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「教育と探求」Vol.46 2015/5/12 “ジャパンハート 吉岡医師”

おはようございます。
教育と探求社の宮地です。

みなさんは、ジャパンハートというNPOを
ご存じでしょうか?

途上国や被災地などの十分な医療が行えない地域に
医師や医療スタッフを派遣し、無償で医療行為を行う
国際医療ボランティア団体です。

先日、この団体の創設者であり、代表も努める
吉岡秀人医師の講演を聞く機会がありました。

吉岡医師は、20年前、軍事政権下のミャンマーに入り
現地の人たちの治療を行ううちに、彼らのあまりにも貧しい
現実に気づき、無償で治療を引き受けるようになります。

曰く、「日本のような医療保険のないミャンマーでは、
医療費は全額自己負担です。手術などはもちろんのこと、
医師に診てもらうことすら多くの人たちにとっては遠い現実。
もし私が、目の前で病に苦しむ子供たちの手術を断れば、
彼らは一生その姿のまま、世間の片すみでひっそりと
暮らすことになる。だから私は、道具もない、人もいない中で、
いつも勇気をふるって、子どもたちの手術をするのです」

一切の治療費を受け取らず、現地への渡航費も、生活費も
自腹でまかないながら吉岡医師がはじめた活動は、やがて
「ジャパンハート」という団体となり、ミャンマー、カンボジア、
ラオス、インドネシア、フィリピンなどの国々に、毎年、年間
500人もの医療関係者や一般ボランティアを送り出しています。

多くの医師たちが自ら進んで、かつ無償で、この活動に
参加する理由について、吉岡医師は次のように語ります。
「東日本大震災のとき、とにかく人の命を救いたいとの
思いで東北に駆けつけた医療関係者はたくさんいました。
現地で一心不乱に人助けをすることで、本当は、自分は
こんな風に働きたかったんだ。これこそが自分の使命だと
目覚めた医師たちがたくさんいるのです。
途上国の設備もろくに整わない環境の中で、目の前の人を
全力で救い、その人から心からの感謝を受け取る。
その中で、自らの生きる意味をみつけていく。だから、
そんな医師たちの目は本当に輝いているんです」

私は吉岡医師の話を聞いて涙が止まりませんでした。
(別の講演ですが、吉岡医師の講演内容の詳細は
こちらのサイトにもアップされています。

http://logmi.jp/20637)

打算も、戦略も、駆け引きもなく、自らが最も大切だと
思うことに、ただ全力を投じる。その姿のなんと美しいことか。
そして「目的の純度」ということを、思いました。

人が一生のうちにできることはそう多くはありません。
最も大切な「人生の時間」という資産を何に投じるのか、
そのことの意味を、吉岡医師は自らの生き様を持って
伝えてくれました。

吉岡医師は、講演の最後をこのように締めくくりました。
「体が救われても、心が満たされない人は不幸だ。
体が不自由でも心が安らぐと人は救われる。
日本でも今後、経済格差が進み、お金のない人は
高度な先端医療が受けられなくなるかもしれない。
しかし、みなさんの周りに心を通わせてくれる医師がいたら
もっと幸福にみなさんは人生を送ることが出来ると思う」

吉岡医師のような生き方をだれでもができるわけでは
ないかもしれません。しかし、自分の信じた道を打算や
妥協なく、まっすぐに生ききるということは、だれもが
目指せることだと思います。

私自身もそのようにありたいと思うし、
そのような日本人をひとりでも多く育てたいと思います。

教育と探求社
宮地勘司

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教育と探求社からのお知らせ
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(1)CAミーティングを開催しました!
5月8日(金)に今年度のクエストエデュケーション協賛6社を一堂に会し、
千代田区立麹町中学校にて、第1回CAミーティングを開催いたしました。

当日の模様は下記をご覧ください。

http://eduq.jp/news/archives/4753

(2)「株の力」、今年度もスタートしました
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社と昨年度より共同開発し、
展開している金融経済教育プログラム「株の力」、今年度もスタートしました。
春期と秋期に分けて、都内近郊の学校で展開する予定です。


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