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2013年6月3日

心の奥に眠っていることば

企業から出されたミッション(課題)を受け取り、
本格的な話し合いが始まった。
生徒たちが選んだ企業はソフトバンクグループ。
ITの力を使って理想の学校を考えるという
彼女たちにとって、非常に身近なテーマが与えられた。

ブレインストーミングを始めるにあたって最初にすることは
一人ひとりがミッションに書いてある資料を読み込み、
思いついたことを付箋に書いていくことである。
しかし、今回はその前に彼女たちにいくつかの
質問を出すことにした:

Q.みんなはどんなときに本気になる?

A.「逆境から這い上がる瞬間」
 「自分の得意なことを生かしている瞬間」
 「自分の実力を多くの人に見せる瞬間」
 「大切な人のために何かをする瞬間」
 「夢・目標を明確に見つけた瞬間」
 「課題等の〆切が近づき、追い込まれている瞬間」

Q.どんな学校だったらワクワクする?

A.「みんながそれぞれわかり合い、認め合える学校。
  その結果、何かを本当の自分としてできるような学校」
 「自分をめいっぱい表現でき、一人ひとりの個性が出せる学校」
 「何度も開きたくなるような教科書があったらいい」
 「授業でやっていることと自分の好きなものが
どのようにつながっていくのかわかるような授業」
 「“黒板とにらめっこ”状態じゃない授業」

Q.すべての子どもたちが幸せになるためにできることは?

A.「みんなで協力し、ひとつのものに取り組んで達成する」
 「相手に自分を理解してもらえるような環境が整っている」
 「そこにいるだけで癒されるような場をつくる
(たとえば小動物がいるとか?)」

考えさせた時間はたかだが10分程度。
こんな言葉が出てくるとは想像もしていなかった。

彼女たちは、私が出した問いの本質をしっかりととらえていた。
普段、何も考えず学校生活を送っているかのように見えていたが、
実は色んなことを感じ、考えていることを初めて知った。

しかも、彼女たちは、ここまで具体的に理想の学校の姿を
胸の中に抱きながらも、現実とのギャップを受け止めて、
当たり前のように学校に登校し、真面目に授業を受けている。
これってすごいことであり、彼女たちにとって
酷なことかもしれない。

彼女たちが書いてくれた回答を見ていると
一教師として理想の教育の提供や、理想の学校づくりに
どれだけ本気で貢献ができているのか、
胸を張って言えない自分が恥ずかしくなった。

人をハッとさせるような真実のことばは、
彼女たちが今回出した回答のように、
普段は心の奥深くに眠っていることが多い。
だからこそ、それを引き出すことは一筋縄ではいかないのだ。

実際、ミッションを受け取ってから今日までの何時間かで
彼女たちがブレインストーミングで出した付箋には、
意味不明な言葉や当たり前のような言葉、
安直な言葉ばかりが書かれ、模造紙の上に雑然と並んでいる。
彼女たち自身も「こんな自由な雑談ばかりしていて
本当に企画が出来上がるのだろうか」と内心不安らしい。

でも、何が化けるかはだれにもわからない。
彼女たちの内から生まれ出てきたものには
何かしら必ず価値があるのだ。
その価値に気づき、磨くのは彼女たち自身だ。
たくさんの遠回りをしながらも、楽しんで山登りをしている
彼女たちは、今はガラクタにしか見えない
たくさんのことばたちに埋もれている。
この宝の原石からどんなものを発見するのだろうか。
どうか恐れず前へ前へ、勇気を持って進んでほしいと、
心から願う。


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