NGXgGfP[V́Å݂ƂlނɁúvފwKvOłB
teacher's voice

Q.クエストを政治経済の教科で導入しているそうですが、
どのような形で取り入れているのでしょうか?

A.高1までの現代社会で習ってきた知識を活用する
発展編として、このプログラムを取り入れています。
もともと、僕の授業は教科書を使って授業を進めるというよりも
グループワークが多くて、たとえば政党を作って憲法の改正を議論するとか
「未来のエネルギーを考えろ」というお題を出して
10年後のエネルギーについて議論するとか、
その中の一つとして大体一ヶ月掛けて実施しています。

年間の授業カリキュラムでは、僕が考えたオリジナル授業だけでなく
大学との連携授業等も含まれているので
クエストに割ける時間数は非常に限られていますが、
生徒たちが創造性豊かに考え、色々なことを調べ、発表する
という要素が多く盛り込まれているこのプログラムは
生徒たちも勿論のこと、担当する僕自身もたくさん刺激を受けて
毎年楽しんでやらせてもらっています。

Q.教科書を使った講義形式の授業ではなく、生徒が主体的に取り組める
グループワークが中心になっているなんて、羨ましい限りですね。

A.グループワークをメインにした授業ができるのは、
生徒の9割以上が立命館大へ進学するというのが一つありますね。
つまり、受験に縛られた授業をする必要がないんですよ。
高校の半数の生徒たちは中学からの一貫生なんですが、
彼らの場合、高1の段階で高3までに習うべきカリキュラムが
ほぼすべて終わってしまいます。
しかも本校では、授業の改革目標として
“QUEST(探求する)”ということを掲げているので、
残り2年間は、さまざまな教科で創造的な授業を受けられるのです。

そう考えると、本校は“探求型の学び”という
真の学びに多く触れるチャンスのある学校
といえるかもしれません。

Q.先生が生徒たちを指導する際に心がけていることはありますか?

A.新しい発想を求めて自分たちだけの答えを見つけよう!
ということを生徒たちには常々言っていますね。
従来の延長線上では面白くないよね、と。
過去の歴史を調べるとか、会社の強みを調べるとか、
それもすごく大事なことなんですが、
ブレークスルーする企画を出さなきゃダメだと思うんです。
「与えられたミッション(課題)を通して、イノベーションを起こす」
それがこのプログラムに取り組む一番の目的だと僕は捉えています。

それから、型にはめず自由にやらせるということ。
学校によっては発表の形式やPowerPointのひな形を
先生が用意してしまうところがありますよね。
確かに会社の中だったら、企画書の作り方とか
決まった体裁みたいなものがあると思うんですが、
それをやってしまうと面白くなくなっちゃうんですよ。
個性が潰れてしまうんです。
どんどん型破りなことをやってほしいので、
こちらからは必要最低限の情報しか与えません。
彼らに質問されたら、フラッとそばに行って
一言アドバイスする程度で、自分からは積極的に声は掛けません。
とにかく自由にやらせるように心がけています。

あと、これは僕の個人的な考えなんですが、
社会と繋がっているのだから自分たちだけが楽しい
という企画ではなく、社会に何か役に立つものを出したら最高だよね
ということは伝えるようにしています。
それが功を奏して、今年は社会貢献系の企画が結構出てきています。

Q.たった一ヶ月しかない中で、生徒たちはどのように時間をやりくりして
企画まで仕上げているのですか?

A.基本的に、彼らにとって授業中はアイディアを出す場なんです。
とことん話し合って、アイディアの種を蒔く、というイメージですね。
だから授業とそれ以外の時間を上手く切り分けて作業しています。
PowerPointを作成したり、発表の練習なんかは
授業中ではまずやりません。
昼休みとか放課後のちょっとした時間に集まって
作業しているチームがほとんどです。

授業時間外でも抵抗なく取り組めるのは
日頃から授業でグループワークを多く取り入れているので、
話し合う習慣ができているというのはあると思います。

どのチームも大体、部活の仲間同士で固まっているのが多いみたいで
それ故に部活が終わった行き帰りで気楽に話し合ったり、
時間がないときなんかは、LINEを使って話し合っているようです。
いまどきの若者らしい企画会議ですよね(笑)

今年度は本当に時間がなくて、調査部分はすべて省略して
企業からミッション(課題)が与えられるところからスタートしました。
イマジネーションが膨らんで面白いものはたくさん出てきましたが、
実際に数値でどう裏付けるか、とか、現実社会とどうマッチしているか
とか、コスト的にどうか、といったリサーチがないまま進めてしまったので
今年の生徒たちは“夢で走っている”という印象が強いですね。
そこは高校生の面白いところでもあるんですが、
説得力の部分はまだまだ弱いので、このあと残り2週間で
裏付けの部分をカバーしてもらいたいなと思っています。

Q.最後に、クエストで生徒たちにどのようなことを学んでほしいか
教えて下さい。

A.どんなことでも何か作る時って、徹底的にリサーチして
それをチームでシェアして、アイディアを生み出していきますよね。
だから一人じゃできない。
一人じゃできないような大きなことがチームでだったらできる。
そういうクリエイティブなことをさせたいんです。
中には卓越したリーダーがいて、ワーッとやっちゃう
ところもあるんですけど、やっぱり多様な個性がぶつかり合って
導き出せるチームっていうのはすごいものを生み出すんですよ。
実際、現実社会ってそうじゃないですか。
社員が一丸となって、多様な人材がぶつかりあって議論して、
そうすることで素晴らしいモノができ上がっていくし、
それぞれの特性を生かした役割がある。
その練習をしているのがクエストだと思っています。
まさに「コーポレートアクセス」ですよね(笑)


カテゴリー: Uncategorized   パーマリンク
  • eduq_logo
  • ЊTv
  • ƗO
  • \A
  • ANZX
  • ₢킹