クエストエデュケーションは、実在の企業や先人を題材に「生きる力」を育む学習プログラムです。
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「教育と探求」Vol.12 2012/7/2 ”ティーチャーズミーティング”

こんにちは。
教育と探求社の宮地です。

先週、第一回の「ティーチャーズミーティング」を開催しました。
http://eduq.jp/news/archives/861

これは、クエストを実践している中学・高校の先生方に
お集まりいただき、生徒の力をもっと引き出すために何ができるか
その意識やノウハウを共有するための集いです。
関東近県のみならず、大阪、愛知、三重からも
多くの熱い思いを持った先生方に参加していただきました。

私たち、教育と探求社があらかじめ準備した何かを提供するのではなく、
高い志と実践で培った知恵をお持ちの先生方が集まって
互いに交流するだけで、自然と学びや気づきが起こるのではないか。
まさに、クエストで生徒たちが体験しているような創造的な場を
先生たちにも提供できたらいいな、そんな思いからの試みでした。

「まずは自分が汗と涙を流すべき」
「不安なのは教師だけ」
「失敗を恐れない」
「共感できる幸せ」

先生からは深い思いのにじんだ感想が聞かれると共に、
今後の取り組みについてのさまざまなアイディアも出されました。

相手を信じてゆだねたとき、常に結果は期待を上回ります。

この日も、学びとは何か、成長とは何か、
私たちスタッフも、実にたくさんのことを学ばせていただきました。
参加していただいた先生方に心から感謝すると共に、
この輪をもっともっと広げていくことを胸に誓いながら、
会を閉じました。

次は10月に開催予定です。
たくさんの先生方の参加をお待ちしております。

教育と探求社
宮地勘司

—-【目 次】 ————————————————–

1.教育と探求社からのお知らせ
2.クエスト卒業生インタビュー [安田女子中学校(広島)]
3.QUEST DAYS~ある学校の授業風景~

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1.教育と探求社からのお知らせ
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(1)日経エデュケーションチャレンジ2012の開催決定!

このイベントは日本経済新聞社が主催して
ビジネスの第一線で働く企業人が教師となり、
全国の高校生に向けてリアルな企業活動を題材に
授業を行います。

12回目となる今年はクラリオンや第一三共、富士通、
LIXIL(リクシル)といったさまざまな分野の企業による
白熱した授業が全国の高校生へ向けて展開されます。

日時: 2012年8月7日(火) 12:30~17:30
場所: 法政大学 市ヶ谷キャンパス 外濠校舎
(東京都千代田区富士見2-17-1)
参加資格: 高校生
定員: 400名
参加費: 無料

なお、7月9日(月)から下記サイトにて募集を開始いたします。
http://adnet.nikkei.co.jp/a/edu/

(2)「クエストエデュケーションプログラム」体験会のご案内

“生徒が輝く探求型キャリア教育”をコンセプトにした
弊社の教育プログラム「クエストエデュケーションプログラム
コーポレートアクセス(企業探究)コース」体験会を
下記の日程で実施いたします。

体験会では本プログラムの概要を動画やワークブックを使って
わかりやすく説明するとともに、本プログラムのエッセンスを
先生方にも実際に体験していただきます。

ひとりでも多くの教育関係者の方に参加していただき、
日々の授業運営や教育活動の参考にしていただけたら幸いです。

日時: ●平成24年 7月14日(土) 13:00~17:00
●平成24年 8月 9日(木) 13:00~17:00
●平成24年10月20日(土) 13:00~17:00
●平成24年12月 8日(土) 13:00~17:00
会場: 連合会館(旧総評会館) 会議室
http://rengokaikan.jp/access/index.html
(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)

参加ご希望の方は下記URLにて必要事項をご記入の上、
お申し込み下さい。
http://www.eduq.jp/event/index.html

なお、場合によっては場所の変更がある可能性がありますので
あらかじめご了承ください。

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2.クエスト卒業生インタビュー [安田女子中学校(広島)]
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このコーナーでは、「クエストエデュケーションプログラム」に取り組んだ
経験を持つ卒業生にお話を伺い、当時感じたことやその体験が
今にどうつながっているかについて振り返ってもらいます。

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今月号から先生インタビューと隔月で行うことになった
卒業生インタビュー。
きっかけは、クエスト導入校の先生方からいただいた
「卒業した生徒たちが今どのように感じているか聞いてみたい」
という何気ない一言からでした。

日頃、指導している先生たちが感じる以上に
プログラムに取り組む生徒のほうがはるかに多くのことを感じ、
卒業後、それがどのように活かされているのか
大変興味深いテーマであると思い、取材を依頼したのが
広島県にある安田女子中学校OGの今田真織さんです。

今田さんは現在、大分県にある立命館アジア太平洋大学
2回生に在籍しており、学生の半分が海外からの学生という
国際色豊かな環境の中で、国際交流の出来るイベントや
地元別府の方との交流イベント等を企画し、中高生の頃よりも
さらに精力的に新しいチャレンジを続けている学生です。

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卒業生インタビュー 【安田女子中学校 今田 真織さん】

Q.クエストの授業に取り組んだときの最初の第一印象はどうでしたか?

A.正直、あまり乗り気ではなかったですね(笑)。

それと、最初にもらうワークブックがみんな違う表紙で
私のもらったものは、あまり好みではなかったことを覚えています。

それにもかかわらず、卒業した今でも大切に保管してあります(笑)。
きっと、たくさんの思い出が詰まっているからなんでしょうね。

Q.当時の思い出や印象に残っているエピソードはありますか?

A.先生から「予選を通過したら、東京に連れて行く」という特典を聞き、
その瞬間から真剣に取り組み出したことが印象に残っています(笑)。

ところが、いざ真剣に取り組みはじめると、つまずくことばかりで
たくさんの先生方に助けを求め、アドバイスをいただいていました。

そんな過程を経てグランプリを獲得することができたのですが、
自分一人の力で作り上げたものではないということを
強く実感することができました。

全国大会当日、泣きそうになるほど緊張して出番を待っていたとき、
審査員のひとりの方が深呼吸の仕方やリラックスの方法を
教えてくださいました。

そのおかげで、落ち着いて発表をすることができ、
発表後にその審査員の方が笑顔で頷きながら
拍手をしてくださっていたことを今でも鮮明に覚えています。

私のつかみ取ったグランプリは最後の最後まで
まわりの人たちに支えてもらっていたものでした。
どんな場においても人との出会いを大切にしなければいけない
ということを改めて感じました。

Q.クエストに取り組む前と後では、どんな変化・気づきがありましたか?

A.取り組んでいる最中は気がつきませんでしたが、
たくさんの人たちのサポートのおかげで自分の力が
ますます大きくなっていくことがわかりました。

まわりの方々のサポートの種をどのようにうまく自分のものにするか、
そこを考えられるようになったことが大きな変化だと思います。

Q.クエストでの経験は、その後の学校生活において
どのような場面で活かされましたか?

A.私にとっては、すべてにおいて活かされました。
なぜなら、クエストの活動によって自分自身が
大きく成長することができたからです。

プレゼンテーション能力や探求力はもちろんのこと、
ひとつのことに努力を重ねに重ね、まわりの方のサポートとともに
何かを作り上げることの楽しさを覚えました。

私の場合、中学3年生でクエストに取り組んでいたため、
高校生になってからは校内で学習合宿を企画したり
学校外でボランティア活動を行ったり、高校で体育祭を作ったり…。
本当にたくさんのことにチャレンジするようになりました。

Q.当時の授業を振り返って、もっとこんなところを頑張ればよかった
と思うことはありますか?

A.うーん・・・正直、本当に必死になって頑張っていたので、
それはありませんね。
とにかく悔いの残らないよう必死に取り組んでいました。

強いていうならば、大会へ向けて本気になる以前に
授業でももっとまじめに取り組んでいれば、
今よりもさらに成長できていたのではないかな、とは思います。

Q.この経験を今後の進路に向けて、どのような形で
活かしていきたいと思いますか?

A.いつか、私自身がこのような経験を
誰かにさせてあげられるような人間になりたいですね。

どのような形になるかはまだ分かりませんが、
少しでもたくさんの人に色々なチャレンジができる環境を
提供したいです。

そして私自身も、もっとたくさんのことにチャレンジして
たくさんの方の笑顔を作りたいです。

そのためにも大学生活でできることをしっかりこなし、
これまでの経験を活かしていけたらと思います。

Q.最後に、OGとしてクエストに取り組んでいる学生に向けて
メッセージをお願いします。

A.きっと、このクエストの取り組みが始まってから終わるまでの間
自分の成長している部分になかなか気づけないと思います。

でも、終わってからたくさんのことに気づくことができるはずです。
とにかく必死になって、この活動をやり遂げてみてください。
必ず自分の力となり自信となります。

何か壁にぶつかったら先生やまわりの友達、家族に相談をしましょう。
きっと解決策が見つかります!
最後まで諦めず頑張って取り組んでみてください。

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3.QUEST DAYS~ある学校の授業風景~
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このコーナーでは、ある高校でクエストに取り組む現場の教師が、
生徒と共に日々奮闘する姿をエッセイ風に書き綴っていきます。

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6月15日「ブレインストーミング」

今日は待ちに待ったブレインストーミングの日。
昨年度もこのクエストの授業に取り組んだ生徒たちにとって
今日のステップはとても大事なものだ。

ブレインストーミングは自分たちがインターンする
企業から与えられたミッション(課題)を読み解き、
思いつく限りのことばやフレーズを付箋に書き出すことから
はじまる。

そして、その付箋をチーム内で共有し、分類していくことによって、
自分たちが考える企画の方向性を定めていく。
企画会議などでよく用いられる手法である。

彼女たちはこのワークに昨年度初めて取り組み、
「感じたことを文字で表現すること」
「ありのままの思いを発する勇気を出すこと」
がいかに難しいか、痛いほど味わった。
チームで共有することもままならず、一歩も前進しないまま
時間だけが過ぎていくという状況を1ヶ月以上もの間
経験することになった。

そんな背景もあって、今年もこの授業を選んだ生徒たちは
去年の屈辱を晴らすべく、いつも以上に気合を入れて
授業に臨んでいるように感じた。

今日やるべきことをチームリーダーに発表させ、
早速ブレインストーミングの動画を見せた。

突然、ひとりの生徒が
「そんなことしていいんだ!」
と、驚きの声をあげた。

彼女は今年4月に転入してきた生徒で、
ブレインストーミングのルール説明にある
「乱暴な発言、奇抜な発言ほどよい」
というくだりに大きく反応を示したのだ。

「そうそう。あなたが普段やっているみたいな発言がすんごくいいんだよ。
だから、どんどん自由に発言してね」

彼女の何気ない一言が、大事なルールヘ全員の意識を向ける
大きなきっかけとなった。

まずは5分間という制限時間を設けて、一人ひとりが
思いつく限りの言葉を付箋に書き上げるという作業をおこなう。

ノルマは一人30枚、という条件をつけた。
先ほどまでの賑やかさがまるで嘘のように
紙にペンを走らせる音しか聞こえない教室は
いつになく張り詰めた空気が流れていた。

沈黙を打ち破るように、声を掛ける。
「はい、終了!何枚ずつ出たか、みんなで確認しよう」

緊張感から解放された生徒たちの反応はさまざまだ。
誇らしそうに付箋いっぱいの机を眺める生徒。
まわりと比べて枚数が少ないことに気づき、うつむきがちな生徒。
「全然出てこなかった~」と声をあげて、ほかの机を見渡す生徒。

結局、少ない生徒では10枚弱、多い生徒でも20枚程度となった。
でも、ここからが本番だ。

「今度は各チームで出した付箋を自由に共有してごらん」
指定した時間は15分。
先ほど観た動画と同じように全員が感じたままに付箋を並べ、
質問したり並べ替えたりしながら、少しずつ模造紙の上に
自分たちだけの地図を描いていく作業だ。

「突拍子もない発言、奇抜な発言ほどよい」のインパクトが残り、
どの机も言いたいことを自由に、躊躇することなく発言している。

人は心が開放されているとき、おのずと表情に表れる。
普段の授業では見せないような生き生きとした笑顔が
この場の高揚感を物語っているようだ。

一斉授業ではどうしても生徒の何気ない発言や
面白い発想に付き合うことができない。
授業進度を考慮して自然と生徒の発言や行動に
制限をつけることになる。
突拍子もない発言や奇抜な発言とは無縁の世界である。

そんな授業のタブーを破って、自由に話ができるこの場は
生徒たちにとって刺激的な感覚を覚えさせるのだろう。

個人で付箋を出したときには「もう、これ以上絶対出ないです!」
と話していた生徒が、他のメンバーの言葉に刺激を受け
模造紙に新しいアイデアを次々と出していった。

ブレインストーミングのルールの中に
「メンバーの発想を借りながら、それぞれが
よりよいアイデアにつなげていく」
「ひとりが何かひらめいたとき、さらにいいアイデアが出るよう
まわりはアドバイスや励ましで盛り上げていく」
というものがある。
このチームはまさにそれを体現していたのだ。

言葉が出ないことを、つい焦ったり責めてしまいがちだが、
そのチームのリーダーは説明の足りない部分を補足しながら
自然と他のメンバーの言葉を引き出していた。

決してせかすのではなく、仲間を励ますようにして、
よいアイデアが生まれるような環境づくりに徹していたのだ。
彼女のふるまいにはまったく気負ったものがなく、
全員が肩の力を抜きノビノビと話せる場を見事に作り上げていた。

授業が終わる頃には、それぞれのチームが
最初に出した付箋の数からさらに膨らませ、
びっしり詰まった自分たちだけの地図を作り上げた。

次回は、ここから自分たちの企画の骨子を固めていく
最も悩ましい作業へと入っていく。

想像力を膨らませつつ目の前に広がる地図を俯瞰し、
右脳と左脳のスイッチを自由自在に切り替えられるように
ならなければならない。

こうして、次第に核心に迫っていく過程が
最も生徒たちのつまづくポイントであり、
また教育者の力量が問われるポイントでもある。

インターン“ごっこ”で終わるか、否か。
彼女たちの見せる底力に期待したい。

◆過去の記事はこちらから⇒ http://goo.gl/eKCSU

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◎「Teacher Interview」クエスト導入校の実践事例報告
http://eduq.jp/quest/interview/

◎「クエストエデュケーションプログラム」ムービーサイト
http://www.eduq.jp/movie/

◎過去のバックナンバー
http://eduq.jp/mail/archive/

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