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2012年6月18日

チームワークを育むために必要なこと

前回の授業で自分たちがインターンする企業が決まり、
無事チームを作ることができた。

これから長い道のりを経て、
生徒たちはどのような成長を遂げるのだろうか。

今の段階では、どのチームもアンバランスな編成で
不安要素のほうが遥かに大きい。

極端に人数の少ないチーム、
コミュニケーションを取るのが苦手なチーム、
リーダーシップを取る生徒がいないチーム。

企業から与えられたミッションに対する
自分たちなりの答えを導く過程で、
チームワークを育てていかなければならない。

そんな彼女たちに考えさせるきっかけを作ろうと思い、
TEDの“ある映像”を見せることにした。

デレク・シヴァーズ「社会運動はどうやって起こすか」

たった3分間で「社会をいかにして動かすか」について
明確に示したこの映像を見せようと思った理由は二つあった。

一つはチームリーダーがリーダーシップを発揮することよりも
一人のメンバー(フォロワー)がリーダーについて行く勇気を持ち、
リーダーが発した一言に乗っかり波を作ること。
そして、リーダーはその波を作った最初のメンバーを
対等に扱う大切さに気づいて欲しかったからだった。

昨年の授業で一番問題だったのは、チームリーダーが背負う責任が
あまりにも大きかったことだ。
話し合い一つ取ってみても、舵取りはすべてリーダーに任され、
停滞するとリーダーが一人で抱え込んで苦しんでいた。

そのほかのメンバーも当然苦しんでいたが、
「どうせリーダーが仕切ってくれるだろう」
という空気が流れる場面を何度も目にしてきた。

そんな考えを覆したくて、
チームワークを育むためには何が必要なのか、
この映像を通じて考えさせようと思った。

そしてもう一つは、限られた時間内で自分たちなりの結論を導き、
それを人に伝えることの難しさとすばらしさを感じさせること。

生徒たちに見せた映像がどれほど綿密に考え抜かれ
作られているものか、人の心を動かすプレゼンテーションとは
一体どういうものか、彼女たちに実際に見て感じてもらおうと考えたのだ。

3分間の映像を彼女たちは食い入るように見つめていた。
その姿から彼女たちの気持ちにスイッチを入れることができたと確信した。

映像を観終わると、彼女たちに今日のゴールを提示した。
「自分たちがインターンする企業が、何故このミッションを出したのか?
その背景を調べ、自分たちなりの考えを3分間で発表する」というものだ。

限られた時間内で、自分たちがインターンする企業と
どれだけ真剣に向き合い、一つの結論を導き出せるか。
人に伝えるということがいかに難しいことなのか。

この二つを感じてもらうことができたら、今日の授業は成功だ。

彼女たちは配布された資料を眺めながら、
誰からとなく自然な流れで話し合いを始めた。
昨年度の授業では考えられない光景である。

時間はあっという間に過ぎ、発表の時間となった。
張り詰めた空気の中で、全チームが滞りなく発表を終えた。

授業を終えてから、いつものように感想を書かせてみると、
さまざまな気づきを得たことがわかった。

リーダーである自分の発した一言に責任の重さを感じた生徒。

頭で描いたものを言葉にして伝える難しさを感じ、
先ほど観たプレゼンテーションとは程遠い発表をした
自分の力のなさに打ちのめされた生徒。

他のチームの発表を見たことによって、
自分の発表を客観視することができた生徒もいた。

小難しいことをつらつらと並べても、心に響かないということ。
かといって、自分がした発表のように、どんなに熱弁しても
聴衆に伝わるとは限らないということを肌で感じ、
空回りししまったことを綴っていた。

その彼女は、さらにこんな感想も残していた。
「とにかく緊張した。
自分が置かれている状況を楽しむことが出来なかったのは
非常に残念だったが、それが出来るようになったとき、
きっとチームや自分の心構え、企画に対して
何かしらの楽しさや嬉しさ、誇りを持てるようになるのではないかと思う。
そのことを想像するとワクワクします」

実際に見て、感じたことをすぐに実践してみることは
うまくいかなければいかないほど、強烈な体験として残る。

自分たちに何が足りないのか、それぞれが感じることができた。
しかし、成長のために必要なことは
今出来ていないたくさんのことをあげつらうのではなく、
自分たちの強みをしっかり把握できるようになることだと思う。

彼女たちは、つい自分が出来ていないことばかりに目がいってしまい、
すでに持っている強みを知らない。
それが最大の弱点だ。

その壁を乗り越えるためには、彼女たち自身が
チームメンバーそれぞれの強みを互いに発見し、認め合うこと。
それぞれが適材適所で力を発揮できるような関係を築いていくことである。

導いてくのは私ではなく、彼女たちでなければならない。

チームとして必要なことは何か。
一年後、彼女たちはどんな結論を導き出し
私に見せてくれるのだろうか。


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