Quest
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2010年10月7日

「創造的に学び、はたらくフォーラム」開催

教育と探求社は、9月24日(金)、市ヶ谷の法政大学にて 「クエストエデュケーションフォーラム」を開催しました。「クエストエデュケーション」を実践している学校の先生方や 教育に関心の高い企業の方など約70名が集まり、 「創造的に学び、はたらく」をテーマにトークセッション、 実践事例報告、交流会まで活発な意見交換が行われました。

冒頭、教育と探求社代表の宮地より、これからの社会で創造性が如何に必要とされているかという投げかけがあり、 これを受けて、企業人によるトークセッションを行いました。テーマは「創造性が拓く企業の未来」。パネリストは、スカパーJSAT執行役員の江口覚郎さん、 クレディセゾン人事部長の武田雅子さん、 良品計画人事課長の太田一平さんの3名。

多様な経歴をお持ちのみなさんの個性と それぞれの企業文化が混じり合いながら、企業の中で創造性を生み出すためのさまざまな工夫や 取り組みが語られました。後半では、「クエストエデュケーション」の取り組みの中で 学校を訪問した際に感じた、中高生の創造性について触れ、 企業と学校が連携して創りだす理想の未来について 描き出しました。

その後、3校の先生に「クエストエデュケーション」の実践事例の報告をしていただきました。

◆実践女子学園中学校・高等学校
情報教育の中で「クエストエデュケーション」に取り組んでいる。「情報教育は表現教育」という考えの元、単にコンピュータの使い方だけの教育で終わるのではなく、他者に伝達する力の育成やデータ(結果)の中から事象を読み取る力の育成を重視している。文科省が定める情報Aの科目目標と「クエストエデュケーション」の学習目標は合致している点が多い。企業からのミッションを生徒が自分事として咀嚼し、アイディアの出発点となるブレインストーミングを大切にすることで、情報リテラシーを育成したいと考えている。

◆埼玉県立鳩ヶ谷高等学校
他校で「クエストエデュケーション」を実践していた教師が鳩ヶ谷高校へ異動したことがきっかけで09年度より導入。これまでの資格偏重から「自ら創造し、かたちにし、伝える力の育成」に方針を転換した。最初は自分の意見を言ったり、アイディアをかたちにまとめることに困難を感じていた生徒が次第にイキイキと楽しそうに取り組むようになってきた。男女間の仲も良くなった。昨年度、スカパーJSATのインターンチームが全国大会へ出場したが、そこまでのプロセスに於いて生徒達の大きな成長があった。仲間の力や期限までに仕上げることの大切さ、こだわりを持ってよりよいものを追求することの歓びを学んだという声が生徒から聞かれた。保護者からも感謝のメールをいただいた。

◆京都市立西京高等学校
今年125周年を迎えた学校の歴史と特色ある取り組みについて紹介。「創造的コミュニケーション能力の開発」「豊かな経済センスの育成」「継続教育の追求」を3つの柱に高い進学実績を達成している。外部組織、外部プログラムとの連携も積極的で、その中核に「クエスト」をおいている。プログラム終了後の生徒へのアンケートでは、「主体的に考え行動することができた」「社会と自分の関わりについて考えることができた」「はたらくことのイメージが強くなった」など、多くの面で有意な結果が出た。授業を担当した教師からは、生徒に企業のCSR活動や経営理念を学ばせる良い機会となったとの声が聞かれた。

終了後の交流会では、先生方と企業人のみなさんが
立場を越えて、活発な意見交換を行いました。

<参加者の声・アンケートより>

◆先生の感想
・日常、自分たちの追究していることに関し、まさに「直接」関連する内容の話を生の形で伺えたのは非常に良い機会であったと思います。刺激にもなり、また勇気にもなると感じています。

・学校の教員自体が「社会」の実態から離れがちなので、自分自身の研修として拝聴しました。

・創造性という大きなテーマで話を聞かせていただき、とても重要な経験になりました。創造、創るというのは痛いこと、苦しいことから始まると江口さんがお話されていたことが耳に残りました。今生徒達はアイディアが出ず苦しんでいます。ここで諦めずさせずゴールを目指しもっと良いアイディアとなるよう創造させたいと思います。

・新しい出会い、新しい経験、新しい発見がたくさんありました。学校の中にいては感じない事や自分にとっての新しい刺激があり、もっと自分自身やらなければという気持ちになりました。ありがとうございました。

・実践報告ではどの学校もただ受けたものをそのまま使うのではなく、学校でそれぞれ工夫したやり方を計画しているところが素晴らしいと思いました。自校でも良く考えて何かできたらと思います。

・「創造性とは?」というところで、根本的なところからお話が聞けて参考になりました。日頃から生徒に話していることと同じということ、そして、私たち教員の働き方も考えさせられました。

・本日はこのようなフォーラムに参加させていただき誠にありがとうございました。単なる進学、偏差値至上主義教育にならず、これからの社会に向けてどのような生徒を育てていかなけばならないかを見つけられた気がします。今後もこのような機会があれば参加したいと思います。

◆企業人の感想
・各校の工夫が年々進化していると思います。企業側も進化しなけばと思いました。

・学校側での取り組み事例を聞いて、各校それぞれ色々な思いを持ち取り組まれていることを実感し、是非学びと実践、検証の機会として関わってまいりたいと思いました。

・創造性を育むためには、如何にふさわしい環境を作れるのか、(例えば失敗を承認する、個を尊重する、枠にとらわれない)ということと、暗記(知識)だけではなくそれをいかに活かし、考え、知恵に変えるかということが必要だと思った。

・とてもGOODでした。現場の先生方の実践の話はおもしろい。会社に来て話しをしていただきたいと思いました。


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