NGXgGfP[V́Å݂ƂlނɁúvފwKvOłB
teacher's voice

今月から3回にわたり、クエストカップ2013全国大会で
グランプリ受賞を果たした学校のインタビューをお届けします。
第一弾は「企業プレゼンテーション」部門グランプリを獲得した
常翔学園高等学校の倉田先生にお話をうかがいました。

クエストエデュケーションプログラム導入6年目となる同校は、
今年も15クラス699名もの生徒たちが取り組み、大和ハウスと
テーブルマークの2チームが全国大会へと進みました。

昨年は3チームが全国大会へ出場、全チームが企業賞を取ったものの、
惜しくもグランプリは逃してしまいました。
今年は、その雪辱を晴らすべく圧倒的な表現力と構成力で
会場にいるすべての人を惹きつける素晴らしい発表をしました。

また、昨年は新たな試みとして倉田先生が発起人となり、
愛知県の東邦高等学校と三重県の海星中学校、名張高等学校、
京都府の立命館宇治高等学校、奈良県の西大和学園中学校と合同で
「西日本合同発表会」を開催。
校内にとどまらずクエストを通じて知り合った先生方と一丸となって、
生徒たちの学びを深める場を作ることにも成功しました。

先生インタビュー 【常翔学園高等学校 倉田 真先先生】

Q.「企業プレゼンテーション」部門でグランプリを受賞して
生徒たちの反応はどうでしたか?

A.相当驚いていましたね。
まさか自分たちが選ばれるとは思っていなかったみたいです。

常翔では毎年恒例?となって来ていますが、
全国大会に出場するチームは前泊したホテルで
生徒たちが納得するまで最後の練習をするのです。
そこに来るまでに準備をしっかり出来ていないのが原因とも思いますが、
グランプリを意識して、最後まで練習を続けたいと
生徒たちから言ってきます。
今年は昨年の結果を越えたいという気持ちを持って
取り組んでいたように感じました。

ところが、今回グランプリを取った「じぇAむず」チームは
最後までチームとしてまとまれずに、指導していた教員たちから
「そんな気持ちでやるならば、やめれば(出場辞退すれば)?」
と言われるほど苦戦していました。

結局、集中力が切れてどうにもならなくなったので
仮眠をとって早朝6時から練習することになったのですが、
全員が集合したのは7時。
ギクシャクした状態のまま、本番を迎えることになってしまいました。

彼らとしては「もっと自分たちはやれたのに」
という悔しさを残した中での結果だったようですが、
そばで見ていた私たちとしては気持ちがバラバラになりそうになっても
最後まであきらめず、本番ではこれまでで一番息の合った
プレゼンを見せてくれ、素晴らしい結果を残してくれたと思います。
ただ、なぜあの状況で心が一つになれたのか分からないですが(笑)、
とにかく最後の追い上げは「すごかった!」、の一言に尽きます。

Q.生徒たちのモチベーションを維持するのに、
どのような要素が大きかったですか?

A.「歴代の先輩たちの存在」と校内での「ライバルの存在」ですね。

これも毎年恒例となっているのですが、授業一回目に学年全体で
全国大会の動画を鑑賞して、キラキラ輝いている先輩たちの姿を
見せるんです。
そうすると「絶対に先輩たちを超える」「こんな風になりたい」
という意識が自然と芽生えて、明確なゴール設定ができます。
途中、中だるみすることはもちろんありますが、
最後は先輩たちの輝く姿を思い出すので
適当なところで妥協する企画は出てこなくなりましたよね。

発表会を何度も行うのも大きいと思います。
クラスでの中間発表をした後に本番発表会で各クラス1位を決め、
校内発表会で15クラスから1位を決め、
今回は西日本合同発表会での他流試合もありました。
そして全国大会の1st、2ndと・・・

何度も発表する機会を作ることによって、
どうしたら人に伝わるプレゼンができるか
考えざるを得ない状況になるのです。
毎回伝える対象者も変わりますので
プレゼンテーションが自然に進化していきましたね。
会を重ねる度に生徒たちの尻に火がついて、
飛躍的に成長していきます。

また、負けず嫌いな生徒が多いのか、
よそのクラスの情報を聞いて奮起するチームも結構ありますね。
「あそこは○○をテーマにやっているから、俺たちは違うのにしよ!」
といった感じで、担任の先生たちもうまい具合に
他クラスの情報を教えるので、それが刺激となっているようです。
「スライド枚数が他のチームは100枚超えたよ」
「他のチームは漫才でプレゼンするらしいよ」とか・・・もありましたね。

学校全体で「先輩たちを超えるぞ、日本をよくするぞ」
という明確なゴールを持っているからこそ、生徒同士、
先生同士が切磋琢磨し合って取り組めているのだと思います。

Q.生徒を指導するうえで、どのような工夫をされていましたか?

A.昨年まで私は、とことん生徒とかかわるスタンスだったのですが、
今年はあえて突き放した指導に変えました。
つい、何か言いたくなってしまうことが今年はなくなりましたね。

生徒から求められるときだけ必要最低限のことだけ言って、
ときには厳しい言葉をかける。
たとえば、「そこにどんな意味があるのか」とか、
「伝えたいものがあるのに、それが伝わってない」「まったく面白くない」
など、生徒たちが考えるきっかけを与えて、あとは生徒たちに委ねました。

それから企画のアイディアを決めるときに
どんなものを選んでも形になるということを伝えるようにしています。
ブレストのとき、本校では大きめの用紙3枚使って
どのチームも付箋で埋め尽くすのですが、埋め尽くしたのはいいけれど、
その後、どれを軸としておくべきか迷う傾向があります。
当然ですよね、多過ぎですから(笑)

僕個人の考えとしては、どれでもいいと思うんです。
どんなものを選んだとしても、伝え方次第で必ず人を惹きつける
プレゼンができると思うんですよね。

今年はバナナを例に生徒たちに話をしました。
今年のミッションになぞらえて「バナナを使って地球を救おう!」
「バナナは生きる原点だろ!バナナを使った新商品を作ろう!」
「バナナを自販機で売って社会を変えよう!」という企画を考えて、
僕が即興でプレゼンして見せます。
そうすると、生徒たちは一瞬、訳が分からないという表情をするのですが、
プレゼンを見ると「へー、すごい。面白い!」となるわけです。
「それ、良い!!」と生徒が思ったところでプレゼンをやめ、
「はい、先生の勝ち!納得した君たちの負け」と言ったりします。

つまり、興味を持たせたもん勝ちなんですよね。
生徒たちも納得すると、話し合いが一気にブレークスルーします。
逆に、何でも良いってなると余計悩む子たちもいますが(笑)

ちなみに、今年はそんな子たちのために
ブレストした付箋から目をつぶって、
3つ選んだもので企画を考えさせましたが(笑)
結果的にどのチームもきちんと形になっていました。

Q.最後に、新しい試みとして「西日本合同発表会」を企画されましたが、
やってみていかがでしたか?

A.この発表会をやったことで生徒たちの姿勢がガラリと変わりました。
今回グランプリをとったチームは西日本合同発表会でも選抜されて
発表したのですが、他校のプレゼンを見て
「こんなんじゃダメだ」と心底悔しがったし、
どうすれば全国に行けるか、勝つための努力を
本気で考えるようになったと思います。

その場で企業の方に講評をもらえた事も大きかったですね。
アドバイスを活かしてすぐにプレゼンテーションの修正に
かかっていましたよ。
グランプリ受賞後に、テーブルマークの企業の方から
「西日本合同発表会で講評した部分が見事に改善されていて感動した」
という言葉をいただいて生徒たちは喜んでいましたね。

合同発表会をやろうと思った目的はもう一つあって、
それはクエストを通じて出会った先生たちや
企業の方々を結びつけることでした。

去年6月にクエスト導入校の先生方が集まった
「ティーチャーズミーティング」で自分と同じような志を持って
クエスト授業を行っている先生たちと話し、
一緒にもっと出来ることがあるのではないか、
と考えたのがきっかけでした。

所属する学校も立場もまるで違う人たちが
「クエスト」という共通の話題でつながり、
企業の方々も巻き込んで、より良い教育を目指すことは
まさに教育の理想の形であるように感じています。

この活動をもっと広げて、高い志を持った教員を
世界中に広げたいですね・・・
まずはどの学校も校内発表会をUstreamで世界配信するところから!
と、さらに夢が広がっているところです(笑)


カテゴリー: Uncategorized   パーマリンク
  • eduq_logo
  • ЊTv
  • ƗO
  • \A
  • ANZX
  • ₢킹