積極的に話しかけて
授業以外のところで雑談をする時間を持ったり、
クエストの授業が本格的に始まる前の段階で
じっくり後輩との距離を縮めることをしました。

一見、無駄なことのように見えた下準備が
そのあとの話し合いを円滑に進めることにどれだけ役立ったことか。
賞は逃したもののチーム全員が納得する作品を作ることができました。

二つ目は、先輩がチームにいることで精神的な支えがあったことです。
企画を詰めていく作業はどうしても不安になったり、
迷ったりすることがありましたが、その度に励ましてくれたり、
安心させてくれるような言葉を掛けてくれたことが
大きな支えになりました。

分からないことや考えていることを気軽に相談できるところも
異学年混成チームでやってよかったところですね。
先生だと、どうしても言葉に重みがあり過ぎてしまって
考えがまとまっていない状態のときには聞きづらいところがあるので。

そして三つ目は、2年間継続して取り組んだことで
何か課題を与えられたときに、まずは自分で考えてから
人に意見を聞くこと、自分の考えを人前で分かりやすく伝える
という下地がしっかりできたことです。

クエストを始めた頃はつねに受け身の姿勢で、
課題を与えられてもすぐに「何をやったらいいですか?」
という質問をぶつけてばかりでした。
ところが、2年目を迎える頃には、自分たちで考えてみて、
実際にやってみてから「○○について、どう思いますか?」
と先生に言えるようになっていました。

自分たちでまずは考えてみること、それを行動に移してみることが
いかに重要なことなのか、実感できたからこそ能動的な姿勢に
変化したのだと思います。

Q.最後に、取り組んでいる生徒たちにメッセージを。

A.どんなことも「楽しもう!」「~しよう」という能動的な気持ちが
大切です。クエストは自分を輝かせる最高の舞台になると思うので、
自分のすべてを出し尽くして取り組んでほしいです。

それと、知識を何となくインプットするだけではなく、
目に見えないつながりを意識しながら調査していってほしいです。
数学で学んだ論理性、国語で学んだ文章力など、
普段何気なく学校で学んでいることだってミッションに生かせます。
クエストの授業では知識をアウトプットする場がたくさんあり、
それらをフル活用できることに気づくはずです。

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