教育と探求社 EDUCA&QUEST | 「教育と探求」Vol.4 2011/10/24

2011年10月24日

「教育と探求」Vol.4 2011/10/24

通勤の行き帰りが日に日に肌寒くなり
秋の深まる気配を感じる今日この頃、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
車内での読書に熱中するあまり
つい乗り過ごすことがある私ですが、
皆さんのこの秋の学びの場はどんなところにありますか?

教育と探求社は、この度Twitterを始めました。
(http://twitter.com/#!/eduqpress)
キャリア教育など学びに関する情報やイベントのお知らせなど
タイムリーにお届けしていきますので
是非、チェックしてみてくださいね!

—-【目 次】 ————————————————–

1.教育と探求社からのお知らせ
2.クエスト実践事例紹介 [麗澤中学・高等学校(千葉)]
3.QUEST DAYS~ある学校の授業風景~

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1.教育と探求社からのお知らせ
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(1)クエストカップ2012全国大会の開催日が決定しました!

「日本の未来をここから作る!」をテーマに、
クエストカップ2012全国大会を開催します。

「クエストカップ」とは、教育と探求社が提供する
教育プログラム「クエストエデュケーションプログラム)に
取り組む全国約一万人の中高生が、
日頃の探求の成果を社会に向けて発信する場です。
中高生の輝く姿を、是非多くの方々に
ご覧いただけたらと思います。

日時: 平成24年2月25日(土)10:00~17:45
会場: 法政大学市ヶ谷キャンパス

クエストカップ2012の公式HPは、11月中旬オープン予定です。
一般の方の参観は事前申込となっておりますので
下記メールまたはFAXにて、お申し込み下さい。

◆クエストエデュケーションプログラムの概要はこちらから
⇒ http://quest.eduq.jp/
◆クエストカップ これまでの道のりはこちらから
⇒ http://road-to-cup.com/
◆お申し込みはこちらから⇒メール  info@eduq.jp
ファックス03-6683-4296

(2)「クエストエデュケーションプログラム」体験会および説明会のご案内

“生徒が輝く探求型キャリア教育”をコンセプトにした弊社の教育プログラム、
「クエストエデュケーションプログラム」説明会および体験会を
下記の日程で実施致します。

説明会では本プログラムの概要を動画やワークブックを使って
わかりやすく紹介すると共に、実践事例についてお話いたします。
また、体験会では上記内容に加えて、さらに、本プログラムの
エッセンスを先生方にも実際に体験していただきます。

ひとりでも多くの先生方に参加していただき、
日々の授業運営の参考にして頂けたら幸いです。

【説明会】
日 時: 平成23年11月 2日(水),30日(水)18:00~19:30
会 場: TKP神田ビジネスセンター
http://kanda-kc.net/access/index.shtml
(東京都千代田区神田美土代町3-2神田アベビル8階)
【体験会】
日 時: 平成23年11月19日(土),12月10日(土)13:00~17:00
会 場: アットビジネスセンター神田駅前
http://abc-kaigishitsu.com/kanda/access.html
(東京都千代田区鍛治町2-7-2神田駅前ビル3階)

参加ご希望の方は下記URLにて必要事項をご記入の上、お申し込み下さい。
◆お申し込みはこちらから⇒ http://goo.gl/UgueP

(3)日経エデュケーションチャレンジ2011の選抜合宿を実施しました

去る9月18日(日)、19日(月)の両日、東京代々木にある
国立オリンピック記念青少年総合センターにて、
「日経エデュケーションチャレンジ」選抜スタディ合宿が行われました。

この合宿は、日経エデュケーションチャレンジ2011
http://adnet.nikkei.co.jp/a/edu/index.html)で実施した
リポートコンテストにおいて、入選した高校生を対象に
さまざまな講義やワークを通して学びを深めるものです。

参加した9名の高校生たちは、互いに仲良くなると共に、
将来の自分を見据え、来年の今日までに自らにどのような
変革を起こすか具体的に考え、発表しました。

◆当日の様子はこちらから
⇒ http://adnet.nikkei.co.jp/a/edu/camp/index.html
◆リポート入選作品はこちらから
⇒ http://adnet.nikkei.co.jp/a/edu/report/index.html

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2.クエスト実践事例紹介 [麗澤中学・高等学校(千葉)]
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このコーナーでは、「クエストエデュケーションプログラム」を導入している
学校の実際の授業の様子や、ご担当の先生のインタビューを紹介します。

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4回目となる今回は、2006年度の導入以来
毎年全国大会に出場を決めている麗澤中学・高等学校です。

千葉県柏市の46万平方メートルにも及ぶ緑豊かな自然の中に
広大なキャンパスを構える麗澤中学・高等学校は、
人として清々しく生き、立派に社会貢献できるように
「心の力」を鍛えることを何よりも大切に考え、
実践的な教育を行なっている中高一貫の学校です。

道徳教育をバックボーンとして展開される教育の中で、
自らの人生に対する高いモチベーションを育み、
30年後、40年後の自分に満足できる選択ができるようになるために
総合学習の一環で、クエストの授業を行なっています。

この授業に取り組んでいるのは高校2年生、約170名の生徒たち。
インターン先企業を決める際は、特進・文理・国際の
3コースの混成でチームをつくるため、普段交流のない生徒同士が
繋がるきっかけとしても一役買っているとのことです。

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先生インタビュー 【麗澤中学・高等学校 和田理先生】

Q. クエストを授業で導入するようになって、生徒たちにとって
どのようなメリットがありましたか?

A. 高1から数段階の進路指導を行った後、高3で進路を絞るわけですが、
この時に、2年時で体験するクエストの授業が、大学の学部を決定する上で
役立っていると思います。

仲間と議論を交わすことによって、「知的欲求」や「職業の具体像」
というものが生まれてきているのではないでしょうか。

おぼろげな進路希望を持ち、漠然とした不安のなか、五里霧中で将来を探る
生徒たちにとって、「クエストエデュケーションプログラム」の授業は
一筋の光であったようです。

また、学校生活の中で育まれた道徳心を、
実際に社会で実践できるようになるためにも、
このプログラムは社会をより身近に感じることができるので
生徒たちにとって有意義な時間となっていると思います。

Q. 周りの先生たちからは、どのような反応がありましたか?

A. 生徒達の間に一体感が生まれたというのが何より大きいと思います。

私たちの学校は中高一貫校ではありますが、
学年の半分は高校から入ってくる生徒が占めています。
そのため、中学から上がってくる生徒と高校から入学する生徒の間に
微妙な隔たりがあったのですが、この授業を導入するようになってから
インターン先企業別につくるグループを混成チームにすることによって
学年全体に一体感が生まれた、という声が上がっています。

また、本校は特進・文理・国際の3コースがあり
進路指導が複雑化していたのですが、それを打破する
きっかけも作ってくれたように感じています。

たとえ、コースや習熟度別の授業があっても、
生徒たちの進路意識においては、横一線でなくては
“受験は団体戦”を前提とする今日の指導は、困難を極めます。

クエストの授業で学年全体に一体感が生まれたことによって
生徒同士が進路に関する情報を積極的に共有し合うようになり、
進路指導における全体の足並みが揃った、という声も聞いています。

Q. 授業を行う上で、先生が工夫していることはありますか?

A. インターン先の企業を決める際、コースや男女に関わらず
極力、メンバーを混ぜるようにしています。

Q. 今回、AO入試に合格された生徒がいるそうですが、
クエストをやって良かったと感じたことは何ですか?

A. まず一つ目は、AO入試の出願条件である
「全国大会もしくは、それに準ずる成績を残した生徒」に対し、
クエストの全国大会が正式に認められ、出願することができたことです。

もう一つは、生徒が大学で具体的に何を学びたいのか
ということを考えるきっかけを貰えたということです。

元々、その生徒は児童心理に興味を持っていたのですが、
日々の勉強と部活動に忙しい毎日で、具体的なことを
何も調べることができない状態が続いていました。

しかし、総合学習でクエストに取り組み、企画を考えていく段階で
彼女の児童心理への興味が、具体的に社会で役に立つのだ
ということに気づいたようです。

結果として、児童心理への興味から「児童虐待」などの社会問題への
気付き、そして今後の自らの課題の発見へと繋がり、
最終的に大学の希望進路も固まりました。

勉強・部活動に時間を追われている生徒の立場になってみると、
授業の中で現実の社会に触れることができる貴重な時間が
授業時間に組み込まれている事は、大変有意義であったと思います。

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3.QUEST DAYS~ある学校の授業風景~
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このコーナーでは、ある高校でクエストに取り組む現場の教師が、
生徒と共に日々奮闘する姿をエッセイ風に書き綴っていきます。

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9月29日「自分の殻を破る」
今日はまさに、生徒たちの五感が開く瞬間を目の当たりにした一日だった。

その瞬間は、いつもと変わらぬ風景の教室の中で突然やってきた。

昨日までの自分を乗り越え、未知の世界に足を踏み込んだときの
子どもたちの表情というのは、何と無垢で美しいのだろうか。
自由奔放に、心の底から楽しんでいる。

企業から出された課題(=ミッション)に答えるために話し合い、
その時に出たアイディアが書かれた付箋やホワイトボードに
全神経を集中させながら、自分たちの頭だけで問題を打破しようとする姿は
半年前の彼女たちからは、まるで想像できない光景だった。

このような変化の背景には、先週の授業での生徒と私のやり取りがあった。

生徒たちは、答えが簡単に出せない焦りからか
適当な妥協点を見つけて、無理に企画をまとめようとしていた。

日頃の授業では味わうことのない、答えの出ないもどかしさに耐えられず
そこから早く解放されたい、という彼女たちの切実な思いが伝わってきた。
高校生の単なるお遊びで終わるか、ひとりの企業人として本気になれるか、
彼女たちはまさに岐路に立たされていた。

そんな生煮えの状況に耐え切れず、先週の授業の最後に
つい、私が感じたことを彼女たちにぶつけてしまったのだ。

「この企画を実行することで自分たちの望むべきゴールが実現できる、
と本当に胸を張って言い切れる?」

すべてのチームが首を横に振った。
じゃあ、どこに違和感を覚えるのか。
更に問いかけると、返答に窮して全員が黙り込む。
重苦しい空気の中、そのまま何も手を付けられず
時間切れとなったチームもあった。

そんなやり取りから一週間後の今日の授業は
自分たちのアイデアを振り返ることができるように、
幾つかの逃げ道を提示してからスタートした。

しかし、彼女たちは私の与えた逃げ道を誰一人使うことなく、
ひたすら思いついたことをホワイトボードに書き連ねる
という作業を黙々と続けていた。
その姿からは、自分たちだけの力で答えを絶対にみつけるのだ、
という強い思いが滲み出ていた。

人は絶望的な状況に追い込まれたとき、
初めて自分の本当の意思というものを認識するのかもしれない。
どこに進めばよいか、見当もつかないもどかしさに必死で耐えながら
自分自身の心にひたすら問い続ける姿がそこにあった。

自らの力で殻を破り、自分たちの心に火をつけようとしていた。

生徒たちは今回のプロセスで、ただ闇雲に先を急ぐのではなく
自分たちの納得できる答えが見つかる瞬間まで、
何度も繰り返し考え続けながら機が熟すのをじっと待つ
ということを無意識の中で学び取ったようだ。
安易な答えに飛びつくのではなく、仲間と一緒にじっくりと考えを深めていく
コツを少しだけ掴んだのかもしれない。

私は、彼女たちの懸命な姿から、物事に取り組む者自身の心が
燃え上がらなければ、決して人の心を動かすような創造はできない
ということに改めて気づかされた。

私自身の経験に置き換えてもそうだ。
葛藤する時間が長ければ長いほど、
自分の魂に火がつき、本気で問題と向き合えた。
そんな時間は、今でもかけがえのない人生の糧となっている。

彼女たちには、こうした尊い学びを何気ない日々の中で積み重ね
たくさんの人生の糧を持って卒業していって欲しい。

そして、昨日まで見えていた狭い世界が、
ほんの小さなきっかけで無限に広がっていく、
そんなすばらしい瞬間をこのプログラムを通じて
味わう日が来ることを確信しながら、この日の授業を終えた。

◆過去の記事はこちらから⇒ http://goo.gl/nd5gv

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◎「クエストエデュケーションプログラム」ムービーサイト
http://questmovie.jp/

◎「クエスト企業探求コース」協力企業ミーティングの様子
http://eduq-news.com/archives/568

◎過去のバックナンバー
http://eduq.jp/acmailer/backnumber.cgi

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