NGXgGfP[V́Å݂ƂlނɁúvފwKvOłB
news
2014年2月12日

今の自分に満足しているか?

ちょうど2週間前、初めて大きな舞台で

自分たちの作品を発表する機会を得た。

校内の発表会では惨憺たる結果だった彼女たちにとって

この日は、第三者からの評価を受けることになる。

これまでにない緊張を味わったはずだ。

 

翌週になって、彼女たちに発表の感想を書いてもらうと

ある生徒が書いた一文に目が留まった。

「本当は全国大会とかどうでもよいのです。

ノリで言ったり、言ってなかったり」

 

紙の端っこに、落書きのように書かれた一文には

どんな想いが込められているのか。

なぜ、彼女はこんなことを書き残したのだろう。

 

発せられたことばが、必ずしも真実とは限らない。

一見、どうでもいい会話の中に流れていくことばを

一つひとつつないでいくことによって、

思いもよらぬ結果が見えることもある。

今の段階では、彼女のことばをそのままストレートに

受け止めるのは、あまりにも早い気がした。

 

そうこうしているうちに、全国大会に選ばれた

という知らせが届いた。

彼女はこの知らせを聞いて、どんな表情をするのだろうか。

 

「クエストカップの結果って、だれか先生から聞いてる?」

結果発表をできるだけさりげなく、淡々と伝えることにした。

「なんか、チーム全員が集まったら、

昼休みに全員で聞きに来るように言われましたけど…」

「じゃあ、まだ知らないんだね」

「はい…」

「ふーん、そっか。今言っていい?」

「えっっ!!」

「おめでとう、全国大会出場決まったよ」

ほかの生徒たちの大きな拍手に包まれて、

歓声を上げる生徒たちの中で

“全国大会なんてどうでもいい”発言をした

彼女もまた、驚きと喜びの表情を浮かべていた。

ホッとした反面、彼女がなぜ、あの一文を書き残したのか

ますますわからなくなってきた。

 

その数時間後、クエストの授業の中で

全国大会に向けてのブラッシュアップ作業を行っていた。

そこで彼女にそれとなく、こう質問してみた。

「過去の自分と今の自分、どっちが誇れる?」

彼女は迷うことなく「絶対、過去の自分」と答えた。

「今の自分は全然頑張っていない。

昔の方が一生懸命勉強してたから」らしい。

 

それを聞いて、すべてがつながったような気がした。

彼女が考えたプレゼンの作品タイトルにもなっている

“今の自分に満足しているか?”とは、

彼女自身に向けられたことばなのかもしれない。

 

何かに真剣に向かおうとする自分と、

それがやり切れるのかという不安な自分との狭間で、

感情が行ったり来たりしている。

そんな中で“全国大会なんてどうでもいい”

ということばを書くに至ったのではなかろうか。

 

彼女は今の自分を誇りに思えず、悶々としている。

私は、彼女にさらにこう質問してみた。

「それじゃあさ、過去と未来の自分

どっちに誇りを持てるようになりたい?」

「もちろん、未来!」

 

その翌日の昼休み、彼女が私のところへ

相談しにやって来た。

 

“今の自分に満足しているか?”

自分たちのプレゼンのタイトル通りに

自分自身に問いかけ、行動を起こし始めている。

 

彼女は彼女自身の未来に

誇りが持てるようになれるだろうか。

全国大会で、これまでと違った彼女が

舞台に立つ姿が目に浮かんだ。

 

  • eduq_logo
  • ЊTv
  • ƗO
  • \A
  • ANZX
  • ₢킹
  • privacy
NGXgGfP[V@gbv
R^Ng
R^Ng
̌
QUESTCUP
ML
WORKBOOK