2019年03月13日

「教育と探求」Vol.92 2019/3/12 クエストカップ2019を終えて

おはようございます。
教育と探求社の宮地です。

「子供は未来からの留学生」。
今年のクエストカップは、あらためてそのことを
私たちに思い出させてくれる大会となりました。
2週にわたり開催された「クエストカップ2019全国大会」には、
120チーム、533名の生徒たちが出場し、
大きな感動と共に、私たち人類が進むべき
未来についての示唆を与えてくれました。

実在の企業に新事業や新商品を提案するコース。
身近な社会課題に向き合い社会を啓蒙するコース。
ゼロイチの商品開発に取り組むスタートアップコース。
中学生・高校生が、学校の授業の中で、
現実社会と連動しながら様々な探究に取り組んだ、
その最終発表の場が、クエストカップです。
今年度は2,847作品のエントリーがありました。

企業に新事業を提案する「コーポレートアクセス」部門は、
特に著しい進化が見られました。単に企業から出された
課題に答えるのみではなく、その企業の理念を
しっかりと踏まえた上で、自分たちがつくりたい未来と
そこへ向かう強い意思がプレゼンから感じられました。

電子メールやSNSなどの即席的なコミュニケーションで
ときに心をなくしてしまいがちな現代人に、伝書鳩の形
をしたドローンが手書きの手紙を届けるというサービス。

誰もが人に褒められたいと思っているにもかかわらず、
逆に人を褒める余裕をなくしてしまっている状況の中で、
ロボットに思いっきり褒められる体験を通して、
人を褒めることの歓びややり方を学んでいく新商品。

何か悩みを抱えているときや、自らが選択する道を
決めあぐねているとき、AIが自分自身のアバターを
つくりだし、それが自分の相談相手になってくれる
というサービス。

どの企画も、テクノロジーの凄まじい進化をきっちりと
盛り込みながらも、ここだけは渡さない!という
人類としてのたくましい意思のようなものを感じました。

コミュニケーションがどれだけ早く便利に
なったとしても、決して無くしてはならない
人に対する柔らかくて温かな思い。

人の可能性を信じ、その成長や成果をありのままに
受け止め、全力で承認する寛容で成熟した心。

情報化が加速し、何が本当かわからない時代の中で、
最終的には自らの内なる知性が知っているという
自己決定の力。

7分間のプレゼンテーションは、どのチームも
よく練られ、準備され、とても見事なものでした。
しかし、私たちが本当に受け取るべきは、彼らの
企画内容そのものよりも、その向こうにある、
人類の未来についての強いメッセージでは
ないでしょうか?

AIやロボットがどれほど進化しても、いや、
進化すればするほど大切になる問い「人間とはなにか?」。
彼ら、彼女らのプレゼンテーションは、
その強烈なメッセージを内包していると感じました。

子供たちが、未来からの留学生だとすると、
大人たちは、過去からの留学生です。
私たちは、自分たちの経験で重ねてきた「あるべき論」を
もう一度手放し、子供たちからこそ、
虚心坦懐に学ぶことが必要なのだと思いました。

教育と探求社
宮地勘司

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教育と探求社からのお知らせ
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(1) 「ガッツ2019」東京、大阪会場共に一般参観者申し込み開始!
クエストに取り組んだ様々な生徒が、学校の枠を越えて集まり、
これまでの学びを自由に表現し、お互いを認め合う。
結果の優劣だけではない学びの意味をすべての生徒に届けるための
教育と探求社の新たなチャレンジです。
ぜひたくさんの生徒たちに温かい言葉をかけていただきたいと思います。

▼開催概要
日程・会場:
大阪会場 2019年3月21日(祝・木)
常翔学園高等学校(〒535-8585大阪市旭区大宮5-16-1)

東京会場 2019年3月23日(土)
武蔵野大学有明キャンパス(〒135-8181 東京都江東区有明三丁目3-3

▼一般参観申し込み
3月21日大阪会場
https://eventregist.com/e/4s2mWx63JHx6?lang=ja_JP
3月23日東京会場
https://eventregist.com/e/uvTh71w7QDtK?lang=jp_JP

 



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