2012年03月23日

「教育と探求」Vol.8 2012/3/23 ”クエストカップ2012全国大会 開催”

こんにちは。
教育と探求社の宮地です。

さて、今年も、教育と探求社の最大のイベント
「クエストカップ全国大会」が、去る2月25日、
法政大学の市ヶ谷キャンパスにて開催されました。

この一年間、「クエストエデュケーション」に取り組み、
思いの限りの探求を重ねてきた中学生・高校生が
自分たちの学びの成果を、社会に向けて発信しました。

自らの内側から出てきた小さな問いや、
仲間との葛藤の中から生まれた新たなる視点。
そんなものにこだわりながら課題に真正面から
取り組むとき、見る人の心を震わせ、
社会を動かすような創造性が発露します。

そしてそれは、私たち社会で働く大人が忘れかけている、
愚直で骨太な「探求する心」だと思います。
今年のクエストカップの参加者は800人。
ユーストリームによるインターネット中継を視聴した人は、
3000人を超えました。大人たちも多くのことを
中高生から学びました。
そしてもちろん、中高生も、このクエストカップの場から
本当にたくさんのことを学んだことと思います。

今回のメールマガジンも、いつも通りの長文となりますが、
お時間のあるときにじっくりとお読みいただければ
幸いです。

教育と探求社
宮地勘司

—-【目 次】 ————————————————–

1.教育と探求社からのお知らせ
2.クエスト実践事例紹介 [実践女子学園高等学校]
3.クエストカップ2012全国大会の感想
4.QUEST DAYS~ある学校の授業風景~

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1.教育と探求社からのお知らせ
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(1)クエストカップ2012全国大会を開催しました。

去る2月25日(土)、「クエストカップ2012全国大会」
が行われ、大盛況のうちに終了しました。

毎年一万人の中高生が取り組む
「クエストエデュケーションプログラム」。
今年も本プログラムに取り組んだ全国の生徒から
980作品が寄せられ、事前の書類選考を勝ち抜いた
全51チームが力漲るプレゼンテーションを繰り広げました。

各部門の審査結果はこちらから
⇒ http://questcup.jp/2012/award/index.html

また、当日の発表の様子と審査講評はこちらから
⇒ http://questcup.jp/2012/report/index.html

(2)日経Bizアカデミーに、クエストカップ全国大会の様子が
掲載されました。

日本経済新聞社が運営するサイト「日経Bizアカデミー」で
クエストカップ2012全国大会の模様が掲載されました。

当日の様子がとても詳しくレポートしていますので
ご覧になってください。
http://goo.gl/gHqBB

(3)教育と探求社の社員を募集しています。

教育と探求社では現在、社員を募集しています。
ご興味のある方は、下記サイトにて
エントリーをお願いいたします。
http://eduq.jp/recruit/jform.php

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2.クエスト実践事例紹介 [実践女子学園高等学校]
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このコーナーでは、「クエストエデュケーションプログラム」
を導入している学校の実際の授業の様子や、
ご担当の先生のインタビューを紹介します。

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渋谷駅から徒歩10分という都内一等地にキャンパスを構える実践女子学園高等学校は、「品格 高雅 自立 自営」
という建学の精神のもと、「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」を教育方針に掲げる中高一貫校です。

2004年からクエストの授業を導入するようになったのは、
教育の指針にしている3つの柱「キャリア教育・
感性表現教育・国際交流教育」のうちの一つ、
キャリア教育に活かせるプログラムだと考えてのこと。
以来、8年に渡って高校1年生の「情報A」の授業で
クエストを取り上げています。

昨年、7年目にして悲願の「企業プレゼンテーション」部門
グランプリを獲得して、俄然生徒たちのクエスト熱も高まる中、受賞からの、この一年を振り返ってもらうべく、
担当の瀬沼先生にお話をうかがってきました。

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先生インタビュー【実践女子学園高等学校 瀬沼 健介先生】

Q.昨年度の全国大会では、クレディセゾン賞とグランプリ
(コカ・コーラチーム)のW受賞となりましたが、その後、
校内ではどのような変化がありましたか?

A. 一番大きかったのは、今年度取り組んできた
生徒たちのモチベーションが高まったということです。
私たちの学校では毎年、中3の生徒たちに
来年度行う授業のイメージを持ってもらうため、
代表チームの作品を見せるのですが、
「先輩たちがグランプリをとったのだから、私たちも…」
という気持ちになったようです。

勿論、そのような生徒ばかりだけではなく、中には
「自分たちには超えるのは無理だから、
ちょっと別な路線をねらってグランプリをとります!」
と宣言する生徒たちもいましたね。
どちらにしても、モチベーションを高く持って
やってくれているなぁ、と感じていました。

グランプリ受賞以前は、全国大会の映像を見せても
「すごいな」「よく出来ているよね」というように
他人事のような感じでしたが、
自分の学校の先輩たちが受賞し、
発表する姿を見ることによって一気に現実味を帯び、
「自分たちにも出来るのでは?」というムードに
なっていったようです。

校内でのクエストの認知度は、これを機に
一気に上昇しました。
グランプリ受賞後、生徒たちから
「校内で、もう一度発表したい!」
という申し出があったため、急遽、
高校全生徒の前で発表会を行なったのですが、
それをきっかけに多くの先生方からも
「具体的にどういうことをやっているのか見学させて欲しい」
と、授業見学が増えたりしました。

Q.この学校ではクエストを授業に導入して
8年目となりますが、昨年度企業グランプリを
受賞したことに対して、先生ご自身は
どのように感じていますか?

A.これまでの先輩から受け継いできた歴史を
生徒が形として実らせたのではないかと感じています。
導入した当初はかなり試行錯誤していましたが、
年々先輩たちのプレゼンを観ることによって
「あの先輩よりも上にいこう!」という気持ちで、
どんどんやっていくようになり、
年々スキルアップしていったように思います。

実際、今年1月に行われた校内発表会では、
昨年入賞したコカ・コーラチームと
クレディセゾンチームの影響を受けて、
非常に面白い魅力的なプレゼンテーションを
するチームが多くあり、人への見せ方、伝え方が
格段に上達したなあ、という印象を受けています。

Q.一年の大まかなスケジュールと学校独自で行なっている
工夫のようなものがあれば教えてください。

A.大きな流れで説明すると、7月に各企業のミッションを
発表してブレストを開始し、10月中旬~11月初旬に
クラス発表会、そして1月に教員に選ばれた選抜チームが
校内で発表するという流れで進めていきます。

7月にミッションが発表されるものの、
実際に話し合いとして動き出すのは9月からですから、
クラス発表はかなりタイトなスケジュールの中で
仕上げなければなりません。
生徒たちにとって、ここで不完全燃焼に終わったことが
悔しさとなって、1月の校内発表会に向けて
作品が更に磨かれていきます。

実際、そのやり方が功を奏して、
グランプリを受賞したチームはクラス・校内・
全国大会・大会後の校内発表会の計4回すべて、
プレゼンの中身をリニューアルして発表していました。

本校では、クエストの内容を「情報A」の授業で
扱っています。
この「情報A」の授業では、11月初旬までのクエストのあと、
Microsoft PowerPoint を利用した自己紹介を
冬休みまでの1カ月間で行っています。
生徒たちからすれば「何でいまさら?」という感じですよね。
でも、自己紹介が決してメインなのではなく、
知っている情報でも如何にしたら相手によりよく伝わるか、
ということを考えることが目的だと伝え、作成させています。
そうすることによって、伝え方や見せ方に
更に磨きが掛かってくるように感じています。

グループ単位で身につけてきたプレゼンテーションスキルを
生徒個人として、更なるスキルを身につけられるよう
本校独自に考えて行っているのがこの流れとなります。

Q.クエストの授業の中で、特に苦労するポイントは
どこですか?また、そのポイントをクリアするために、
どのような工夫をされていますか?

A.一番苦労するのは、ミッションを受け取って
ブレストで出てきたキーワードを収束させていくところです。

生徒たちもはじめは、思いつくままにミッションから
思い浮かんだ言葉を挙げていくのですが、
それをどうやってまとめていけばよいかというところで
一気にテンションが下がります。

基本的にはギリギリまで手を出さず、
生徒たちにどうにかさせるようにしていますが、
それでも難しいようなときは挙がっているキーワードを
一緒に見ながら「どれが一番大事なの?」
などという発問をして誘導しながら
彼女たちに導かせるようにしています。

企画を考える過程では、当然、話し合いが
停滞することもあります。
そのようなときは、その生徒が
ちょっと興味のあるような発問をしてあげたり、
何の気なくつぶやいた光るアイデアに対しては
「それって面白いね!」という言葉を返すことによって、
「こういう発想でいいんだ!」という気持ちを起こさせたり、
彼女たちのやる気を継続させる工夫をしています。

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3.クエストカップ2012全国大会の感想
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このコーナーでは、「クエストカップ2012全国大会」
に参観された方々のアンケートから感想を紹介します。

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・私たち教師は教える存在であるよりも、
導く存在であればと思っています。
クエストカップで生徒たちは自分たちで方向を決め、
歩んでくれました。
子どもたちがキラキラ光って見えた一日でした。
(育英西高等学校教師)

・「成功よりも成長」米倉先生の言葉に感銘しました。
(浦和商業高等学校教師)

・未来を考えるとき、文明の利器を用いて便利で
機能的なことだけを追求しがちであるけれども、
人の幸せとは何かという原点に回帰させてくれる
発表がたくさんあって感動しました。
(千葉商科大学付属高等学校教師)

・大人が様々な理由をつけて諦めてしまうようなことにも、
前向きに挑戦していくそのエネルギーからは
無限の可能性を感じた。(大学生スタッフ)

・大人では思いつかない予測不可能なプレゼンを
楽しむことができた。夜遅くまで
パソコンの前に向かって画像処理を頑張る
後ろ姿を見ての本番のプレゼンは、感動で
鳥肌が立ちました。
与えられた教科を日々こなすだけではなく、
少なからずとも社会につながりのあるプログラムに
参加させていただくことができ、大変感謝しております。
(保護者)

・企業の方々が高校生の提案に対し、暖かく真面目に
コメントしていて、企業が次世代の人材を
育てようとしている姿勢を見ることができた。(保護者)

・これからの日本を担う子どもたちのイキイキとした様子に
まず胸を打たれました。
大人が日々やり過ごしがちな“本気さ”
“自らの頭で真剣に考えること”“向き合うこと”
それを体現しているように感じました。
現状を否定することや、自分と他者と向き合うことは
非常に怖く、また勇気の必要なことですが、
それを恐れずまっすぐに対面している子どもたちに
胸を張って背中を見せられる自分でありたい、
と強く気持ちを新たにしました。(参観者)

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4.QUEST DAYS~ある学校の授業風景~
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このコーナーでは、ある高校でクエストに取り組む
現場の教師が、生徒と共に日々奮闘する姿を
エッセイ風に書き綴っていきます。

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3月2日「全国大会へ2~すべての生徒が学びを深めるために~」

ついに、全国から選出された代表チームが
この大きな会場で、企業の方々を前に、
一年間の探求の成果を披露する日がやってきた。

生徒たちは、正解のない問いと向き合い、
ひたすら探求し続けた結果を携え、
グランプリを目指して、ここまで来た。

勝負の勝ち負けは、人生でいくらでもある。
勝ったチームは歓喜の声を上げ、
結果を残せなかったチームは悔しさを全身で味わい、
本当に悔いなくやり切れたかどうか
自らに厳しく問うことになる。

社会の第一線で活躍する企業の方々から
評価されることは、普段の学校生活の中では
決して味わえない達成感を感じるだろう。

でも、本当に大事なことは、評価されることよりも
これをきっかけにして、自分たちの探究心や
秘められた本当の力に気づき、これからの長い人生で
それを育み続けていくことであると思う。

自分たちが取り組んできたこれまでの過程と
自分自身に誇りを持つことができたとしたら、
これからどんな困難に出遭っても
それが心の糧となって自らを支えてくれる。

そんなことを考えながら、
会場にやってきた生徒たちを見守った。

出場したチームの発表は、これまでの中でも
一番堂々としたものだった。
すべての力を出し切り、渾身の10分間を見せてくれた。
そこには彼女たちのこれまでの想いが
すべて詰まっていた。

今日という日を迎えるまで、山ほどの苦しみを味わい
話し合いもままならない中、過ごしてきた月日。
こうして協力して発表する姿は、
誰も想像出来なかった光景だ。
過去のさまざまな葛藤や苛立ちが頭をよぎり、
それを乗り越えた彼女たちの笑顔が、
より一層輝いて見えた。

その一方で、参観に来た他の生徒たちは、
全国から選ばれた多くのチームの発表を聴いて、
どのようなことを感じていたのか気になっていた。

その日の夜、一人の生徒からメールが届いた。

「今日は私にとって、言葉にできないくらい
素敵な一日になりました。
たくさんの刺激を受け、たくさんの学びがありました。
全国大会に出場したチームのレベルはとても高くて、
自分たちが出られなかったのにも納得できました。
悔しいけれど先生がおっしゃっていた通り、この気持ちが
今後成長する上で一番の材料になると思います。
辛いこともしんどいこともたくさんあったけれど、
一年を通して、この授業で学べたことは
数えきれないほどあります。
この授業を受けさせてくれたこと、
今日の素敵な舞台に呼んでもらえたこと、
先生には感謝の気持ちでいっぱいです」

その後、生徒たちに感想文を書いてもらった
彼女たちが私の想像する以上に
たくさんのことを感じていることがわかった。

「開会式の冒頭で流れた映像を見て、
僅かな時間の中で一年間の学習の様子を思い出し、
思わず感極まり涙腺が緩んだ。
自己分析ではあるが、与えられたミッションに対して
一年間しっかり取り組んできたからこそ、
全国大会という一つの節目で、今までに感じた想いが
溢れてきたと思う。
そして、こういう気持ちになれたことに幸せを感じた」

「当初は大会に出たいという気持ちが
大きかったのですが、授業を受けていくうちに、
チームメイト、クラスメイトと共にアンケートや
情報収集をしているのが楽しくて、
全国大会に出られなくても、いい経験・思い出になり、
得るものがたくさんありました。
そして、このクエストカップが“限られた時間で
どれほど成長できるか試すものではないか”ということに
気づくことができました。
ミッションに取り組んできた1年間を振り返ってみると、
企業グランプリが決まったときに鳴り響いた拍手よりも
もっと大きな拍手を自分に贈ってあげたいと感じています」

「私はこの授業を通して、他の授業では学ぶことのできない
多くのことを学ぶことが出来ました。
自分だけでは思いつきもしないようなことを、
友達と協力することで生み出せた嬉しさ。
一緒に困難を乗り越えた時の達成感。
嫌なことにも目を背けずに向き合うことの大切さ。
先が見えなくてもあきらめずに挑戦していくことの大切さ。
この1年の授業はどの授業よりも辛く、
そして、充実していました」

「私のこの一年間の取り組みは、ただただ臆病だった。
一番はじめの授業を休み、街頭アンケートでは人と接し
自分の心が折れる可能性があることから逃げた。
仲間を信じ切れなかった部分もある。
恐れていては何にもならない。がむしゃらに、直向きに、
強く、自信を持ち、最後はやり遂げたい。
仲間も自分も信じたい。誇りを持つ。
今は準備期間だと自分に言い聞かせ、
前を向いていきたい。
きっと私はまだ頑張れるから、頑張ります」

「来年からこの授業が選択授業になると聞いたとき、
心の中で『来年は絶対に選択なんかしない。
こんなにも苦汁を飲んだのだもの』と思っていました。
しかし、全国大会を参観したら、色々な感情が溢れ出した。
自分たちのチームが決まった時、アンケートに玉砕したあの時、意見が出ないで黙ったままの時、メンバーへ不満を口にしてしまった時、自分にさえ嫌気がさし て大泣きした時、企画案が決まって笑った時、12月の校内発表会のために必死に台本やパワポの作成をした時、全国大会出場チームの結果を聞いた時…
その時々が走馬灯のごとく駆け回った。
そして、自分の中に‘悔しさ’の文字が浮かび上がってきた。
本当は悔しくて、悲しかったのだと改めて思った。
そんな思いが沢山詰まったクエストカップが終了し、
私は帰路についた。
思ったことは一つ、『来年もこの授業を選択して、
今度は未来を据えて考えを詰める。
この思いの丈を込めて』」

「この一年間、辛いことも楽しいことも沢山あった。
企画立案・実現の大変さや伝えることの難しさ、
何度も何度も壁にぶち当たり、数えきれないほどの
ドラマがあったが、それらは私の心に一生刻み込まれ、
将来の自分に繋がっていくと確信している。
来年度、この授業を選択するか正直迷う部分もあるが、
社会に出たときに『嫌だからやらない』というのは
通用しない。
だからこそ、自分の可能性を確かめるため、
来年度もこの授業を選択するだろう。
地面に根を張るように図太く、新たな気持ちで
取り組みたいと思っている。私は負けない」

「全国大会に出場しているチームのプレゼンは
同世代とは思えないようなものばかりで、
最後には自分たちの育てたアイデアの花を
満開に咲かせることが出来ていました。
そして何より、プレゼンテーションしている側が笑顔で
心の底から楽しんでいるような印象が強かったです。
今回、全国大会への切符を掴むことが出来ず、
参観という形で終わってしまいましたが、
この授業は自分次第で、来年、再来年、
さらにはもっと先の未来にまでも
生かしていけるものだと思います。
少なくとも来年の選択授業では、
今回の失敗も成功もすべてを200%生かし、
次こそは自分たちの納得できるプレゼンを
作り上げたいと思います」

「時間がなくて出来なかった、と言い訳していたけれど
時間はあった。プレゼンのために
時間を惜しむ努力をしなかっただけ。
全国に進んできたチームはレベルが違った。
プレゼンをしている姿が努力の証そのものだった。
必死にプレゼンをしている姿が格好良かった。
だから、努力をしてこなかった自分がすごく情けなくなった。
反省点ばかり見つかって、今、余計に情けなくなる。
私はプレゼンの授業が好きではなかったが、
全国大会を参観したことで考え方、気持ちが変わった。
結果を出すことではなく、それまでの過程が
自分を成長させてくれたということに気付かせてくれた。
結果にこだわってしまう私にとって
とても良い授業だったことに今、気付くことが出来た。
自分のこれまでの考え方を変えていくのは
時間が掛かると思うけれど、良い経験が出来たことには
変わりはない。米倉教授がおっしゃった、
“成功するのではなくて、成長することが大切”
という言葉を胸に、これからも少しずつ成長していきたい」

そして最後に、全国大会に出場したチームの一人が、
こんな言葉を残してくれた。

「悔しかった。すべてが終わったあと、力が抜けた。
最初は『やりたくない』と思っていたのに、
悔しいと思えるほど入れ込んだのだと思うと、少し笑えた。
この大会に出て、人前で読むことが苦ではなくなった。
1年間の授業を通して、全体の半分以上が苦だったけれど、残りはすごく充実していた。
それ以上に、何かに対して“悔しい”と思うことが
出来たことが自分の成長なのかな、と思った」

彼女たちの感想を目にして、
子どもは大人が思っているよりも遥かに
物事の本質をとらえる力をもっていることに気づかされた。

目の前の現実と向き合うことは、大人ですら苦しい事だ。
しかし、彼女たちはそこから逃げることなく、柔軟な心で
ありのままの自分をとらえ、至らなさを受け入れ、
自分自身の足で成長の一歩を踏み出した。

4月から、彼女たちは選択授業の中で
このクエストと再び出会うことになる。
どれだけの生徒たちが、この苦しさと
歓びに満ちた体験をまた味わうのだろうか。

さあ、来年度もまた泣いたり笑ったりしながら
ともに歩こう。
◆過去の記事はこちらから⇒ http://goo.gl/z86iM
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◎「Teacher Interview」クエスト導入校の実践事例報告
http://eduq.jp/quest/interview/

◎「クエストエデュケーションプログラム」ムービーサイト
http://www.eduq.jp/movie/

◎過去のバックナンバー
http://eduq.jp/mail/archive/

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