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teacher's voice


導入学年 (企業探究コース)中学3年生 (進路探究コース)中学2年生
ともに東大医進・難関大コース、スキルアップコース
授業科目 総合学習の時間
授業時間数 24時間
導入年数 1年目(2013年~)
chosei-sj.ac.jp/

Q.進路探究コースで難しかったところは
どんなところでしたか?

A.宮澤:自分の未来について執筆するところでしたね。
なりたいものが何もない子は、完全にフリーズしていました。
でも、この年頃でなりたいものが明確に決まっている子の方が
実際は少ないと思うんですよ。
親が医者とか、そういう特殊な環境で育った子は別ですが、
大抵の生徒は目の前の勉強で精一杯で、
自分の将来のことまで考える余裕はないと思います。
ましてや、まだ中2ですから、大学が何年間通うものかすら
曖昧な子もいるぐらいです(笑)

だから、手が止まってしまう生徒たちには
「自分がどんなスキルを持っているのか?」
「何が好きなのか?」ということを問いかけて考えさせました。
例えば、ゲームが好きだからゲーム会社に入る
というような簡単なものじゃないですよね。
プログラミングが好きなのか、それとも純粋に
ゲームするのが好きなのか。
掘り下げていくと、何がやりたいのか
どんなことに自分が関心を持っているのか、
少しずつ見えてきて、未来の自分を書く
とっかかりにはなっていたようです。
人によって掘り下げの深い浅いはあるものの、
やはりじっくり時間を掛けて自分の考えを熟成させるのは
とても大事なことなんだな、と改めて感じました。

ちょっと話が逸れてしまうんですが、今年初めての試みだったため
土曜日に連続4時間の時間割を組んでしまったんです。
そこは生徒たちに申し訳なく思っていますね。
執筆みたいなところはどうしても煮詰まってしまうので、
来年度はもう少し間隔を空けた時間割にして
彼らがゆっくり自分のことについて考える環境を作ってあげたい
と考えています。

それと、僕たち教員が常に夢を語ることも大事だと思うんです。
僕は、彼らが中1の時から「この学校の校長になって、改革する!」
ということをずっと語ってきたんですが、そういういう姿を見る内に自然と
「自分は何がしたいのか?」と考えるきっかけを作ることもあるかなと。

Q.企業探究コースに取り組んでみて、
印象に残っていることは何ですか?

A.釘宮:インターンする企業を決める「公開採用面接」ですね。
公開採用面接は人気のあった企業だけ行ったのですが、
採用されるかどうか決めるのが“クラス全員による投票”
という形を取ったので、大変盛り上がりました。
面接では「なぜこの企業に入りたいのか」「自分のアピールポイント」
の2点をクラス全員の前で発表してもらったのですが、
自分のよさをしっかり認識できていることに感動しましたね。
部活動での自分の役割だったり、普段心がけていることなど、
何気ない日常の中で彼らなりに色々考えていることに感心したし、
そういう一面が見られて本当によかったです。

Q.学年全体で授業実施するにあたって、
工夫されてきたことはありますか?

A.釘宮:企業探究コースの場合、
全22チームを教員10人体制で見ているので
次のステップをやる前に必ず学年団で打ち合わせを行うとともに、
教育と探求社からいただいた指導ガイドを元に
オリジナルの指導書を作成して、担当する先生方に
毎授業配布しました。
いただいた指導ガイドをそのまま使うということもできましたが、
生徒たちの理解度や進行具合によっては
時間を多く掛けたいSTEPもあったりするので
指導ガイドをうまく利用しながらアレンジしていました。

あとは、生徒たちが仲間の想いを共有できるように
毎授業の終わりに記入する「今日のひとこと」から
いろいろな生徒たちの意見を抜粋したものや
生徒たちが考える「なくなっては困る会社」を
ランキング形式にまとめた「クエスト通信」
という学年通信を定期的に発行していました。
佐久長聖学年通信

Q.進路探究コース、企業探究コース
両コースを導入して、よかった点はどんなところでしょうか?

A.宮澤:進路探究コースでは、生徒たちが想像以上に
いろいろな能力を持っているということに気づけたことですね。
このコースの前半で行うドキュメンタリー作品では、
僕たちが何も教えていないのに、びっくりするような手法で
発表してくれたんですよ。
はじめは「本当に大丈夫なのかな?」というところが
「こんなにクリエイティブなことができちゃうの?!」に変化して、
今までこちらが手取り足取りし過ぎていたのかな(笑)
と考えさせられましたね。
それから、「人に見せる楽しさ」に気づいたようで
「どうやったら人に見てもらえるのか?」ということを
今まで以上に意識するようになったと感じています。

一方、コース後半で行う自分のこれまでの過去と
未来について執筆するステップでは、
自己開示することによって起こる子供たちの変化ですね。
過去も未来も、どちらを執筆するにしても限られた授業時間の中で
半ば強制的に書かねばならない状況に追い込まれる。
自分というものと向き合わざるを得ないわけです。
それによって、突き抜けるように明るくなりました。
言ってすっきりしたのでしょう。
「将来なりたいものを初めて書いた」
という生徒もいました。

釘宮:企業探究コースでは、ステップが進むにつれて
生徒たちがよく考え、相談し合う雰囲気になったことですね。
私たちが何も言わなくても、グループ内で教え合ったり、
意見を言い合えるようになっていたなと。
プレゼンに関しては、同じ中学2年生で取り組んでいる
奈良県の西大和学園の取り組みに感化されて、
それぞれのチームが工夫を凝らして発表していました。
よきライバルといった感じで、相当刺激を受けていたようです。

あとは教員たちも刺激をもらったことでしょうか。
導入一年目ということで始めた当初は
不安の方が大きかったですが、
企業の方々が足を運んでくださったり、
他校の先生方と出会うことで多くの刺激をもらい、
生徒たちだけでなく、私たちも全力でこの授業に
取り組むことができました。
お陰さまで、一年間の授業を終えてみて、
今は不安が全くなくなりました。
今月の全国大会にも出場が決まりましたので、
その経験も含めて次年度以降に活かしていきたいと思います。


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